記事一覧:カラダご医見番 先進医療&新薬シリーズ15件
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カラダご医見番 先進医療&新薬シリーズ
糖尿病治療薬
2012年3月31日号現在、全世界の糖尿病患者は2億5000万人。しかも毎年、700万人(10秒に1人)が新たに糖尿病を発症、このままでいくと2025年には患者数が3億8000万人を超えると予想されている。
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カラダご医見番 先進医療&新薬シリーズ
ドラッグ・デリバリー・システム
2012年3月24日号先月、米国の学術誌「Science」に一つの臨床試験結果が報告された。閉経後骨粗鬆症の女性の皮膚の下に、骨量の増減に関連するヒト副甲状腺ホルモンを封入したマイクロチップを埋め込み、双方向のワイヤレス通信で1日1回、薬剤を放出。
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カラダご医見番 先進医療&新薬シリーズ
認知症の発症リスク
2012年3月17日号米国の小さな町フラミンガムで1948年から継続している国家的調査研究がある。至ってシンプルに「フラミンガム・ハート・スタディ(FHS)」と命名されたこの研究は、循環器分野ではバイブルに匹敵する権威。
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カラダご医見番 先進医療&新薬シリーズ
自己評価健康状態(self-rated health)
2012年3月10日号どうやらわれわれの寿命は思った以上に「自己責任」らしい。なにしろ「健康状態は最悪」と自己評価している人は「最高」と自賛する人の3.3倍、死亡リスクが上昇するのだから。
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カラダご医見番 先進医療&新薬シリーズ
NKT細胞を用いた免疫療法(Chiba-NKT)
2012年3月3日号昨年末、千葉大学附属病院から申請されていたNKT細胞を用いた免疫療法(Chiba-NKT)が進行再発非小細胞肺がんを適応として先進医療の承認を受けた。
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カラダご医見番 先進医療&新薬シリーズ
心血管疾患とラブ・アフェア
2012年2月25日号一度でも心臓発作を起こすと、誰もが日常生活に不安を覚えるだろう。自然に心拍数を上げる運動や労作を避けるようになる。いわんやセックスをや。性生活の欠如は心血管疾患がもたらす深刻な「後遺症」で、適応障害やうつ病の引き金になることも珍しくはない。
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カラダご医見番 先進医療&新薬シリーズ
ES細胞を使った再生医療
2012年2月18日号先月、米バイオ企業のアドバンスド・セル・テクノロジー社があらゆる細胞に変化できるES細胞(胚性幹細胞)から作製した網膜細胞を加齢黄斑変性症で失明しかかった高齢女性2人に移植し、視力を回復させることに成功したとのニュースが大々的に報道された。
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ライフスタイルと運動
2012年2月11日号風が吹けば桶屋が……ではないが、欧州心臓学会の機関誌に発表された研究結果によれば「自家用車とテレビの両方を所有していると、非所有者よりも心疾患を起こすリスクが27%上昇する」そうだ。
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エピジェネティクス創薬
2012年2月4日号バイオ創薬が当たり前になった21世紀。今年はバイオ医薬品の特許切れ後を狙う「バイオシミラー(バイオ後発品)」開発も本格化すると予想される。先行バイオ医薬品は「高額医療」の代名詞でもあり、後発の廉価版が市場に出回れば切り替えは必至。
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フィンゴリモド塩酸塩
2012年1月28日号多発性硬化症(MS)という国指定の難病がある。神経細胞から伸びる細い神経の線(軸索)を覆う「ミエリン」がなんらかの原因で障害され、軸索がむき出しになり、神経の電気的信号がうまく伝わらなくなる疾患だ。
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カラダご医見番 先進医療&新薬シリーズ
メラトニン受容体作動薬
2012年1月21日号さすがに正月気分も落ち着き、日常のリズムを取り戻した頃だろう。まだ調子が出ない方は、体内時計と社会生活リズムが再び同調するまで早寝を心がけ、朝はまず、日光を浴びること。1~2週間ほどで睡眠・覚醒サイクルがリセットされる。
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カラダご医見番 先進医療&新薬シリーズ
食塩制限
2012年1月14日号塩分の過剰摂取が血圧の上昇をもたらすのは科学的に証明されている。疑義を挟む余地はない。日本高血圧学会の高血圧治療ガイドライン(2009)による1日の食塩摂取基準は6グラム未満で、「本来はもっと少なくするべき」(循環器専門医)という意見が多い。
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禁煙ワクチン
2012年1月7日号喫煙者への風当たりは厳しさを増す一方だ。アイスランドではタバコの小売りを法律で禁じたうえ、「ニコチン依存症」の患者には医師の処方下でのみ、喫煙を許そうという動きまであるらしい。そこまで極端ではないが、日本でも喫煙者の肩身は狭い。新年を機に禁煙を誓う方もおられるだろう。
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カラダご医見番 先進医療&新薬シリーズ
カルパイン阻害剤
2011年12月24日号日本人の中途失明原因の第1位は、視神経と網膜の細胞が進行性に死滅し徐々に視野が欠ける「緑内障」という眼病。40代の20人に1人が患っていると推定される。
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カラダご医見番 先進医療&新薬シリーズ
アルコール脱水素酵素1Bとアルデヒド脱水素酵素2
2011年12月17日号そろそろ忘年会シーズンなので、酒席の小ネタを。日本人は酒に弱いことが知られている。これを決定するのはアルコール分解能で、具体的にはアルコール脱水素酵素1B(ADH1B)とアルデヒド脱水素酵素2(ALDH2)の活性だ。