「東京渡辺銀行は3月14日午後1時30分、手形交換尻33万7千円の決済不能の為めに、遂に支払を停止した。(中略)同日田大蔵次官から、議会出席中の片岡蔵相に報告された文面である」(1927年3月21日号「財界概況」)時の若槻礼次郎憲政会内閣の蔵相・片岡直温は、田昌次官からのこの報告をそのまま議会で発言したため、実際には資金繰りにめどの立っていた東京渡辺銀行に取り付けが発生、以後、これを発火点として種々うわさのあった中堅銀行にも取り付けが波及していった。いわゆる「昭和金融恐慌」のきっかけとなった片岡失言である。

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