記事一覧:シリコンバレーの流儀25

  • ベンチャー精神溢れる米国大学

    シリコンバレーの流儀
    ベンチャー精神溢れる米国大学

    2018年07月14日号  

    イノベーションの震源地として世界中の注目を集めるようになったシリコンバレーだが、そのエコシステムで重要な役割を果たしているのが大学だ。シリコンバレーには、その始まりから産学協同が根付いていた。現在のシリコンバレーにおいても、大学は優秀な人材を輩出し、スタートアップを生み出す原動力となっている。

  • シリコンバレー版高度成長

    シリコンバレーの流儀
    シリコンバレー版高度成長

    2018年06月30日号  

    今回のシリコンバレーの好景気は、当時のようなバブルではないというのが大方の見方だ。「こんなこと長くは続かない」と思っている人は、今回は少ない。それは、好景気を演出している主役企業が、実体のある新興大企業だからだ。

  • 「AIファースト」のススメ

    シリコンバレーの流儀
    「AIファースト」のススメ

    2018年06月16日号  

    今AI(Artificial Intelligence、人工知能)の話題が盛り上がっている。ただ、メディアでは「AIでどの仕事が奪われてしまうのか?」といった、AIによるイノベーションよりも、それによって生まれる“被害者”に焦点を絞った記事が多いのは残念だ。もっと主体的に考えられないものか。

  • 20年間進歩がない日本企業

    シリコンバレーの流儀
    20年間進歩がない日本企業

    2018年06月02日号  

    シリコンバレーに新しく赴任した日本企業の方と話していて、驚かされることがある。私がその方の会社が過去、シリコンバレーで投資活動をして、それと連携して日本での新事業創造に意欲的に取り組んでいたことを話すと、ほとんどのケースで、その事実を知らされていないのだ。

  • 理系女性が躍動する社会

    シリコンバレーの流儀
    理系女性が躍動する社会

    2018年05月19日号  

    先日、サンフランシスコでAI(人工知能)をテーマにしたカンファレンスが開かれた。主催者はMIT(マサチューセッツ工科大学)同窓クラブ北カリフォルニア支部。同大学は、米国を代表する理工系大学の一つだ。

  • イノベーションは「人」ありき

    シリコンバレーの流儀
    イノベーションは「人」ありき

    2018年04月28日号  

    今世界中のビジネスパーソンがイノベーションを起こすための情報を探しに、大挙してシリコンバレーを訪れている。しかし、ただ漠然と「何かホットな情報を探してこい」というような発想で人を送り出しているようでは、シリコンバレーからは何も学べない。

  • 「まず情報収集」がいけない理由

    シリコンバレーの流儀
    「まず情報収集」がいけない理由

    2018年04月14日号  

    最近、シリコンバレーに赴任してきた日本企業の駐在員の方にその目的を聞くと、ほとんどの場合「情報収集です」と答える。最近では「新事業のネタを探索に来ました」という方が増えているが、やることは基本的には情報収集である。

  • 「働き方改革」を再考する

    シリコンバレーの流儀
    「働き方改革」を再考する

    2018年03月31日号  

    最近、ある経済団体で講演したときのことである。最後に質問があった。「安倍首相に提案したいことは何かありますか?」。突然の質問にちゅうちょして、「『働き方改革』は、よく考えてやり直した方がいいのでは?」とコメントした。その瞬間、今まで熱心に聴いてくださっていたエグゼクティブの皆さんの顔色が変わり、会場が静まり返った。

  • スター人材をどう育てるのか

    シリコンバレーの流儀
    スター人材をどう育てるのか

    2018年03月17日号  

    前回は産業の「死」に光を当てたが、その「死」を回避するためにはイノベーションが欠かせない。その鍵となるのが「人」のマネジメントだ。創造力が求められるイノベーションのプロセスは、人の個性が関わる人間くさい営みが中心だ。しかも、イノベーションを起こす人材は、社内で活躍しているエリート社員とは限らないのがややこしいところだ。これまでの全社的な人事の価値観では合わない。「人中心」で経営を組み直すことが重要なのである。

