記事一覧:特集 Part41826

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記者の目

  • 編集部 宮原啓彰

    中高年の資格へのチャレンジはお金だけでなくやりがいもポイント

     今年4月から国家資格に〝昇格〟した「日本語教師(登録日本語教員)」を取材しました。記事にも書きましたが、今、この新資格への50~60代のシニアの注目度が高まっています。志望者の多くが挙げる動機は、お金よりも「国際貢献がしたい」など、+αのやりがいです。
     中高年からの資格・検定へのチャレンジを考える上で、定年退職後のセカンドライフや子育てが一段落した後の人生をいかに充実させるかが大切なポイントになりそうです。
     片や、私自身は学生時代に就職のため駆け込みで取った自動車運転免許を最後に、資格らしい資格に挑戦したことがありません。今特集を通じて、稼ぎにつながらなくても何かに挑戦したい気持ちが芽生えました。

  • 副編集長 千本木啓文

    自民党総裁選への初出馬から15年、河野氏は「三度目の正直」なるか

     記者になりたての2009年に自民党総裁選を取材しました。この選挙に46歳で立候補したのが河野太郎氏です。閣僚経験なしという経験不足があだとなり谷垣禎一氏に敗れましたが、党改革を訴える姿が印象的でした。
     それから15年、河野氏は3度目の総裁選に打って出ようとしています。今回は外相など主要閣僚を経験し、麻生派の支援も一定得られそうです。ところが、裏金問題で傷ついた党のイメージ刷新が求められる現状では、派閥の支援や長いキャリアなどが、逆に弱みになりかねません。
     今度の総裁選は、同氏の祖父の一郎氏、父の洋平氏が首相の一歩手前で涙をのんだ河野家にとっても再三の雪辱戦。「三度目の正直」となるのか、目が離せません。

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表紙

特集40歳・50歳・60歳から一発逆転 稼げる資格&検定64

「全世代のリ・スキリング(学び直し)を推進する」──。6月に閣議決定された「骨太の方針2024」では、意欲ある人が〝生涯〟活躍できる社会を実現するべく、若者のみならず中高年を含めた全世代のスキル向上を打ち出した。具体的には、学び直しのための…

特集2 EV失速でどうなる? 電池覇権

世界の電気自動車(EV)シフトが急減速する一方で、EVの基幹デバイスである車載バッテリーの投資競争はむしろ過熱している。自動車メーカーによる電池メーカーの囲い込みが激化し、各国政府は経 済安全保障をスローガンに巨額の補助金を投下する。車載…