御手洗冨士夫は、1990年代半ばから2000年代半ばにかけて、キヤノンの社長として、経営革新に大きな成果を挙げ、高い社会的評価を得た。そして、2006年には、経団連(日本経済団体連合会)の会長に就任した。御手洗が社長に着任した当時、キヤノンは、事業部制による分権化が行き過ぎて、求心力を失いかけていた。そこで御手洗は、キャッシュフロー経営を導入し、事業部ごとのキャッシュフローを算出して、不採算部門から思い切って撤退する方針を取った。財務を突破口にして、全体最適を追求する姿勢を明確にしたのである。

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