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4月5日号
[990円]

今週の週刊ダイヤモンド25年4月5日号[990円]

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特集 儲かる農業2025

令和の米騒動で、国内農業の生産力が弱まっていることが明らかになった。米価が高止まりしているにもかかわらず、コメ農家の離農は過去最多となりそうだ。かつて農業の主役だったJAグループも混迷を深めている。だが、暗い話ばかりではない。農業の世代交代が進み、固定観念にとらわれない新時代の農業者が隆盛しているのだ。日本農業の夜明けは近い。

ココが見どころ

農協から職員が大量流出!「JA人材流出深刻度ランキング」でみる離職、採用難のリアル…1年間で職員2割減の深刻

『週刊ダイヤモンド』4月5日号の第1特集は「儲かる農業2025」です。令和のコメ騒動では、国内農業の生産力が弱まっていることが明らかになりました。しかし、暗い話ばかりではありません。日本農業の世代交代が進み、固定観念にとらわれない新時代の農業者が隆盛しているからです。特集では、プロ農家1400人、農協役職員250人から得たアンケートの回答を基に、儲かる農業の最新事情と、衰退する農協の実態に迫ります。

目次

25年4月5日号

  • 【特集】

  • 儲かる農業2025
  • 米騒動の裏で膨らむ商機


  • 「Part 1」 アグリビジネス爆速成長

  • 稼ぐだけでなく、食料安保も任せろ! 奮い立つ豪農とJAの「明暗」
  • 農家から支持される企業・農協ランキング NTT躍進、JA・トヨタは?
  • (Interview)河原田岩夫●ヤマタネ社長


  • 「Part 2」 農業DXの天国と地獄

  • デンソーが提案した青果流通DXを拒否 卸売市場ガリバー独裁の闇
  • 農家が判定 使える農業ツール選手権
  • 日本にもこういうアグリ企業が欲しい… 丸紅の農業子会社が躍進


  • 「Part 3」 急拡大する豪農たち

  • 住商、双日、アイリスが資本提携する レジェンド農家の「求心力」
  • 面積当たり収益が大きい「中小キラリ農家」 農業の「フランチャイズ化」進む
  • カリスマ農家ランキング連覇は田中氏 サラダボウルの「異次元の挑戦」
  • 農家が判定 儲かる販売先ランキング 産直EC、一部農協が高評価


  • 「Part 4」 生き残る農協の秘策

  • プロ農家が支持するJAランキング 長野、茨城の名門農協が上位に
  • (Column)自爆営業の自粛で事業縮小! 共済の減益JAランキング
  • 本邦初・JA注力・非注力事業ランキング 農協は事業の取捨選択が急務
  • 農家への訪問回数が多いJAはどこ? 営農の訪問数2位は中野市
  • 農協関係者の過半が「危機的」と感じている 職員の流出が深刻な農協は?
  • 農協の経営を立て直すリーダーは? 経営人材が欠乏するJA


  • 「Part 5」 JAグループ崩落

  • 農協役職員が期待する上部団体はどこ? 中央会は6割が「不要」の衝撃
  • 200億円損失で引責、組織改廃は必至 JA全中がシステム開発失敗
  • 期待は高いが…コメ集荷などで苦言相次ぐ 全農にJAが求める抜本改革
  • 農家が最も「割高」と感じる資機材はどれ? 肥料、農機、農薬が高い理由
  • 運用失敗・巨額損失の元凶にメス入らず 農中トップ引責も残る課題
  • (Column)米騒動の責任を取る幹部は? 農水省「次期次官」を大予想


  • 「Part 6」 JA赤字危険度ランキング

  • 農中ショックによる打撃で、衝撃の試算結果に 191農協が赤字転落の衝撃
  • 農林中金ショックと人件費高騰で消える農協を財務データから解明
  • JA赤字危険度ランキング2025 全461JA


  • 「News」

  • (Close Up)25年株主総会へ向け新たな課題が露呈 機関投資家の杜撰な賛成票
  • (Close Up)広島女学院大学も千葉科学大学も 大学運営からの撤退相次ぐ


  • 「ウォール・ストリート・ジャーナル発」

  • 「トランプ批判」控える 米企業CEO、本音は?
  • 【オピニオン】トランプ氏にびくともしない習氏


  • 「政策マーケットラボ」

  • 春闘集計「5.46%賃上げ」で前年超え 経済は「デフレ脱却宣言」できる状況
  • 神田慶司●大和総研シニアエコノミスト


  • 「Data」

  • (数字は語る)
  • 34% 米国における過去2年間のAI投資関連財輸入の実質伸び率●長井滋人


  • 「ダイヤモンド・オンライン発」

  • クレーム客から「上司を出せ!」と言われたとき、真っ先にするべきことは?


