安倍自民党の圧勝に終わった参議院議員選挙を振り返ると、いろいろなことが見えてくる。NHKをはじめ各テレビ局が主催した党首討論会では、自民党対その他の政党という構図の中で、自民党が孤立しているかに思えた。原子力発電、集団的自衛権の行使、憲法改正などを例に取れば、公明党および野党にニュアンスの違いはあってもほぼ反対一色で、安倍晋三首相一人がその他の党首を相手に闘っているという風情だった。自民圧勝という結論は、メディアが報ずるこの雰囲気が世論の実態と大きく乖離していたことをあらためて感じさせた。国民が考え、感じている方向に沿って、事前の党首討論のあり方をもっと充実させる方法はないのだろうか。そうすれば議論は深まり、国民にとって考える材料を提供できるはずだ。政策論争のあり方にひと工夫もふた工夫も凝らす責任がメディアにあると思うことしきりである。

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