  • 産業の「死」に光を当てる

    シリコンバレーの流儀
    産業の「死」に光を当てる

    2018年03月03日号  

    自動車業界が天地がひっくり返るような激動の時代に突入しつつあることに異論を挟む人はいないであろう。おそらく、自動車業界の人は不安なのではないか。そのような心理がよく分かる。なぜなら、私自身が産業を破壊される側と破壊する側の両方を経験しているからだ。

  • 花形産業が消滅するとき

    シリコンバレーの流儀
    花形産業が消滅するとき

    2018年02月17日号  

    「Start Your Impossible(不可能のチャレンジへ一歩踏み出そう)」。今年初めに、米ラスベガスで開かれた家電見本市「CES」の壇上でこう高らかに宣言したのは、シリコンバレーのIT企業トップではなく、トヨタ自動車の豊田章男社長だった。豊田氏はカーレーサーとあって、有名なF1レース「インディ500」のレース直前にアナウンスされる“Start Your Engines!”をもじったのであろう。

  • シリコンバレーはバブルではない

    シリコンバレーの流儀
    シリコンバレーはバブルではない

    2018年02月03日号  

    ある仮想通貨のスタートアップでは、社員のパーティーで、1本何万円もするドンペリニヨンのシャンパンを湯水のように振る舞う場面がある。また、瀟洒(しょうしゃ)なオフィスに入居し、社員の福利厚生の一環として無料のランチや無料の送迎などが付くスタートアップも少なくない。今、シリコンバレーは空前のベンチャーブームが起きている。ここ3年、全米のベンチャー投資額は、日本の約1500億円に対して6兆円規模を維持している。そのため「シリコンバレーの活況はバブルではないか」と尋ねられることが増えた。

  • 仮想通貨は“本物”なのか

    シリコンバレーの流儀
    仮想通貨は“本物”なのか

    2018年01月20日号  

    私の関連ベンチャーキャピタル(VC)の投資先であるスタートアップが最近ICO(イニシャル・コイン・オファリング)を行った。ICOとは、株式のIPO(イニシャル・パブリック・オファリング=株式公開)をもじったもので、企業が上場して新規に株式を発行する代わりに、トークンと呼ばれる電子的な権利を一般公募で売り出すもの。

  • マッケンナに学ぶ未来を知るすべ

    シリコンバレーの流儀
    マッケンナに学ぶ未来を知るすべ

    2017年12月30日号  

    シリコンバレーの成長を支え「シリコンバレーを作った25人」の一人といわれる、レジス・マッケンナとの出会いは1990年代中ごろだった。彼の誘いで、彼のコンサルティング会社に入ったことがきっかけで、私は日本企業への新事業創造に関わるコンサルティングを始めることとなった。何度も一緒に日本に出張し、その時間を独り占めできたのはとても幸運なことだったと思う。

  • 真のコンサルティングとは何か

    シリコンバレーの流儀
    真のコンサルティングとは何か

    2017年12月16日号  

    私の会社は、シリコンバレーのスタートアップやベンチャーキャピタル(VC)と関わりながら、企業への新事業創造のコンサルティングをしている。私のビジネスパートナーは、シリコンバレーの発展と共に歩んできた人物で、リチャード・メルモンという。

  • たかが英語、されど英語

    シリコンバレーの流儀
    たかが英語、されど英語

    2017年12月02日号  

    ある大手日本企業の現地法人が、シリコンバレーの有力者たちを集めてイベントを催した。テーマは、「シリコンバレーコミュニティーとの連携」。その現地法人の日本人社長は英語のスピーチの中で「エイリアン」という言葉を繰り返した。エイリアン(alien)とは「異邦人、異星人、(招かれざる)外国人」を指す言葉だ。どうやら日本人社長は、アライアンス(alliance:同盟)という言葉を「エイリアン」と発音していたらしい。

