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  • 【from 欧州】ユーロ、メルトダウンへの序曲 顕著になる緊縮財政への疲弊と抵抗

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    【from 欧州】 ユーロ、メルトダウンへの序曲 顕著になる緊縮財政への疲弊と抵抗

    2013年3月23日号  

    先月末に行われたイタリアの総選挙は最悪の結果であった。ここ数カ月鳴りを潜めていたユーロ問題が再燃する可能性が高まっている。予想では緊縮路線を継承するベルサーニ氏の中道左派が、反緊縮を掲げるベルルスコーニ氏の中道右派に対して10%以上の差をつけていた。しかしふたを開けてみると元コメディアン、グリッロ氏の下、ユーロ圏離脱を唱える五つ星運動が25%の反緊縮票を集め、下院第1党に躍り出た。誰も予想し得なかった事態である。

  • 【from 米国】オバマ政権がS&Pを詐欺の疑いで提訴 金融危機招いたA級戦犯・格付け会社の正体

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    【from 米国】 オバマ政権がS&Pを詐欺の疑いで提訴 金融危機招いたA級戦犯・格付け会社の正体

    2013年3月16日号  

    春は株主総会の季節。米格付け会社ムーディーズのIR(投資家向け広報)担当部署に電話して尋ねてみたことがある。「マスコミも総会に出席していいのですか?」。だが、ムーディーズは体よく断ってきた。「前例がありません」と。情報と市場を相手にするウォール街の企業が、メディアを総会に入れるのは半ば不文律なのだが……。ジョン・ムーディが1909年発行の鉄道債に付与したのが格付けの始まり。その歴史は産業革命にさかのぼるのだが、格付け会社自体は、つかみどころがなく正体がはっきりしない鵺のような存在である。

  • 【from 中国】イデオロギー・国益・世論の狭間でジレンマに陥る対北朝鮮外交

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    【from 中国】 イデオロギー・国益・世論の狭間でジレンマに陥る対北朝鮮外交

    2013年3月9日号  

    「中国は北朝鮮になめられている」。そう筆者に語るのは、米国務省高官。「中朝関係の真相がどうなのか、長年朝鮮半島を見てきた私にもよくわからない」とため息をつき、こう聞いてきた。「中国はなぜ国益を害してまで北の先軍政治(軍を最優先する北朝鮮の統治思想)を守ろうとするのだろうか?」北京大学の研究員時代、朝鮮半島研究に勤しみ、数カ月に渡って中朝国境の現場を調査した経験を基に、筆者はこう答えた。

  • 【from 米国】銃社会に生まれた子どもたちが生き残るために考えていること

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    【from 米国】 銃社会に生まれた子どもたちが 生き残るために考えていること

    2013年3月2日号  

    いつ何時、学校内に銃を持った人間が入り込み、生徒や教師を撃つかもしれない。そんな不安がもはや日常となった銃社会を生きる子どもたちは、自分たちの命を守るためにどんな訓練を受けているのだろう?自然が豊かで「ハンティング王国」とも呼ばれるミシガン州の北部で、アウトドアが好きな中学1年生の男子生徒に聞いてみた。ワヤット・メルビン君、12歳。彼は州の正式なハンティング許可証を所持する銃の使い手だ。ミシガン州では、10歳以上であれば、ハンティング・セーフティの訓練を受け、試験にパスすれば、大人と共に猟に参加できるのだ。

  • 【from 欧州】蜜月関係を深めるドイツと中国存在感が薄れつつある日本

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    【from 欧州】 蜜月関係を深めるドイツと中国 存在感が薄れつつある日本

    2013年3月2日号  

    私が去年6月に北京空港に着いた時に乗り込んだタクシーは、日本や米国の車ではなく、中国生産のフォルクスワーゲン(VW)社の車だった。過去20年間にドイツ経済界の中国への関心は、急激に高まった。ドイツと中国の産業界は、蜜月関係を深めつつある。VWグループは、2012年度の第1四半期から第3四半期までに、全世界で約670万台の乗用車を販売した。このうち、中国での販売台数は前年同期比で18.5%増え、約200万台。これは単一の国としては最も多い数であり、ドイツでの販売台数の2.3倍に当たる。VWの販売台数の中で、西欧の比率が39%から34.6%に減少したのに対し、中国の比率が27.7%から29.9%に増加したことは、象徴的だ。

  • 【from アジア】好調なタイの成長を牽引する三つの源泉 消費拡大を支える産業集積とインフラ投資

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    【from アジア】 好調なタイの成長を牽引する三つの源泉 消費拡大を支える産業集積とインフラ投資

