シャープが約4000億円を投じて大阪府堺市に新工場を建設すると発表したとき、当時(2007年7月)の日本銀行のボードメンバーの1人は「不安を覚えた」と明かす。日銀の超金融緩和策による異常な円安が、彼らを“過信”させる一因となってしまってはいないか、というのである。もちろんシャープの過剰投資は超緩和策だけが理由ではあるまい。ただ、それが一因となって生まれた心地よい円安と低金利環境が、真の問題を覆い隠し、国内企業の生産性向上などによる競争力強化の努力を鈍らせたとの見方は少なくない。

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