戦後経済史というタイトルでありながら、戦前と戦後の断絶は大きなものではなかった、と本書はいう。総力戦に対応するための総動員体制は、戦後になっても継続していた。焼け跡からの復興にそれが見事に役立ったのが高度経済成長であり、過剰適応によって時代の転換に乗り遅れたのが「失われた20年」であった。その根本を変えないアベノミクスには、何一つ期待できない。むしろ、症状を和らげることで病因を深化させている。それが、著者の主張である。

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