    2013年2月23日号  

    タイの代表的な株価指数のSET指数は2013年2月4日に1506.37ポイントをつけ、1994年以来となる1500ポイント台に上昇した。史上最高値を窺う勢いである。日米欧の金融緩和を背景に、堅調なタイへの資金流入が続き、海外資金は12年11月下旬以降11週連続で買い越した。タイの経済成長率は11年の前年比+0.1%から回復し、12年は+5.7%、13年も+5.0%と堅調に推移する見通しである(財務省)。産業集積に基づく生産・輸出の増加、インフラ投資の拡大、所得増による好調な消費の三つが成長の源泉だ。

  • 【from 中国】高コストで都市部では苦戦の日系コンビニ 成長著しい内陸市場の開拓に活路

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    【from 中国】 高コストで都市部では苦戦の日系コンビニ 成長著しい内陸市場の開拓に活路

    2013年2月23日号  

    上海の街を歩くと、日系ブランドのコンビニエンスストアが頻繁に目に入るようになった。中国全土の店舗数は、2011年末時点でセブン-イレブンが798店舗で12位、ファミリーマートが700店舗で13位、ローソンが354店舗で21位となっている。日系ブランドの店舗数は近年増え続け、中国市場で健闘している様子がうかがえる。特に、1996年に登場したローソンは、弁当を温める電子レンジの設置やおでんの販売を行うなど、中国におけるコンビニでのサービスの原型を作ったと言っても過言ではない。

  • 【from 米国】オバマ再選に熱狂するマイノリティ 黒人大統領が2期目を務める“意味”

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    【from 米国】 オバマ再選に熱狂するマイノリティ 黒人大統領が2期目を務める“意味”

    2013年2月16日号  

    「私は4年前も今回も、黒人やヒスパニックが約8割という感じの観衆に囲まれて、オバマ大統領の演説を聞いていたんです」と言うと、「そこ」にいなかった米国人は、「えー、そうなんですか?」とかなり驚く。「そこ」とは1月21日のオバマ大統領2期目の就任式のことだ。私がいたのは、就任式が開かれていたワシントンの連邦議会議事堂の前に広がるナショナルモールという公園。就任式を一目見たいという全米から集まった有権者80万人に混じり、極寒の中、立ったまま約6時間を過ごした。

  • 【from 欧州】欧州の新たな時限爆弾 スペインの内部分裂、噴き出す不協和音

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    【from 欧州】 欧州の新たな時限爆弾 スペインの内部分裂、噴き出す不協和音

    2013年2月16日号  

    欧州危機で最も恐れられたのはギリシャという“導火線”ではない。ギリシャの金融システム不全がドミノ倒しのように欧州全体に波及するシステミックリスクである。中でも最も懸念されていたのがスペインという“爆弾”への影響である。ギリシャの破綻は持ちこたえられるが、スペインは支え切れない、というのが本音だ。それは英国、ドイツ、フランスの銀行のスペイン向けの融資額が桁違いに大きいからである。

  • 【from 中国】尖閣めぐる紛争の“常態化”が中国の狙い 外交政策の選択肢を狭める社会矛盾

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    【from 中国】 尖閣めぐる紛争の“常態化”が中国の狙い 外交政策の選択肢を狭める社会矛盾

    2013年2月9日号  

    「領土問題が存在することを認めさせるだけでは不十分だ。釣魚島(尖閣諸島の中国名)近辺に日中政府双方の船や飛行機が同時に存在する状況を既成事実化することが我々の政策目標だ」2013年1月中旬、中国共産党中央で尖閣問題を担当する高官が筆者に対してこう証言した。日本政府が尖閣諸島を国有化して以来、中国海洋監視船が同島接続水域に“入っては出る”という挑発行為を繰り返している。12月13日には国家海洋局のプロペラ機が魚釣島南方で日本の領空を侵犯した。中国機が日本に接近するたびに、航空自衛隊が緊急発進するという攻防が繰り広げられている。米国国務省で日中関係を管轄する関係者は「非常に危険な状況だ。武力衝突が起こる可能性を憂慮している」と筆者に漏らした。

  • 【from 米国】久々に日本に注目を集めた「アベノミクス」の効果と評価

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    【from 米国】 久々に日本に注目を集めた 「アベノミクス」の効果と評価

    2013年2月9日号  

    ニューヨークではウォール街や国際経済を担当する記者を対象として、バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ、バークレイズといった欧米金融機関のエコノミストが定期的にレクチャーを開催している。テーマは時節を反映するのが常で、2008年に起きたリーマンショック後の1~2年間は金融システムや雇用政策だったし、欧州危機に揺れた昨年は米欧の金融政策だった。昨年11~12月以降、レクチャーで人気を博しているのが、安倍晋三首相が掲げる「アベノミクス」だ。金融、財政、民間投資の活性化の3本柱からなる施策のうち、特に注目されているのが、インフレ目標や追加的な量的緩和の方向性である。

