記事一覧:特集 Part32549

  • 特集 Part3
    大量の採用と削減繰り返すだけ 年々巧妙化する企業のリストラ

    2014年08月02日号  

    「人事部から呼び出しがあるぞ」。こんな伝言を聞いてうれしい気持ちになる会社員は、なかなか居ないだろう。会社に長年勤め、自らの立ち位置の限界が見えてきたミドル、シニア社員だったらなおさらだ。よほど結果を出している実感でもない限り、「あなたを本部長に任ずる」なんて声は掛からない。たいていは、陰鬱な気持ちを抱えて、本社上層階に位置する人事部へ向かうことになる。

  • 特集 Part3
    野田 稔(社会人材学舎代表理事)インタビュー

    2014年08月02日号  

    今後、社内に余剰なミドル、シニア層が大量に生まれるでしょう。しかし、それを会社の内部だけで吸収するのは難しい。多くの大企業は成熟して、成長が止まっているし、グループ企業に転籍させる手法も限界です。

  • 特集 Part3
    理想忘れた放漫経営が招いた ソニー「追い出し部屋」の泥沼

    2014年08月02日号  

    「ソニー村」と呼ばれるビル群が東京都品川区の御殿山にあった。創業の地である。2007年2月、ソニーは6000人のグループ社員を引き連れて、港区港南の高層ビル「Sony City」に本社を移している。そのとき、この地に残された社員たちがいる。リストラ組の一団はその中にいた。

  • 特集 Part3
    秋山謙一郎(ジャーナリスト)インタビュー

    2014年08月02日号  

    「再就職支援会社から、毎週200~300の再就職あっせん希望者のデータが来る」 ある人材あっせん会社の幹部は、こう打ち明ける。希望退職や苛烈なリストラの背後では、再就職支援会社がサポートしていることが多い。

定期購読キャンペーン

記者の目

  • 編集委員 清水理裕

    次の船井電機は?業界担当記者全11人が総力取材

     全国の倒産件数の急増に加え、船井電機の突然の破産劇が起きたので、当初の予定よりも前倒しの本誌で倒産危険度ランキングを取り上げることになりました。
     これに伴い、今回は11人という大所帯で総力取材の態勢を組みました。ちなみに前回の参加者は3人です。業界担当の記者たちが大勢関わってくれたことで、前回以上に読み応えのあるものになったと思います。
     ところで今回誌面で扱えなかった医薬品、ガラス・土石製品、卸売業の3業界については、それぞれ「ダイヤモンド・オンライン」で12月中に分析記事を配信する予定です。いずれも倒産特集としては初めて扱う業界なので、よろしければこちらもぜひご覧ください。

  • 副編集長 千本木啓文

    高い米価がコメ農家の「退職金」に、農業の厳しい現実

     米価が高止まりしています。ある農業法人はいまが商機とみて、銀行から借り入れを行い、他の農家からコメを買い取ってネット販売したところ1億円の利益が出たとほくほく顔です。
     他方、離農が増えている現実も。帝国データバンクによれば今年のコメ農家の倒産、廃業は過去最多になりそうです。倒産までいかずとも、高い米価が「退職金」になっているケースもあります。農家が借金を返したり、老後の備えを充実させたりして次々と引退しているのです。
     本編集部は、農家と農協役職員に、激変期を生き抜く経営戦略などを聞く二つの調査を実施中です。回答いただける方は「ダイヤモンド」「農業」「アンケート」で検索いただければ幸いです。

最新号の案内2024年12月7日号

表紙

特集最新版 倒産危険度ランキング

船井電機の破産をきっかけに倒産への危機感が高まっている。実際足元で倒産が急増しており、2024年度の倒産件数は11年ぶりに1万件を突破する勢い。人件費高騰や物価高、金利上昇や金融機関による融資姿勢の厳格化も相まって、来年度は「倒産ドミノ」勃…

特集2大学3年生が選んだ 就職人気企業ランキング

続く売り手市場下で、初任給引き上げをはじめ若手の処遇改善や人事制度の見直しに取り組む企業が増加している。学生獲得競争が激化する中、人気を集めた企業はどこか。