  • 【連載・コラム】

  • 佐藤 優/次世代リーダーの教養
  • 藤田一郎/大人のための最先端理科
  • 牧野 洋/Key Wordで世界を読む
  • 井手ゆきえ/カラダご医見番
  • 深堀圭一郎のゴルフIQを高めよう!
  • Book Reviews/佐藤 優/知を磨く読書
  • Book Reviews/オフタイムの楽しみ
  • Book Reviews/目利きのお気に入り
  • Book Reviews/ビジネス書ベストセラー
  • 後藤謙次/永田町ライヴ!
  • From Readers From Editors
  • 世界遺産を撮る


  • 特集企画(マンション管理と再生)

次号予告

2025年4月12日号

※特集タイトルや内容は、変わることがあります。

定期購読のご案内

記者の目

  • 副編集長 千本木啓文

    10回目となる「儲かる農業」特集!記者冥利に尽きる「尖った農家」との出会い

     おかげさまで「儲かる農業」特集は今号で10年目となります。
     恒例企画の農協ランキングでは全国500JAの財務データと格闘しなければなりませんし(一番大変なのは私ではなくデータ分析担当ですが)、農協から6.9億円の損害賠償を求められたこともありました(出廷したのは証人尋問のみで、顧問弁護士と法務部に頼っていました。おかげさまで結果は完全勝訴)。
     そういった苦労があっても、特集を続けられたのは、読者の皆さまの励ましと、取材で出会う農家たちの魅力のおかげでした。農家は、東京・丸の内では会えない尖った人が多く、忘れられない、胸にぐっとくるゼリフをさらりと言います。今後も出会いを求めて取材を続けます。

  • 編集長 浅島亮子

    4月からの「新創刊」に寄せてご挨拶

     いよいよ4月より、創刊111周年のビジネス雑誌「週刊ダイヤモンド」は書店・コンビニエンスストアでの販売を終了し、定期購読を前提とした“サブスク雑誌”として生まれ変わります。
     2019年6月、弊社は経済メディアの先駆けとして、デジタルのサブスクリプション(継続課金)サービス、「ダイヤモンド・プレミアム」に参入。有料会員数を4.5万人まで順調に伸ばしてきました。今後は、雑誌とデジタルの双方でサブスク(会員)モデルへ大きく舵を切ります。
     市販最後の号では、どのような特集企画を組むかーー。創刊100周年や5000号記念の時もそうだったのですが、編集会議での結論は「一番のホットイシューを取り上げることこそ、ロイヤルユーザーの知的好奇心を満足させられる」というものでした。
     弊誌と共に111年の経済史を振り返るノスタルジー企画は却下。こうして決まったのが、人気特集「儲かる農業」です。農林中金の経営不振や令和のコメ騒動は、農協の二極化と農業従事者の世代交代を加速させます。次代の農業を切り開く主役にスポットを当てた特集を、自信を持ってお届けします。
     雑誌文化で育った世代ですので、市販停止に寂しさがないと言えば嘘になります。それでも、今回の決断は休刊ではなく「新創刊」です。今後も、産業界の未来に繋がる歴史の一ページを、読者の皆様と共に刻んでいければと思っています。新生・ダイヤモンド編集部が生み出すコンテンツにご期待ください。

先週号の案内25年3月29日号

表紙

特集階級社会の不幸

日本の格差問題が「岐路」に立っている。不十分な賃上げと、非正規雇用の固定が、日本を衰退の道へ導こうとしているのだ。その元凶は、もうかってもため込み、賃上げも人的投資も国内投資も怠った大企業にある。中でも最も割を食ったのが氷河期世代だ。大企業…

特集2就職人気企業ランキング2025年春

就職・採用戦線は早期化。売り手市場が強まる中、業績好調な大手企業、中でも働き方改革や若手の待遇改善を進め、早期から積極的に学生との接点を提供した業界トップ企業に人気が集まる。