記事一覧:Key Wordで世界を読む291

  • shale rush(シェールラッシュ)

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    shale rush(シェールラッシュ)

    2018年6月2日号  

    シェールラッシュ(shale rush)、シェール版ゴールドラッシュ(shale gold rush)、黒いゴールドラッシュ(black-gold rush)──。言い方は違っても意味は全て同じ。原油高を背景に活況に沸く米国のシェールオイル業界の現状を指している。

  • the world's fifth largest economy(世界第5位の経済)

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    the world's fifth largest economy(世界第5位の経済)

    2018年5月26日号  

    米景気拡大はすでに9年目に入り、戦後2番目の長さを記録している。地理的な成長エンジンはどこにあるのか? 西海岸のカリフォルニア州である。米商務省が5月上旬に発表したデータによると、カリフォルニアは2017年に経済規模で英国を追い抜き、州を国として考えれば世界第5位(the world's fifth largest economy)に浮上した。

  • universal basic income(UBI=ユニバーサル・ベーシック・インカム)

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    universal basic income(UBI=ユニバーサル・ベーシック・インカム)

    2018年5月19日号  

    2017年1月1日にフィンランドが鳴り物入りで開始し、世界中から注目されていた「ユニバーサル・ベーシック・インカム(universal basic income=UBI)」の社会実験。それが今年いっぱいで打ち切りとなることがこのほど決まった。

  • peak earnings(ピーク収益)

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    peak earnings(ピーク収益)

    2018年5月12日号  

    大規模法人減税を背景に、今年の米企業収益(corporate earnings)は大幅な伸びを記録する見通しだ。決算発表が本格化している第1四半期(1~3月)を見てもそれは明らかだ。

  • least-trusted tech company(最も信頼できないIT企業)

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    least-trusted tech company(最も信頼できないIT企業)

    2018年4月28日号  

    世界で20億人以上の月間ユーザーを抱えるフェイスブックは正念場を迎えている。ユーザーからの信頼性を命綱にしているにもかかわらず、信頼性の急低下に見舞われている。

  • direct listing(直接上場)

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    direct listing(直接上場)

    2018年4月21日号  

    米国や中国の新興IT(情報技術)企業によるIPO(新規株式公開)は巨大化する一方だった。2004年の米グーグルは17億ドル、12年の米フェイスブックは160億ドル、14年の中国アリババは250億ドルだ。アリババの場合は日本円換算で2兆円以上。

  • fatal self-driving crash(自動運転死亡事故)

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    fatal self-driving crash(自動運転死亡事故)

    2018年4月14日号  

    米科学技術誌「MITテクノロジーレビュー」の3月12日付記事が話題になっている。書き出しがこうだったからだ。Imagine it is the year 2023 and self-driving cars are finally navigating our city streets. For the first time one of them has hit and killed a pedestrian, with huge media coverage.(時は2023年だと想像してみよう。自動運転車が普及期を迎える中で、初の死亡事故が起きた。マスコミは大騒ぎしている。)

  • White House musical chairs(ホワイトハウスの椅子取りゲーム)

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    White House musical chairs(ホワイトハウスの椅子取りゲーム)

    2018年4月7日号  

    ドナルド・トランプ米大統領が側近を次々と更迭している状況を見て、「ホワイトハウスの椅子取りゲーム(White House musical chairs)」と揶揄する向きが増えている。

  • king of Wall Street(ウォール街の王者)

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    king of Wall Street(ウォール街の王者)

    2018年3月31日号  

    3月9日、米投資銀行ゴールドマン・サックスのロイド・ブランクファイン最高経営責任者(CEO)が年内に退任するとのニュースが流れた。この日のニューヨーク株式市場では同社株は反応薄で、前日比小幅高で取引を終えた。

  • global trade war(世界貿易戦争)

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    global trade war(世界貿易戦争)

    2018年3月24日号  

    ドナルド・トランプ大統領、どうか世界貿易戦争を始めないでくれ──。3月7日、米テレビ局CNNのニュースサイト上に刺激的な見出しが躍った。

  • U.S. debt bomb(米国の債務爆弾)

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    U.S. debt bomb(米国の債務爆弾)

    2018年3月17日号  

    国際金融市場では「中国の債務爆弾(China's debt bomb)」が不安材料になっているが、「米国の債務爆弾(America's debt bomb)」からも目が離せなくなっている。トランプ政権誕生で財政規律(fiscal discipline)がにわかに緩んでいるためだ。

  • Russia's bot army(ロシアのボット軍団)

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    Russia's bot army(ロシアのボット軍団)

    2018年3月10日号  

    2月14日に米フロリダ州南部の高校で銃乱射事件が起きると、「#guncontrolnow(今こそ銃規制)」などのハッシュタグを付けた投稿がわずか1時間で数百本もツイッター上を席巻した。ロシアで作成された無数のアカウントが発信源とみられている。

  • Goldilocks economy(ゴルディロックス経済)

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    Goldilocks economy(ゴルディロックス経済)

