記事一覧:特集10409

定期購読のご案内

記者の目

  • 編集部 堀内 亮

    印象に残った「赤字受注の現場はすさむ」の本音

    「赤字受注の現場はすさむ」。あるゼネコン首脳が漏らした言葉が、特集を通じて最も印象に残っています。とても人ごととは思えなかったからです。
     赤字受注の現場は、少ない予算でやりくりしなければなりません。下請けに支払う金額も限られています。下請けは反発し、作業員が集まらずに現場の事務所は大荒れ。それでも工期は守らなければならず、土日もなく働き続けます。「あんな思いはもうしたくないし、させたくない」と漏らしたのは本音でしょう。
     われわれメディアも似ています。タイトな日程でも締め切りを守り、質の高いコンテンツを提供しなければなりません。今回の特集で、建設業の方々の苦しみが少し分かった気がします。

  • 副編集長 杉本りうこ

    旧知の台湾人記者が「日本の産業界の復活が間近いはず」

     旧知の台湾人記者から、荒い鼻息が聞こえそうな勢いのメッセージが届きました。「日本の産業界の復活が間近いはずだ!」。え、何事ですか?
     いわく、日本は米国の最重要同盟国としてこれから大きな役割を担わされる。特に半導体のような産業の政策では、日本は核心的な立ち位置だ。実際、設備投資はすでに高い伸びを示している。世界株安の中で日経平均株価の下げ幅が比較的小さいのも、復活の兆しを示す指標だ──。
     日本人としてはそんな兆しは感じず、思わず「有点離譜」(あり得ない)と返信。しかし経済は期待がつくるものでもあります。小さな変化を復活の証左と信じる人が国内外に増えれば、〝ワンチャン〟あるやも?

最新号の案内2022年10月1日号

表紙

特集沈むゼネコン 踊る不動産 バブル崩壊前夜

ゼネコン業界は建設ラッシュが一巡し、激しい受注競争に再び突入した。そこへ急激な物価上昇が加わり、ゼネコンは沈没危機にひんしている。これに対し、金融緩和を追い風に好調だった不動産業界にも、金融引き締めによるマネーの逆回転で異変が生じている。ゼ…

特集2インサイダー IRジャパンの凋落

上場企業の「用心棒」とうたわれたアイ・アールジャパン(以下IRジャパン)に重大疑惑が浮上している。インサイダー取引と開示不正だ。これをダイヤモンド編集部が指摘して3カ月後の8月、IRジャパンは調査報告書を開示したが、その内容はずさんそのもの…