記事一覧:寄稿23

  • 経産省の暴走で迷走する都市ガス全面自由化議論

    寄稿
    経産省の暴走で迷走する 都市ガス全面自由化議論

    2015年1月17日号  

    都市ガスの小売り全面自由化議論が混迷している。電力・ガス政策に関して自由化至上主義にとらわれた経済産業省の“暴走”で、緻密な議論もなされないままだ。社会保障経済研究所の石川和男理事長が、国益を損ないかねないこの政策の危うさを論じる。

  • 財政再建の秘策となるか社会的インパクト投資

    寄稿
    財政再建の秘策となるか 社会的インパクト投資

    2014年12月20日号  

    日本にとって頭が痛い財政再建問題。だが、民間資金を使って解決する“秘策”が生み出され、世界の注目を集めている。しかも、社会的な課題も同時に解決するというもの。仕組みを紹介するとともに、英国の先進事例などを見ていくことにする。

  • ポスト・タイの有力候補ラオス直接投資の勘所

    寄稿
    ポスト・タイの有力候補 ラオス直接投資の勘所

    2014年12月13日号  

    経済成長で周辺国に後れを取ってきたラオスだが、近年、日本からの投資が急増している。2015年には、輸入関税が撤廃される「アセアン経済共同体」が発足し、域内の工場再編も進むとみられている。投資先としてのラオスの可能性を探った。

定期購読キャンペーン

記者の目

  • 編集委員 藤田章夫

    新NISAを追い風にする保険業界のしたたかさ

     新NISAが1月からスタートし、保険の販売には逆風かな?と思っていたら、「むしろ追い風になっていますよ」との声が多数。
     資産運用の相談に来た人に、「投資信託は資産が減ることもありますが、変額保険の死亡保険金額には最低保証があります」と言えば、「保険の方がいいか」となるようです。
     本来は、資産を運用したいのか保障が欲しいのか、目的に応じて使い分けたいところですが、これがかなり難しい。
     そこで、保険ジャーナリストの森田直子さんとファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さんに、保険と運用それぞれの立場から対談を行っていただきました。面白過ぎて、対談時間はあっという間に過ぎました。ぜひご一読ください。

  • 副編集長 名古屋和希

    “予定調和”の買収は今後減少?

     第一生命ホールディングスが3月に福利厚生代行のベネフィット・ワンを買収しました。この買収劇は異例の展開をたどりました。
     先に買収を表明したのは医療情報サイト運営のエムスリーでした。そこに第一生命が参戦したのです。結局、エムスリーよりも好条件を提示した第一生命が買収戦を制しました。大企業による対抗的な買収は極めて珍しいものです。
     従来、事業会社はイメージ悪化などを恐れ、「敵対的」な買収を控えてきました。ただ、近年はルール整備などを背景に「同意なき買収」が広がる機運が出ています。買収が活発になれば、企業・業界の新陳代謝も促せます。今後、“予定調和”の買収は減っていくかもしれません。

最新号の案内24年4月27日・5月4日合併特大号

表紙

特集保険vs新NISA 今「契約したい保険」は? 生保商品ベスト&ワーストランキング

保険とNISA、どちらに資金を振り向けるべきか──。新NISAをきっかけに投資熱が高まる中、多くの人が抱える悩みだ。そこで保険とNISAで迷ったときの考え方や保険の見直し方、保険のプロ29人が辛口採点した生命保険商品ランキングを、業界の深部…

特集2変局 岐路に立つNHK

NHKが大きな岐路に立たされている。今国会で放送法改正案が可決されれば、ネット視聴も受信料徴収の対象となる。一方で、今後、NHKの受信料収入は人口減やテレビ離れを背景に先細る可能性が高い。職員数1万人を誇る巨大公共放送機関は、「みなさまのN…