先月27日、静岡地裁は、1966年に静岡県で一家4人が殺害、放火された袴田事件の再審開始を決定するとともに、「世界で最も長く収監されている死刑囚」としてギネス世界記録にも認定された袴田巌氏(78)に対する死刑執行の停止と即時釈放を決定した。検察内でも「危うい」と言われてきた事件の一つであり、「予想外」と言いながらも再審開始決定そのものは検察にとって想定の範囲内だった。ただ、地裁が前例にない即時釈放を認めたばかりか、捜査機関による重要証拠のねつ造にまで踏み込んで言及した点は検察幹部の不興を買う結果となり、検察の即時抗告によって舞台は東京高裁に移ることとなった。今回は、この決定までの経過を振り返り、改めて問われる検察の証拠に対する姿勢について触れてみたい。

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