  • 【from 米国】ゼネラル・モーターズとクライスラー “どん底”からのカムバックの舞台裏

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    【from 米国】 ゼネラル・モーターズとクライスラー “どん底”からのカムバックの舞台裏

    2013年2月2日号  

    「ウィー・アー・バック!」凍てつく1月のミシガン州デトロイト。世界の自動車メーカーが一堂に集まる北米自動車ショーで、ゼネラル・モーターズ(GM)のチーフエンジニアを務めるデイビッド・レオンは、そう宣言した。GMのキャデラックATSが、ホンダのアコードやフォードのヒュージョンを破り、今年の北米カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したのだ。2009年に経営不振で倒産、米国民の税金投入で救済されたGMが、北米49人のジャーナリストたちの投票で決まるこの賞を得るまでの道のりは長かった。

  • 【from 欧州】2013年の欧州情勢の鍵を握る ドイツ連邦議会選挙と経済の行方

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    【from 欧州】 2013年の欧州情勢の鍵を握る ドイツ連邦議会選挙と経済の行方

    2013年1月26日号  

    ドイツでは、今年9月に日本の衆議院選挙に相当する連邦議会選挙が行われる。3期目を目指すメルケル首相にとっては、試練の年だ。彼女自身に対する支持率は高いのだが、連立相手である自由民主党(FDP)の低迷が足を引っ張っている。公共放送局ARDが1月4日に行った世論調査によると、メルケル氏が率いるキリスト教民主同盟(CDU)と姉妹政党キリスト教社会同盟(CSU)への支持率は、4年前の連邦議会選挙に比べて約7ポイント増えて41%(グラフ参照)。

  • 【from 中国】上に政策あれば下に対策あり富の再配分をめぐる攻防

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    【from 中国】 上に政策あれば下に対策あり 富の再配分をめぐる攻防

    2013年1月19日号  

    胡錦濤前指導部時代に最もよく聞かれたフレーズ「和諧社会」は、文字通り各階層間で調和の取れた社会を目指すというものであるが、現実は貧富の差が広がる一方であった。2012年12月に西南財経大学と中国人民銀行金融研究所の共同調査により発表されたジニ係数(所得格差の指標で、数値が大きいほど格差も大きいことを示す)は0.61。これは社会紛争が多発する警戒ラインといわれる0.4をはるかに超える数値で、いかに貧富の差が大きいかがうかがえる。

  • 【from 欧州】もう一つの火薬庫、暴発寸前の移民問題 スウェーデンが映し出す文化多元主義の限界

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    【from 欧州】 もう一つの火薬庫、暴発寸前の移民問題 スウェーデンが映し出す文化多元主義の限界

    2013年1月19日号  

    昨年はスウェーデンのどの学校にもサンタクロースは来なかった。クリスマスツリーを置いている学校もなかった。宗教的配慮のためである。教育から宗教色を排除するのは納得できるが、北欧の子供たちの最大イベントさえも禁止する背景は何であろうか。スウェーデンは高齢化と低出生率の対抗策としていち早く移民政策と文化多元主義政策を推し進めた。1人当たりの難民受け入れも世界一高く、ドイツや英国は難民受け入れ率が10%強なのに対しスウェーデンでは90%だ。それ故にスウェーデンの人口は2004~12年の間に900万人から950万人へと増加した。

  • 【from 米国】「知」のコミュニティ・書店の魅力 紙の本から電子書籍への流れは不可逆

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    【from 米国】 「知」のコミュニティ・書店の魅力 紙の本から電子書籍への流れは不可逆

    2013年1月12日号  

    店に入った途端、新刊本の香りが鼻孔いっぱいに広がる。昼下がり、広い売り場を見下ろすカフェに腰を下ろすと、分厚い本を読みふける人や、小学生の宿題を手伝う家政婦、売り場から持ってきた哲学書を示しながら「人権」について高校生に教える家庭教師などでいっぱいだ。夕方になれば、新刊本の著者が現れ、近著について語り、参加者から活発に質問が出る。

  • 【from アジア】変化を肌で実感する国・インドネシア 中国に次ぐ消費市場への成長期待

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    【from アジア】 変化を肌で実感する国・インドネシア 中国に次ぐ消費市場への成長期待

    2013年1月12日号  

    インドネシアでは1人当たりGDPが2010年に3000ドルを超え、いよいよ自動車など耐久消費財の普及段階に入った。自動車販売台数は11年に89万4100台と前年比17%増加し、さらに12年は1~11月だけで102万6700台と前年同期比26%増加している。インドネシアは、中国に次ぐ消費市場との期待通り、大きく成長し始めている。

  • 【from 中国】新政権のキーマン・王岐山“反腐敗”担当人事の裏側

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    【from 中国】 新政権のキーマン・王岐山 “反腐敗”担当人事の裏側

