今週の週刊ダイヤモンド2025年2月1日号[990円]
医療機器・化学・医薬品
医学の進歩や長寿命化により、欧米を中心とした世界の医療機器市場は拡大を続けている。2023年のグローバルの医療機器売り上げはおよそ80兆円に達し、今後も年平均成長率6%前後のペースで伸びていくとみられている。それを察知した日本政府は、50年までに日系医療機器メーカーのグローバル売上高を現在の約3倍となる21兆円にする目標を掲げ、支援策を講じている。医療機器業界は米国勢が幅を利かせているが、国内では専業、兼業のメーカーが乱立し、日夜しのぎを削っている。高い技術力を誇る日本の医療機器業界の戦いを追う。
ココが見どころ
キヤノン御手洗会長が「メディカルてこ入れ」を明言!宿敵・富士フイルムに勝つ作戦とは?
『週刊ダイヤモンド』2月1日号の第1特集は「医療機器『80兆円市場』争奪」です。日本の医療機器市場では、日立や東芝、パナソニックなど大手電機メーカーが参入していましたが、相次いで撤退しました。今では、M&A攻勢で急成長したキヤノンや富士フイルムがCTやMRIの分野で覇権を争っています。キヤノンが宿敵・富士フイルムに勝つための秘策とは?
目次
【特集】
- 投資家が熱視線!
- 医療機器
- 「80兆円市場」争奪
「Part 1」巨大電機メーカーが続々撤退する一方、キヤノン・富士は躍進 M&A合戦で激変する医療機器業界
- 日立・東芝・パナソニックは次々と撤退 医療機器業界「最新勢力図」
- コピー機大手が医療機器に相次ぎ参入 「買収シナジー」で明暗
- パナソニック、日立は既に”切り売り”画像診断の「次の再編」は?
- (Column)「AI医療機器後進国」から日本が抜け出せない理由
「Part 2」医療機器「専業ツートップ」が国内市場をけん引 オリンパス、テルモ「1兆円作戦」
- 急成長中のテルモが「稼ぐ力」で独走 体温計の老舗で優勝劣敗
- 前社長の薬物騒動で会長が”復帰登板”オリンパス「1兆円」の道筋
- オリンパスとテルモの関係を徹底検証 2強は「善き隣人」が最適
- (Interview)鮫島 光●テルモ代表取締役社長CEO
「Part 3」給料、成長性、”有望株”をランキングで徹底解明 医療機器104社「最新序列」
- ヘルスケア産業はコロナ禍で序列激変! 93社「賃上げランキング」
- テルモ、シスメックス、マニー、JMDC… 医療機器の強い株を発掘
- 医療機器関連67社の成長性を徹底分析 「サバイバル力」ランキング
- (Column)医療業界ではびこる賄賂 商慣行が不正の土壌に?
【特集2】
- 化学サバイバル!
【特集3】
- ジェネリック再編
- 薬不足はいつ終わる?
【緊急特集】
- トランプ大統領就任
- どうなる経済? どうなる日本?
「ウォール・ストリート・ジャーナル発」
- トランプ新政権経済顧問が示す「20%関税」の効果
「政策マーケットラボ」
- 朝鮮半島、2025年は北朝鮮が存在感!? 韓国混乱、トランプ復権で日米韓連携正念場
- 田中 均●日本総合研究所国際戦略研究所特別顧問、元外務審議官
- 25年も米国株「独り勝ち」 テック以外の有望業種は?
- 小林千紗●UBS SuMi TRUSTウェルス・マネジメント ジャパン・エクイティ ストラテジスト
「Data」
- (数字は語る)
- ▲1.9% 2025年度の国の予算案のうち、社会保障関係費の構成項目である「医療」の前年度からの伸び率(対GDP比)●小黒一正
「ダイヤモンド・オンライン発」
- 社会に出てから後悔しないために! 就活の「必須作業」とは
【連載・コラム】
- 牧野 洋/Key Wordで世界を読む
- 池上彰と増田ユリヤの世界最前線
- 藤田一郎/大人のための最先端理科
- 菅 義偉/官邸の決断
- 井手ゆきえ/カラダご医見番
- 深堀圭一郎のゴルフIQを高めよう!
- Book Reviews/佐藤 優/知を磨く読書
- Book Reviews/オフタイムの楽しみ
- Book Reviews/目利きのお気に入り
- Book Reviews/ビジネス書ベストセラー
- 後藤謙次/永田町ライヴ!
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- 世界遺産を撮る
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