記事一覧:特集10409

  • 特集
    親と子の介護 「医療」「住まい」「食事」の不安を解消

    2013年12月14日号  

    「まだまだ親は元気だし、介護の心配はない」──。そう考える子は多いだろう。しかし、介護は突然やって来る。いざ介護が始まれば、「誰が面倒を見るのか」「費用は誰が負担するのか」「どこで介護をするのか」など、さまざまな問題で親族がもめるケースは多い。事前の準備や心構えができていれば、将来“その時”が来ても、「何をしたらいいのかわからない」という事態は避けられる。まずは、しっかり親を観察し、介護の話をするところから始めよう。

  • 特集 Part1
    【Column】 安いのには訳がある 保険料の地域格差の秘密

    2013年12月14日号  

    介護の力量格差が懸念されているが、すでに介護保険料の面(第1号被保険者)では、地域格差がついている。最も安いところは2800円、高いところは6680円である。ただ、介護保険料は「安ければいい」というものでもない。

  • 特集 Part1
    年金280万円以上は負担が倍 地域ごとの介護力格差に懸念も

    2013年12月14日号  

    来年の通常国会に提出される、介護保険法の改正案の内容が見えてきた。医療や年金と同様、高齢化に伴う給付の増加で、大幅な改革が避けられない状況だ。負担はどこまで増えるのか。

  • 特集 Part1
    親子で介護の話をしよう

    2013年12月14日号  

    「めっきり老けたなあ」──。久しぶりに会った親を見て、そう感じたことはないだろうか。今度の年末年始に帰郷して、実家で親と正月を過ごす人も少なくないだろう。あなたの親が70代半ばを過ぎているなら、以前に比べて、何か変わったことがないか、じっくり観察してみることをお勧めする。

  • 特集 Part2
    どんなサービスもある!? 総力戦で臨む在宅介護

    2013年12月14日号  

    突然介護が必要になってあわてないためには、介護の基本知識を備えておきたい。家族や親戚、親しい友人ほか多方面の協力を得ながら、介護サービスをフル活用して総力戦で臨もう。

  • 特集 Part2
    【家族のホンネ覆面座談会】 自傷、他傷に暴言攻撃 それでも尽くすんです

    2013年12月14日号  

    親から「盗っ人」「人殺し」とののしられても、妻が下着姿で徘徊するようになっても、尽くし続けられるか。認知症の親やパートナーを介護する家族たちが本音で語り合った。

  • 特集 Part2
    【Column】 将来の不安が一気に解消!? 民間介護保険の本当

    2013年12月14日号  

    公的な介護保険を補完するものとして、生命保険会社が提供する民間の介護保険が、近年相次いで商品化され、注目されている。加入する際にはどんな点に注意すればいいのだろうか。

  • 特集 Part2
    家族の負担も軽減する “使える”ケアプランの作り方

    2013年12月14日号  

    よいケアプランは、介護の質に直結し、本人はもとより家族の負担も軽減してくれる。ケアプランの作り方を知って、プラン作成を担当するケアマネジャーに、要望を伝えよう。

  • 特集 Part3
    率直なご意見 ワタミは“案外”おいしかった!

    2013年12月14日号  

    各社の代表的な宅配食を食べ比べ、味・見た目・値段・サービスなどを総合し5段階評価した(値段は1食当たり)

  • 特集 Part3
    面倒な調理とオサラバ! 異業種参入相次ぐ宅配食を試食で“勝手格付け”してみました

    2013年12月14日号  

    調理済みの食事を自宅まで届けてくれる「宅配食」。近年、最大手ワタミの宅食を筆頭に、高齢者をメインターゲットにした宅配食を手がける企業が増えている。色とりどりのおいしそうな弁当をテレビCMや新聞の折り込みチラシで目にした人も多いだろう。

  • 特集 Part3
    【Column】 終末期を穏やかに過ごす 第二のわが家「はーとの家」

    2013年12月14日号  

    末期がんや難病などで余命いくばくもない高齢者らが共に民家で生活し、残り少ない余生を家族と共に自由に生活できるよう支援する「ホームホスピス」。全国的に見ても、宮崎県や兵庫県など数カ所しかないが、今年4月、東日本に初めてホームホスピスが誕生した。それが、「はーとの家 金町」(東京都葛飾区)だ。

  • 特集 Part3
    末期がんでも自宅療養が可能 在宅緩和ケアで痛みを取る

    2013年12月14日号  

    「末期がんになれば、自宅で暮らすのは無理」。そう思い込んでいる人は多い。だが、在宅医療を支える医療体制は充実してきており、病院並みの緩和ケアを提供するクリニックもある。

  • 特集 Part3
    岡野雄一(漫画家)インタビュー

    2013年12月14日号  

    ひっそりと自費出版した漫画が、長崎の老舗書店で2カ月にわたって売り上げ1位となり、2012年7月には『ペコロスの母に会いに行く』として西日本新聞社から刊行された。施設で暮らす認知症の母と織りなすほんわかとしたエピソードが、数多くの読者の共感を呼び、今や20万部を超えるベストセラーとなっている。そして、プロデューサーの目に留まったこの漫画は映画化され、11月16日に全国で公開された。原作者である岡野雄一氏に話を聞いた。

  • 特集 Part3
    【Column】 認知症グループホームの “介護しない介護”

