記事一覧:特集22552

  • 特集2
    冠婚葬祭互助会238社 経営健全度ランキング

    2013年9月21日号  

    なぜ経産省は、かくもいいかげんな対応を行うのか。その答えは明白だ。財務状況を明らかにしたら、互助会の財務基盤の脆さが白日の下にさらされてしまうからである。経産省と業界がひた隠す互助会の財務実態を知るため、本誌は経産省に対して情報開示を請求。業界団体である全互協加盟全社(一部非加盟社も含む)の財務情報を、約8カ月かけて取得した。

  • 特集2
    藤島安之(互助会保証社長)インタビュー

    2013年9月21日号  

    これまで堅調に成長してきたが、最近では新規会員の勧誘が難しくなってきている。前受金が減るのはしばらく先だが、いずれ会員数が頭打ちになると大変なことになる。それまでに体質強化が必要だ。

  • 特集2
    【スクープ】 冠婚葬祭互助会の2割が 債務超過に陥っていた!

    2013年9月21日号  

    「古くからの会員には無料で祭壇をランクアップできる特典があります」京都府に住むAさん(57歳)の父親が亡くなったのは2011年12月のことだった。その当日、Aさんは、父親が生前に加入していた大手冠婚葬祭互助会(以下、互助会)の担当者と葬儀の打ち合わせを行った。葬儀費用をできるだけ抑えたいと思っていたAさんに対し、担当者は、祭壇を無料で26万円分もグレードアップする上に26万円の棺(ひつぎ)も無料と言う。Aさんはありがたい話だと思って承諾した。

  • 特集2
    1000万人超から2兆円を預かる巨大業界 冠婚葬祭互助会の危機

    2013年9月21日号  

    契約者数は1000万人超、預かるカネは約2兆4000億円に上る冠婚葬祭互助会。消費者の苦情は毎年3000件超という問題業界でありながら、その経営は今まで厚いベールに包まれてきた。ずさんな管理体制、驚きの財務状況、監督官庁との蜜月ぶり等々、知られざる実態を明らかにする。

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記者の目

  • 副編集長 千本木啓文

    10回目となる「儲かる農業」特集!記者冥利に尽きる「尖った農家」との出会い

     おかげさまで「儲かる農業」特集は今号で10年目となります。
     恒例企画の農協ランキングでは全国500JAの財務データと格闘しなければなりませんし(一番大変なのは私ではなくデータ分析担当ですが)、農協から6.9億円の損害賠償を求められたこともありました(出廷したのは証人尋問のみで、顧問弁護士と法務部に頼っていました。おかげさまで結果は完全勝訴)。
     そういった苦労があっても、特集を続けられたのは、読者の皆さまの励ましと、取材で出会う農家たちの魅力のおかげでした。農家は、東京・丸の内では会えない尖った人が多く、忘れられない、胸にぐっとくるゼリフをさらりと言います。今後も出会いを求めて取材を続けます。

  • 編集長 浅島亮子

    4月からの「新創刊」に寄せてご挨拶

     いよいよ4月より、創刊111周年のビジネス雑誌「週刊ダイヤモンド」は書店・コンビニエンスストアでの販売を終了し、定期購読を前提とした“サブスク雑誌”として生まれ変わります。
     2019年6月、弊社は経済メディアの先駆けとして、デジタルのサブスクリプション(継続課金)サービス、「ダイヤモンド・プレミアム」に参入。有料会員数を4.5万人まで順調に伸ばしてきました。今後は、雑誌とデジタルの双方でサブスク(会員)モデルへ大きく舵を切ります。
     市販最後の号では、どのような特集企画を組むかーー。創刊100周年や5000号記念の時もそうだったのですが、編集会議での結論は「一番のホットイシューを取り上げることこそ、ロイヤルユーザーの知的好奇心を満足させられる」というものでした。
     弊誌と共に111年の経済史を振り返るノスタルジー企画は却下。こうして決まったのが、人気特集「儲かる農業」です。農林中金の経営不振や令和のコメ騒動は、農協の二極化と農業従事者の世代交代を加速させます。次代の農業を切り開く主役にスポットを当てた特集を、自信を持ってお届けします。
     雑誌文化で育った世代ですので、市販停止に寂しさがないと言えば嘘になります。それでも、今回の決断は休刊ではなく「新創刊」です。今後も、産業界の未来に繋がる歴史の一ページを、読者の皆様と共に刻んでいければと思っています。新生・ダイヤモンド編集部が生み出すコンテンツにご期待ください。

最新号の案内25年4月5日号

表紙

特集儲かる農業2025

令和の米騒動で、国内農業の生産力が弱まっていることが明らかになった。米価が高止まりしているにもかかわらず、コメ農家の離農は過去最多となりそうだ。かつて農業の主役だったJAグループも混迷を深めている。だが、暗い話ばかりではない。農業の世代交代…