  • スタートアップとどう向き合うか

    シリコンバレーの流儀
    スタートアップとどう向き合うか

    2017年11月18日号  

    事業創造には、帰納法的アプローチと演繹法的アプローチがあることは前回述べた。多くの既存企業は帰納法的アプローチを取っている。顧客を観察することから共通のニーズを理解することが基本だ。一方、ベンチャー企業、とりわけスタートアップと呼ばれる急成長する企業は、演繹法的アプローチを取る。仮説に基づいて潜在ニーズを想像し、事業設計するのである。既存企業が思いも寄らない事業を展開することにより大きな成功が期待できる一方で、失敗の確率が高い。

  • シリコンバレーは演繹法の発想で

    シリコンバレーの流儀
    シリコンバレーは演繹法の発想で

    2017年11月04日号  

    「携帯電話の顧客が一番嫌うのは、電池が切れることだ」「日本の携帯ユーザーはテンキーで日本語入力するのでQWERTYキーボード(パソコン配列のキーボード)は要らないはずだ」米アップルがiPhoneを発表したときの日本企業やメディアの反応はこのようなものだった。だから、「iPhoneは日本では売れない」と結論づけていた。

  • 【特別対談】校條 浩×ジェシー・マクウォータース

    シリコンバレーの流儀
    【特別対談】 校條 浩×ジェシー・マクウォータース

    2017年10月21日号  

    今後、フィンテックの影響力が増す上で、既存の金融機関はどう対処すべきか(連載第5回参照)。「世界経済フォーラム」で調査・研究をしてきたジェシー・マクウォータース氏の来日を機に、校條浩氏が対談した。

  • 「謎」を解き明かすマイクロVC

    シリコンバレーの流儀
    「謎」を解き明かすマイクロVC

    2017年10月07日号  

    「東証がITシステムに初採用した『謎の米ベンチャー企業』の正体」といった内容の記事が今年9月、「週刊ダイヤモンド」に掲載された。東京証券取引所という日本経済の中心舞台で、情報システムが次世代へ更改されるに当たり、その技術基盤が日本を代表するIT企業の手から米国企業に渡った。しかも、その米IT企業は、創業10年そこそこの「謎のベンチャー企業」だというものだ。

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記者の目

  • 編集長 深澤 献

    サプリ漬けよりアプリ漬けが安上がり&健康的?

     既存の産業にテクノロジーを結び付けて新市場を創り出す「X-Tech(クロステック)」。その一つであるヘルステックが引き起こす医療産業の激変を、今号の特集では描いています。
     自分自身の生活を振り返っても、運動記録や健康情報の管理は完全にスマホとスマートウオッチ任せ。枕元にスマホを置き、睡眠分析によって眠りの浅いときを狙って起こしてくれる目覚ましアプリを愛用しているし、専用アプリで食事の記録を取るだけで、ダイエットなんて簡単にできることも実証済みです。
     サプリ漬けよりアプリ漬けの方が、安上がりで健康的かも。いずれ、医者が薬ではなく、お薦めアプリを処方するなんて時代が来るかもしれません。

  • 編集部 土本匡孝

    タケダの巨額買収は「英断」か「破滅への序章」か

     超大型買収合意で注目の武田薬品。現役・OB社員、創業家筋、アナリスト、製薬他社など多くの人に話を聞きましたが意見はバラバラ。「ものは捉え方次第」という言葉が脳裏に浮かびました。
     買収賛成派は「外国人経営者故の英断」、反対派は「破滅への序章」。湘南の研究体制見直しも、擁護派は「労働者のために手厚いオプション」、糾弾派は「実質指名解雇の大リストラ」──。ある現役社員は「既に外資系会社。日本の老舗だとみるから報道のポイントがみんなずれている」と話し、印象的でした。
     私事ですが、夏季休暇前に終えるはずの編集作業がずれ込み、旅行中にする羽目に。ブラック職場か、大好きな「書く仕事」を存分にできて幸せかも捉え方次第。

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