記事一覧:特集 Part41826

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記者の目

  • 編集部 片田江康男

    老舗企業の不正会計疑惑の裏に「問題企業の駆け込み寺」の残党

     昨年、ある老舗上場企業を取材しました。当時の社長が前社長の不正会計の疑いを指摘したところ、突如解任。経営権を争う委任状争奪戦に発展したのです。
     前社長時代に監査を行っていたのは「監査法人元和」(既に解散)。元和はかつて存在した「監査法人ウィングパートナーズ」から派生した監査法人です。ウィングは不正会計が疑われる企業を多く顧客に抱える、「問題企業の駆け込み寺」といわれていました。まだその残党が企業会計の現場にいたのかと驚き、監査法人業界の取材を始めました。
     今、第二のウィングが生まれてもおかしくない状況にあります。金融当局は既に幾つかの法人に目を付けているようで、注視しておく必要がありそうです。

  • 副編集長 清水量介

    今なら痛いほど分かる、内田百閒さんの「ノラや」

     私事ですが、15年間も一緒に過ごしてきた猫のめいちゃんが、亡くなってしまいました。
     明治生まれの小説家、内田百閒さんは「ノラや」という、愛猫の失踪を題材とした作品を執筆しています。百閒さんご自身の実体験が基になっているものです。
     読んだのは若い頃。私は子どもの頃から30歳で結婚するまで動物を飼ったことがありませんでした。そのせいか、高齢の男性が猫の不在をひたすら嘆く「ノラや」を読んだ当時は、あまりピンときませんでした。
     しかし、今なら痛いほど分かります。「めいちゃんや」。
     ここまで書いて気付きました。今号の内容とまったく関係のない編集後記で申し訳ございませんでした。

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表紙

特集人気資格「豹変」の舞台裏 会計士・税理士・社労士

企業の財務や労務を支える会計士・税理士・社会保険労務士。難関の資格試験を突破したエリートで、実力さえあれば腕一本で稼げる人気資格だ。だがその3士業は近年、法改正やデジタル化、コロナ禍などの地殻変動の真っただ中にいる。生き残りを懸けて変貌を遂…

特集2海底ケーブル大戦 日本経済の命運決める

海底ケーブル業界に約20年ぶりの"春"が到来している。データ通信量の増大に加え、ITバブル時代に敷設されたケーブルの置き換え需要が重なったからだ。今や国際通信の99%以上を担う海底ケーブルは、経済安全保障の観点からも重要度が高まり、その覇権…