池上彰ほか著『宗教と暴力』は、2017年9月23日に行われたシンポジウムの記録に加筆修正し編集したものだ。池上氏は、〈自ら信じる宗教に命をかけることができる者は他人の命を奪うハードルが低くなるという傾向があることは前述の通り。であるならば、信じる宗教のために我が命を大切に扱い、他者の命もまた大事にする。その論理を普遍化することが、今後の課題なのではないか、という重い宿題をいただきました〉と指摘するが、その通りだ。宗教だけでなく、政治、学術でも自分が絶対に正しいことをしていると信じている人は、自らの暴力性に無自覚になる傾向があると思う。

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