記事一覧:特集10409件
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特集 Part2
さえない小野薬品が乾坤一擲 世界の薬物治療を変えた!
2015年04月18日号大阪の中堅製薬会社である小野薬品工業が乾坤一擲、世界の薬物治療の主役に躍り出る新薬の開発に成功した。発売にこぎ着けるまでの15年間は長く険しいものだった。
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特集 Part2
がん免疫薬は どこまで効くのか?
2015年04月18日号健康な人の体内でも、実はがん細胞は日々生み出される。人の体には、異常な細胞をやっつけて体を守る免疫機能が備わっており、T細胞と呼ばれる免疫細胞が主体となって、がん細胞を攻撃して死滅させる。これによってがんの発症を防いでいる。
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特集 Part1
変貌するがん三大療法
2015年04月18日号がん専門病院として名高いがん研有明病院(東京都江東区)の泌尿器科医は深刻な面持ちで、右肩下がりのグラフを経営幹部に掲げてみせた。「前立腺がん、こんなに数字が落ちています」──。数字は、がん検査の腫瘍マーカーの値でもなければ、手術後の経過データでもない。院内で施した前立腺がん手術の数である。
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特集
がん 最前線
2015年04月18日号がんの三大療法である「薬物治療」「手術」「放射線治療」が変貌している。より長く生き続けられる「がん免疫治療薬」に期待が集まり、手術支援ロボット「ダビンチ」に人気が殺到。新しい放射線治療である「重粒子線治療」は日本が先頭を走る。製薬から電機、ベンチャーまで変化を起こすプレーヤーを軸に、がん三大療法の最前線に迫った。
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特集 Part3
上條誠二(インテュイティブ・サージカル合同会社社長)インタビュー
2015年04月18日号ダビンチの普及で重要なのは、システムが何台入ったかよりも、手術が何件行われたかだと考えています。この点、2014年は、前立腺全摘除術をはじめ、1万件近い手術が行われ、件数が大きく伸びました。
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特集 Part2
【PD‐1発見者】 本庶 佑(京都大学客員教授、静岡県公立大学法人理事長)インタビュー
2015年04月18日号私は免疫の専門家であり、がんの専門家ではありません。免疫の専門とがんの専門の間に「がん免疫」がある。がんの専門家は、がん免疫の世界の人たちが、効く効くと何十年も言い続けて研究費を得てきたのに、科学的に説得力のあるデータを出せてこなかったことに不信感を抱き、免疫に手を出さなかった。
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特集 Part2
東大病院で医師が大量辞職 働かぬ自浄作用に三くだり半
2015年04月18日号製薬会社との不祥事が2014年に露呈した東京大学病院の血液・腫瘍内科で医師が大量に辞職している。自浄作用が働かない上層部に、若手・中堅が三くだり半を突き付けているのだ。
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特集 Part3
3億円ロボットに病院殺到 日本を覆ったダビンチ旋風
2015年04月18日号手術支援ロボット「ダビンチ」が日本の手術室を席巻し始めた。前立腺がんでの保険適用を機に、病院は奪い合うようにダビンチを導入し始めている。医療現場の変化と、課題を探った。
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特集 Part2
競争激しいがん免疫薬を軸に 塗り替わる製薬業界の勢力図
2015年04月18日号がん免疫治療薬を軸に世界の製薬業界では新たな勢力図が描かれつつある。そこには国内製薬の代表格たちの姿はなく、チャンスを手にしたのは中堅勢らの方である。
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特集 Part3
ロボットが支配! 手術室の大変貌
2015年04月18日号現在普及している米インテュイティブ・サージカルの「ダビンチ」は、腹腔鏡手術を、ロボットの支援で進化させたもの。外科医が、操作ボックス(コンソーラー)に映る3Dの映像を見ながら、手元のコントローラーを操作することで、鉗子に当たる器具が動く仕組みになっている。
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特集 Part3
デイブ・ローザ(インテュイティブ・サージカル最高科学責任者)インタビュー
2015年04月18日号われわれは既に20年の歴史がありますが、ダビンチの開発では、二つの技術を重点的に発展させてきました。一つは手術する際の器具(鉗子)の手首に当たる部分で、もう一つは3Dによる映像です。
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特集 Part3
まるで医療界のiPhone? 部品は日本製でも開発は米国
2015年04月18日号ダビンチの成功を契機に、手術支援ロボットをめぐる開発競争も熱を帯びてきた。米国ではIT企業の参入が相次ぎ、日本でも各社の動きがようやく本格化し始めた。
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特集 Part5
患者の多い がん拠点病院100
2015年04月18日号質の高いがん医療を全国で提供するために約400のがん診療連携拠点があり、専門的な医療の提供や地域診療と連携している。拠点病院のうち、症例の多い100施設をリストにした。
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特集 Part5
多様化するがん保険商品 知らねば損する落とし穴
2015年04月18日号がんへの備えで真っ先に頭に浮かぶのが、日本独特の商品とされるがん保険だ。保険会社にとっては伸び代のある分野だけに新商品が相次ぐ一方、商品選びを間違うと後で泣きを見る。
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特集 Part5
がんが蝕む患者の財布 怖いのは支出より収入減
2015年04月18日号がんと診断された瞬間、脳裏をよぎるのは、自らの生き死にや家族のこと、そして、金の問題だ。治療費の捻出だけでない。現役世代にとっては、日々の生活の糧が危機にさらされる。
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特集 Part4
安倍首相もご執心の重粒子線 懸念されるガラパゴス化再来
2015年04月18日号国を挙げての普及機運が盛り上がりつつある重粒子線治療。政権は医療輸出の切り札として、成長戦略の一つにも掲げる。だが、世界への普及に向けたハードルはまだまだ高い。
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特集 Part4
“新”放射線治療は 救世主になり得るか
2015年04月18日号放射線治療の先端技術は、粒子線治療だ。一番の特徴は、これまでの放射線であるX線が、がん細胞だけでなく正常な細胞をも傷つけてしまうのに対し、粒子線はがん細胞だけにピンポイントで照射できることだ。副作用も少なく、体力に不安がある高齢者にも向いている。
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特集 Part4
【Column】 尿1滴で超早期発見も可能!? がんを嗅ぎ分ける線虫の“鼻”
2015年04月18日号3月に発表された研究成果が国内外の耳目を集めている。なんと、尿1滴でがんの有無が分かる判定法が見つかったという。健康不安を訴える本誌記者も判定してもらうべく福岡に飛んだ。
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特集 Part4
【Column】 アンジーの卵巣摘出で注目 遺伝子検査ビジネスの現在地
2015年04月18日号DNAの分析が手軽にできる個人向け「遺伝子検査」が注目を集めている。疾患リスクなどが分かるとうたわれる一方、現時点では簡単にがん対策に活用できるものではない。
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特集 Part4
重粒子線の開発と真逆を行く! 日本の放射線ベンチャーの挑戦
2015年04月18日号粒子線治療装置など大型投資が必要な医療機器ではなく、既に普及しているエックス線の放射線治療を進化させ、安価で利便性の高い医療の変革を目指す新進気鋭の国内ベンチャーがある。