最新号

最新号表紙

2024年11月23日号
[990円]

今週の週刊ダイヤモンド2024年11月23日号[990円]

最新号表紙

特集 自動車・サプライヤー非常事態

トヨタ自動車が空前の利益をたたき出す一方、サプライヤーは生産コストを価格に転嫁できず、苦境にある。部品メーカーが完成車メーカーに依存し支配される現状は、技術革新で出遅れる原因にもなっており、このままでは自動車業界が地盤沈下しかねない。サプライヤーの幹部ら251人から回答を得たアンケートの結果を基に、同業界の病根に切り込む。

ココが見どころ

自動車部品メーカー幹部250人が暴露する「業界の闇」トヨタ、日産役員がもらう昇進祝いは10万円!?

『週刊ダイヤモンド』11月23日号の第1特集は「自動車・サプライヤー『緊急事態』」です。完成車メーカーが空前の利益を上げる一方、生産コストを製品価格に転嫁できず経営難に陥っている部品メーカーが少なくありません。ダイヤモンド編集部は、自動車メーカー取引先アンケートの251人の回答を基に、「下請けいじめ」といった自動車業界の闇に切り込みました。

目次

24年11月23日号

  • 【特集】自動車・サプライヤー 非常事態


  • 「Part 1」アンケートで解明 下請けいじめの実態

  • ケイレツが「強み」から「リスク」に! 自動車サプライチェーン激変
  • トヨタ・ホンダ・日産の実態を辛口評価 サプライヤー幹部250人調査
  • リベート要求続き、損失の押し付けも 日産「下請けいじめ」実態解明!
  • リベートの要求に短納期の無理強い ホンダでも「下請けいじめ」
  • トヨタが「買いたたき」方針を大転換も 取引先が不満を募らせる理由


  • 「Part 2」王者トヨタの憂鬱

  • 三菱電機とトヨタ系アイシンの合弁協議 異業種タッグ「破談」の裏事情
  • VW撃沈でもボッシュ・コンチは快走 独メガサプライヤー躍進の秘訣
  • グループ企業で1億円プレーヤー続々 役員報酬が示すグループ内序列
  • EVバッテリーに補助金7000億円 電池サプライヤーの新勢力図


  • 「Part 3」レガシー業界 崩壊の序章

  • ホンダ、日産、三菱の提携の鍵握る 日立アステモの「大変身」
  • ブリヂストンの防振ゴム売却は大損失 中国に買われる日本のお宝技術
  • 役員がもらう「昇進祝い」は10万円! 下請けが接待、贈答額を暴露
  • 完成車メーカーにおんぶにだっこで後手 サプライヤーを蝕む依存体質
  • 自動車業界の"搾取構造"はもう限界… 自動車部品メーカー幹部の悲痛な叫び


  • 「Part 4」自動車業界216銘柄 「賃上げ・人材採用力」ランキング

  • 高年収、脱・男性優位を達成した企業は? 人材の多様性では日産に軍配


  • 【特集2】ビール 最後のバブル



  • 【News】

  • 「緊急対談」激震! トランプ復権で円安進行 インフレ上振れる日本
  • 河野龍太郎●BNPパリバ証券経済調査本部長チーフエコノミスト×小林俊介●みずほ証券エクイティ調査部 チーフエコノミスト


  • 「ウォール・ストリート・ジャーナル発」

  • トランプ氏、ウクライナ戦争終結に向け迫られる選択
  • ハイブリッド重視のトヨタ、トランプ政権発足が追い風に


  • 「政策マーケットラボ」

  • 日銀「12月利上げ」可能性高まる 10月会合に示された"七つのヒント"
  • 森田京平●野村證券金融経済研究所チーフエコノミスト
  • 石破政権「官邸入り」官僚人事の哀歓 笑えない旧自治省と強かな財務省
  • 種市房子●ライター


  • 「Data」

  • (数字は語る)
  • 120兆~250兆円 2040年時点で日銀が保有する長期国債残高の試算値●久後翔太郎


  • 「ダイヤモンド・オンライン発」

  • パーパス、クレド…カタカナ語に振り回される会社と改革につなげる会社の"決定的な差"


  • 【連載・コラム】

  • 牧野 洋/Key Wordで世界を読む
  • 藤田一郎/大人のための最先端理科
  • 菅 義偉/官邸の決断
  • 池上彰と増田ユリヤの世界最前線
  • 井手ゆきえ/カラダご医見番
  • 深堀圭一郎のゴルフIQを高めよう!
  • Book Reviews/佐藤 優/知を磨く読書
  • Book Reviews/オフタイムの楽しみ
  • Book Reviews/目利きのお気に入り
  • Book Reviews/ビジネス書ベストセラー
  • 山本洋子/新日本酒紀行
  • 後藤謙次/永田町ライヴ!
  • From Readers From Editors
  • 世界遺産を撮る

次号予告

2024年11月30日号

特集2025年中学受験直前 わが子が伸びる中高一貫校&塾

特集2武田薬品工業 リストラ最終章!?

※特集タイトルや内容は、変わることがあります。

定期購読のご案内

記者の目

  • 編集部 宮井貴之

    カレー物価指数と締切と時々ダイエット

     スパイスを買いそろえて自ら作るほどカレーライスが好きだ。もちろん食べ歩きも好きで、以前の職場にいたインド出身の同僚からお薦めの店を聞いては、開拓するのが日々の楽しみだった。
     だが、そんなささやかな趣味にも値上げの波が容赦なく押し寄せた。帝国データバンクによると、カレーライス1食当たりのコストを示す「カレーライス物価」が6カ月連続で最高値を更新したという。野菜の価格が下落した一方、コメ価格の高騰が全体を押し上げた。
     趣味を奪われると嘆いたものの、足元を見るとたるんだ腹が。原稿の締め切りが近づくたびに暴食してきたのだ。趣味を運動に切り替える好機か。そうポジティブに捉えることにしよう。

  • 副編集長 清水量介

    酔い止め対策で自動車需要喚起?

     かつては自動車の運転が好きで、マツダのロードスターに乗っていました。しかも、マニュアルです。
     ところが、今は自動車を所有していません。所有しない理由は二つです。「家から徒歩で1分程度のところにカーシェアの拠点が複数登場した」ことが一つ。
     もう一つは「子どもたちの車酔いが激しく遠出ができない」ことです。近場の移動だけに多大なコストがかかると思うと、所有する気が起こらないのです。都市部では、そんな人たちが増えているのではないでしょうか。
     自動車メーカーや部品メーカーの方々は、自動車需要の底上げのために「画期的な子どもの酔い止め」対策にトライしてみるのもいいかもしれませんね。

先週号の案内2024年11月16日号

表紙

特集大学格差

2025年度入試は「大学の二極化に最も拍車を掛けた年」と後々振り返ることになるだろう。大学入学共通テストは「新課程入試」となり、試験科目や出題範囲が変わる。難化する共通テストを受験生が敬遠したくなるこのタイミングで、首都圏の私立大学では単純…