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2024年11月9日号
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今週の週刊ダイヤモンド2024年11月9日号[990円]

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特集 最強財閥・オーナー企業

日本経済をけん引してきた三菱、三井、住友の財閥グループと、オーナー企業に変革の波が押し寄せている。東京証券取引所の企業統治改革を受けて、企業同士の株式の持ち合い解消が加速し、強い結束に陰りが見える。一方、大胆な経営判断などが強みのオーナー企業も、上場維持コストの負担を回避しようと非上場化に踏み切る動きがある。最強財閥とオーナー企業の針路とは。

ココが見どころ

三菱、三井、住友の最強財閥とオーナー企業を襲う「ガバナンス改革」の大波とその影響を解明!

『週刊ダイヤモンド』11月2・9日合併特大号の第1特集は「三菱・三井・住友 最強財閥」です。日本経済をけん引してきた三菱、三井、住友の財閥グループと、オーナー企業に変革の波が押し寄せています。東京証券取引所による企業統治改革を受けて、企業同士の株式持ち合い解消が加速し、強い結束に陰りが見えます。一方、大胆な経営判断などが強みのオーナー企業も、上場維持コストの負担を回避しようと非上場化に踏み切る動きがあります。最強財閥とオーナー企業の針路とは。

目次

24年11月2日・9日合併特大号

  • 【特集】最強財閥 三菱/三井/住友

  • オーナー企業 上場1580社の全序列

  • 「Prologue」最強財閥とオーナー企業を襲う ガバナンス改革の大波


  • 「Part 1」三菱・三井・住友 最強財閥の真実

  • 中枢組織に働く「遠心力」の正体 存在意義揺らぐ三菱金曜会
  • 最悪シナリオは三井・住友グループ「脱退」 三井住友建設"三つの爆弾"
  • 三井不から社長招聘した「トヨタ不動産」 トヨタ"陰の中枢"の野望
  • 製薬業界で田辺三菱、住友ファーマが劣勢 武田が割増退職金で圧勝!?


  • 「Part 2」最強財閥の裏側

  • 三井・住友超えの陰に「重工業シフト」 三菱を最強にした岩崎家4代
  • 三菱・三井・住友 不動のトップ3 七大企業グループの実力
  • 三大財閥系主要企業・新卒出身校リスト 商社や銀行で慶應卒が圧倒


  • 「Part 3」最強オーナーの死角

  • 「紅麹」被害受けガバナンス改革も道半ば 小林製薬"社外取"の機能不全
  • (Interview)八田進二●青山学院大学名誉教授
  • 「非上場化しやすい」ランキング トップ3にゼネコンが2社


  • 「Part 4」オーナー企業ランキング

  • 「最強」オーナー企業ランキング キーエンスが首位に
  • [最強オーナー企業] 業界別ランキング



  • 【特集2】楽天延命


  • 【News】

  • (Close Up)日本事業はリストラで部門数を半減 武田薬品、間の悪い「米国化」
  • (Close Up)株主vs経営陣の法廷闘争が多発 電気興業前社長に代表訴訟へ


  • 「ウォール・ストリート・ジャーナル発」

  • FRBのデータ依存、修正が必要
  • 共和党支持者が民主党上回る 米大統領選にどう影響


  • 「政策マーケットラボ」

  • 石破政権で円高は進むのか? 諸政策がドル円相場に与える影響
  • 山本雅文●みずほ証券チーフ為替ストラテジスト
  • 中国「5%成長死守」の焦り 追加景気刺激策も効果乏しく
  • 齋藤尚登●大和総研経済調査部長


  • 「Data」

  • (数字は語る)
  • 47.3兆円 2023年度の医療費概算●榎並利博


  • 「ダイヤモンド・オンライン発」

  • 湘南新宿ライン「20年前のダイヤ改正」がもたらした、埼玉人への「2つの変化」とは



  • 【連載・コラム】

  • 牧野 洋/Key Wordで世界を読む
  • 池上彰と増田ユリヤの世界最前線
  • 大隅典子/大人のための最先端理科
  • 井手ゆきえ/カラダご医見番
  • 深堀圭一郎のゴルフIQを高めよう!
  • Book Reviews/佐藤 優/知を磨く読書
  • Book Reviews/オフタイムの楽しみ
  • Book Reviews/目利きのお気に入り
  • Book Reviews/ビジネス書ベストセラー
  • 山本洋子/新日本酒紀行
  • 後藤謙次/永田町ライヴ!
  • From Readers From Editors
  • 世界遺産を撮る

次号予告

2024年11月16日号

特集大学格差 偏差値43年間の推移 全国211大学を一挙掲載!

※特集タイトルや内容は、変わることがあります。

定期購読のご案内

記者の目

  • 編集部 堀内 亮

    想像を超える“平和”な組織に変貌してしまった三菱金曜会

     三菱グループの最高機関である金曜会の実態に迫るべく、同会に出席する三菱グループの重鎮たちにアポなし突撃取材を試みました。苦労のかいがあって、ようやく重い扉が開かれ、複数の方にお話を伺いました。
     昨今の金曜会の議題は、文化、スポーツ、教育といった三菱グループが展開する社会貢献活動がメイン。金曜会が、記者の予想をはるかに超える“平和”な組織であることに、驚きを禁じ得ませんでした。
     三井、住友に比べて結束力が強い「組織の三菱」を体現してきた金曜会。それは、かつてビジネスを軸に、三菱グループの重鎮が集結し議論を重ねた“舞台装置”でした。往年のメンバーからすると、今の金曜会は物足りないのかもしれません。

  • 編集部 片田江康男

    三菱系企業社員も驚く、トップを張る「御三家」のマネジメント

     三菱「主要10社」から「御三家」の会社へ転職した取材先に、転職祝いがてら久しぶりにお会いしたときのこと。開口一番「社員の心理的安全性に細心の注意を払うマネジメントには驚いた。さすが三菱グループのトップを張るだけのことはある」。社員には、三菱グループの一員という自負があるように見えると、御三家へ転職できたことを喜んでいました。
     一方、最近よく取材するM&A仲介業界。事業承継M&Aで産業界を救うと豪語していますが、ハラスメントがまん延する会社も多く、幻滅した若手社員の離職も止まりません。財閥系企業には「同列で比較するな」と怒られそうですが、産業界をつくってきた企業との、埋め難い差を感じざるを得ません。

先週号の案内2024年10月26日号

表紙

特集物流大戦

物流業界が大再編時代に突入した。トラックドライバーの残業時間が制限される「2024年問題」に対応し切れない中小事業者の倒産や事業譲渡が増え、ヤマトホールディングスやSGホールディングスなど上場大手もM&Aで生き残りを懸ける。その一方で、自前…

特集2米大統領選と経済・株

11月5日の米大統領選挙で、共和党のドナルド・トランプ前大統領と民主党のカマラ・ハリス副大統領の勝者が決まる。両者の主張は正反対で、どちらが勝利するかで米国や日本の未来は激変する。「もしトラ」「もしハリ」で経済・株・為替はどう動くのか、誰が…