    2018年3月3日号  

    トランプ政権にとってゴルディロックス経済は大きな宣伝材料だ。世界同時株安の真っただ中にスティーブン・ムニューチン米財務長官は次のように語った。

  • hawkish Fed(タカ派FRB)

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    hawkish Fed(タカ派FRB)

    2018年2月24日号  

    賃金高、ドル安、原油高、大規模減税──。ここから読み取れるのは「タカ派FRB(hawkish Fed)」だ。つまり、金融引き締め(monetary tightening)に積極的な米連邦準備制度理事会(FRB)のことである。

  • federal 5G network(連邦5Gネットワーク)

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    federal 5G network(連邦5Gネットワーク)

    2018年2月17日号  

    米国共和党は過去数十年にわたり「小さな政府(small government)」を旗印にしてきた。その共和党が生んだドナルド・トランプ大統領には「大きな政府」アレルギーはないのだろうか。

  • solar tariff(ソーラー関税)

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    solar tariff(ソーラー関税)

    2018年2月10日号  

    地球温暖化(global warming)論に異を唱えるドナルド・トランプ米大統領。昨年には国際的取り組みである「パリ協定」からの脱退を表明し、米国内外から強い批判を浴びている。

  • social activism(社会的アクティビズム)

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    social activism(社会的アクティビズム)

    2018年2月3日号  

    投資先企業の株式を大量保有して経営改革を迫る「株主アクティビズム(shareholder activism)」。年金基金などからの支持も得て世界的に勢いを増している。だが、「短期的な株主利益ばかり追求している(too focused on short-term profits for shareholders)」として糾弾されることも多い。

  • The Irish question(アイリッシュ・クエスチョン)

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    The Irish question(アイリッシュ・クエスチョン)

    2018年1月27日号  

    2017年12月15日、ブリュッセル。欧州連合(EU)は首脳会議を開き、英国のEU離脱(ブレグジット)をめぐる交渉で基本合意に達し、「第2段階(second phase of talks)」に入ると発表した。

  • repatriation tax break(レパトリ減税)

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    repatriation tax break(レパトリ減税)

    2018年1月20日号  

    世界で1億人以上の加入者を抱えて急成長している動画配信サービス最大手、米ネットフリックス。米IT(情報技術)の巨人、アップルの傘下に入るのだろうか。

  • grab-and-go store(グラブ&ゴー店舗)

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    grab-and-go store(グラブ&ゴー店舗)

    2018年1月13日号  

    米小売業界でレジ待ち(checkout line)もセルフレジ(self checkout)もない「グラブ&ゴー店舗(grab-and-go store)」がいよいよ本格デビューするかもしれない。米ネット通販の巨人アマゾン・ドット・コムが2016年12月に本拠地シアトルでスタートした食品スーパー「アマゾン・ゴー(Amazon Go)」のことだ。

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記者の目

  • 編集部 篭島裕亮

    30数年ぶりに週6で通った中学受験塾を訪問

    「中高一貫校&塾」の取材で、偶然にも三十数年ぶりに通っていた中学受験塾の校舎を訪れました。当時の校舎とは少し場所が異なるものの、温かい雰囲気は変わらぬまま。授業風景はもちろん、ライバルとの切磋琢磨、クラス昇降の緊張感、土曜日の塾帰りに早売りの「週刊少年ジャンプ」を買ったこと……。
     懐かしい記憶がよみがえりました。エモいです。できることならば立身出世をして訪れたかったですが、それは現在、各分野で活躍している優秀な仲間に任せます。
     入試本番まで残り2カ月。記事ではデータを充実させつつ、実践的コンテンツも盛り込みました。全ての受験生が力を出し切り、中学受験の経験が将来の糧となることを願っています。

  • 編集部 重石岳史

    受験とスマホを巡る親子の「攻防戦」

     受験を控えた子を持つ親にとって、悩みの種の一つは、スマートフォンではないでしょうか。こども家庭庁が3月に公表した調査によれば、小学生の43・7%、中学生の79・9%、高校生の97・8%がスマホを利用し、平日のインターネット平均利用時間は高校生で約4時間に及ぶそうです。スマホが気になって勉強が手に付かないのではないか。親としてそんな心配が付きまといます。
     わが家でも、再来年に大学受験を控えた長男とスマホを巡る“攻防戦”が続いています。というのは数日前、長男のスマホが故障し、新たに購入を要求する長男に対し、私が「受験に集中しろ」と突っぱねているから。しかし長男も諦めず、妥結点はいまだ見えていません。

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表紙

特集中高一貫校&塾

緩和予測から一転、2025年の中学入試は関東、関西とも史上最高レベルの激戦となる見込みだ。近年は「中堅校」への注目が高まり、受験者層が拡大。今後数年間は中学受験ブームが継続すると予想されている。偏差値やブランドだけではない、わが子が成長する…

特集2武田薬品リストラ 最終章

国内製薬最大手であり、グローバル企業へと脱皮を果たした武田薬品工業のリストラが最終章を迎えている。今まさに動いている大リストラを詳報するとともに、賛否渦巻くこの10年のクリストフ・ウェバー社長CEO(最高経営責任者)による経営や改革を検証し…