    2013年12月14日号  

    「ぬか漬け作ってくださーい」と職員が呼びかけると、小野ヤエさん(仮名)が台所にやって来た。キュウリを手に取ると、てきぱきと洗い、ぬか床に投入した。農家出身のヤエさんにとって、ぬか漬け作りは長年慣れ親しんだ日課だ。それは、認知症高齢者向けのグループホーム「ニチイケアセンター洋光台」で暮らし始めてからも変わらない。

  • 特集 Part3
    認知症は早期診断が不可欠 対策で解決する“問題行動”

    2013年12月14日号  

    元気だったころを知っている親が認知症に。高齢者本人だけでなく、家族もその事実を認めたくないものだ。しかし、診断が早いほど治療やケアの選択肢が増え、対策が取りやすくなる。

  • 特集 Part4
    【Column】 孤独な女性一人の介護 交流や就職をカフェで支援

    2013年12月14日号  

    「私の人生は、どうなっちゃうんだろう」──。4年前、埼玉県の会社員で独身の足柄深雪さん(仮名)は途方に暮れていた。当時38歳で、大手デベロッパーの総合職で活躍する充実した毎日。プロジェクトの指揮を任され、深夜に及ぶ残業も苦にならず「仕事こそが人生」だった。だが、病気がちだった母の体調が悪化し、要介護2の認定を受ける。父は若くして亡くなっており、突然、たった一人の介護生活が始まった。

  • 特集 Part4
    4人に1人が「介護うつ」 仕事を辞めないのが鉄則

    2013年12月14日号  

    親の介護に心身共に疲れ果てた息子や娘が「介護うつ」になったり、虐待に走るケースが増えている。介護のストレスを解消できなければ、介護する人とされる人が共倒れになりかねない。

  • 特集 Part3
    介護しやすい家づくりの極意 【2-5】徹底活用! 介護用品のそろえ方

    2013年12月14日号  

    高齢になると筋力が低下し、寝転がった状態から起き上がるのも一苦労だ。介護が始まれば、家族は腰をかがめて手助けしなければならず、体の負担も大きい。介護される本人も家族も暮らしやすいように家の中を整えたい。まずは生活の基本動作となる「寝る、食べる、排泄、入浴」を本人がどこまでできるのかを確認してみよう。

  • 特集 Part3
    親も子も後悔しないための 介護施設選びの必勝法

    2013年12月14日号  

    さまざまな事情で自宅での介護が難しくなったとき、頼りになるのが介護施設だ。民間事業者を中心とした介護施設や高齢者住宅選びのノウハウを紹介する。

  • 特集 Part4
    【Column】 一人暮らしの老人も安心! 寝屋川の「鍵預かりサービス」

    2013年12月14日号  

    一人暮らしの高齢者が住む自宅の鍵を預かり、緊急時にその鍵を使って安否確認を行う──。今、大阪府寝屋川市の社会福祉協議会が手がける「鍵預かりモデル事業」が注目を集めている。自治体初となるこの事業が、増え続ける独居老人の孤独死への有効な対策として期待されているのだ。

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記者の目

  • 編集部 重石岳史

    富裕層は健康への投資も抜かりない

     今回の特集で、数年前に知り合った富裕層の方々と久しぶりに再会しました。コロナ禍を経て資産を減らした人もいれば増やした人もいて、不謹慎かもしれませんが、その各人各様のエピソードがなかなか興味深い。プライベートバンカーや税理士、資産家仲間など、彼らの周りにはさまざまなプロがおり、そこからもたらされる情報で「もうけた」「損した」と話題は尽きません。
     富裕層といっても資産の中身は千差万別ですし、お金の使い道も人それぞれ。ただし必ず共通の話題となるのが健康です。高額サプリメントなどに皆詳しく、健康への投資も抜かりないようです。数年後にまた再会したとき、その投資効果が分かるかもしれません。

  • 副編集長 大矢博之

    時代のトレンドを反映していた高額納税者公示制度

     かつて5月の風物詩といえば長者番付でした。高額納税者の氏名や住所が税務署に掲示されるという、個人情報保護の意識が浸透した今となっては信じられないような制度があったのです。
     子供の頃の私も、長者番付の記事はひそかな楽しみ。芸能人や文化人の番付を見て、とんねるずの2人で差があるのはなぜなんだろうと疑問に思ったり、「ドラゴンクエスト」生みの親の堀井雄二さんの番付入りに、「これからはゲームの時代だ」と想像を膨らませたりしていました。
     時代のトレンドを反映していた長者番付。今も存続していたならば、ユーチューバーなども番付入りしていたのでしょうか。絶対に無理だとは分かっていますが、復活してほしい制度です。

最新号の案内2024年5月25日号

表紙

特集億万長者 カネを生む知恵

日本国民の実質賃金がマイナスとなる中、純金融資産1億円以上の富裕層は約150万世帯に達するとされ、拡大を続けている。歴史的な円安や金利上昇局面において、彼らは資産をいかに生み出し、守っているのか。億万長者のお金事情に迫る。

特集2石油ムラ 大異変

2代続けてのセクハラでENEOSホールディングスは、旧日本石油出身者から旧東燃出身者へトップが代わった。出光興産のトップ人事では非主流派の起用も取り沙汰される。コスモエネルギーホールディングスは、異例の資本提携に踏み切った。石油元売り業界は…