    2013年1月5日号  

    11月15日正午、北京、人民大会堂。新体制を披露するために姿を現した習近平総書記が、共に政治局常務委員を務める“同僚”6人を紹介し始めた。5番目、王岐山の名前を呼び上げる際、声のトーンが一瞬上がった。王氏は他の6人とは違って、一人だけ青色のネクタイをしている。高度に政治的な場面で、共産党の象徴的カラーである“赤”以外のネクタイを着用していること自体、「王岐山が特別な存在」(党中央関係者)であることの証しだ。王氏は中央規律検査委員会(中規委)書記という立場で、“反腐敗”を担当することが決まっていた。

  • 【from 欧州】欧州の「勝ち組」ドイツにも忍び寄る景気後退の足音

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    【from 欧州】 欧州の「勝ち組」ドイツにも 忍び寄る景気後退の足音

    2012年12月22日号  

    クリスマスは、ドイツで最も重要な祭日である。だが、イルミネーションで飾られた商店街の賑わいにもかかわらず、人々の表情は冴えない。この国にも景気後退の足音が忍び寄りつつあるからだ。キール世界経済研究所など四つの経済研究所は、2012年10月に発表した秋季経済見通しの中で、13年のドイツの経済成長率予測を2%から1%に引き下げた。経済学者たちはその理由を「ユーロ危機に対する懸念から、多くの企業が投資をためらうため」と説明している。

  • 【from 米国】「財政の崖」回避の交渉難航でやきもきするウォール街

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    【from 米国】 「財政の崖」回避の交渉難航で やきもきするウォール街

    2012年12月22日号  

    11月6日夜、ニューヨーク市内の証券アナリスト協会に集まったウォール街関係者は、口々に「フィスカルクリフ」に対する懸念を唱えていた。この日は、ポートフォリオ評価をテーマにして会員が集まったのだが、「フィスカルクリフ」の影響で来年の投資戦略を立てようがないのだという。「フィスカルクリフ」を訳すると「財政の崖」で、年末年始に予定される米国の急速な財政緊縮を指す。ブッシュ政権時代に決めた個人所得税、証券税、相続税の減税措置や給与税の特別減税措置が年末に失効する上、来年から「シークエストレーション」と呼ばれる国防費をはじめとする米連邦政府の財政支出が自動削減する内容だ。

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記者の目

  • 編集部 鈴木洋子

    20年前に見た業界再編の後の未来、こうなるとは予想してなかった

     2001年から04年まで、当編集部で記者として最初に担当した業界が半導体業界でした。当時は日本中が最初の大再編のさなか。日本の半導体はこれで本当に復活するのか?と、じりじりしながら取材し記事を書く毎日でした。日本の半導体の再生を信じてさまざまな活動をしていた東北大学の故大見忠弘教授や故坂本幸雄・元エルピーダメモリ社長にはとりわけお世話になりました。
     月日は流れ、日本企業がほとんどいなくなってしまった後、まさかこんな形で半導体の特集に関わる日が来るとは思っていませんでした。「日の丸半導体最後の挑戦」というタイトルは無数に使った気がしますが、今度こそ挑戦が本当に花開くことを、心から祈っています。

  • 副編集長 鈴木崇久

    人事からの呼び出しに早とちりは禁物?

    「お伝えしたいことがあるので時間をください」と、ある年の3月に人事から呼び出されたことがあります。3月といえば異動の内示の季節。「編集部から出るのか」と覚悟を決めて応接室に向かったところ、全くの別件で逆に衝撃を受けました。
    「紛らわしい時期なんだから用件を先に伝えてくれればいいのに」「センチメンタルになった時間を返してほしい」などと思いながら、部屋を後にしたことを覚えています。
     そんな経験から何年もたちましたが、今度こそ14年半過ごした編集部を離れることになりました。最近は記事執筆の機会が減って、読者の皆さまにとって影が薄い存在でしたが、この場を借りて今までのお礼をお伝えできれば幸いです。

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表紙

特集高成長&高年収企業がぞろぞろ! 半導体 160社図鑑 これから買える株!

株式市場で大きな支持を集め、日経平均株価の最高値更新を支えた半導体関連銘柄。高成長で好業績であるだけではなく、高い年収を誇る企業も多い。ただし、玉石混交で、大手の中にも変調を来しそうな企業がある。一方で、今はあまり知られていない隠れたお宝銘…

特集2日銀「次の一手」は? 金利ショック 襲来

日本銀行がついに異次元緩和に別れを告げた。マイナス金利解除の決断を受け、市場の関心は早くも日銀の「次の一手」に移っている。17年ぶりの利上げで日本経済と今後の金融政策はどう変わるのか。「金利ショック」襲来の影響と課題を徹底検証する。