消費者行動論の教科書として国際的に定評がある『ソロモン 消費者行動論』の全訳だ。分厚い本だが、知的刺激に富んだ内容で、翻訳もこなれているので、すいすいと読み進めることができる。〈消費者は必ずしも合理的な検索プロセスを経ているわけではない。欲しいものを選ぶ前にすべての選択肢を注意深く見極めるわけではなく、実際には、ほとんどの製品を購入する際の外部検索の量は驚くほど少ない。もっと情報を得ていれば役に立っていたかもしれない場合であっても同様である。低所得の消費者は間違った買い物をすれば失うものが大きいはずだが、実際には経済的に余裕のある人よりも購買前の検索量が少ない〉という指摘が興味深い。裏返して言うと、情報を多面的に検索し、分析する能力のある人が豊かになるということだ。

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