連城三紀彦の遺作『女王』からいく。冒頭は精神科医・瓜木の元を訪れた荻原史郎が、東京大空襲の記憶を自分が持っているのはなぜか、と尋ねる場面である。史郎は戦後生まれなので、東京大空襲に遭遇しているわけがない。さらに関東大震災の記憶まであるというのだ。だから、私は何歳なのでしょうか、と瓜木に質問する。

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