記事一覧:特集10409

  • 特集 Part1
    スズキ・VW“離婚”成立で 盟主トヨタが注ぐ熱い視線

    2015年10月10日号  

    独フォルクスワーゲンの覇権主義的なやり方に反発したスズキが提携を解消した。最大のライバルであるトヨタ自動車は、この2社の“離婚”をどのような気持ちで眺めていたのだろうか。

  • 特集
    トヨタvsフォルクスワーゲン

    2015年10月10日号  

    独フォルクスワーゲン(VW)の不正問題が発覚し、トヨタ自動車に好機が転がり込んでいる。一方で、VWと“離婚”したばかりのスズキは新たな組み手を模索するのか。世界の勢力図が激変する中、最強の自動車メーカーを決する戦いが始まった。

  • 特集 Part1
    3陣営で覇権を争う世界再編

    2015年10月10日号  

    自動車産業の再編で重要なポイントになるのは、資本関係と環境技術における提携だ。世界販売台数を1000万台(2014年)に乗せたトヨタ自動車、独フォルクスワーゲン(VW)は共に一角を成すが、陣営の在り方が異なる。トヨタは富士重工業への非過半出資、マツダや独BMWとの技術提携などで陣営を広げた。対してVWは欲しいものは傘下に収める。

  • 特集 Part1
    本田 治(スズキ副社長(技術統括))インタビュー

    2015年10月10日号  

    スズキの強みは、低価格の小型車でも収益を出すパッケージ力にある。新型「アルト」では車体構造を根本から見直し、大胆な軽量化と原価低減を実現した。今後どこかと新たに提携するにしても、強みを磨いておく必要がある。

  • 特集 Part1
    【Column】 欧州“ゴルフキラー”の本命か 新型プリウスいよいよ登場!

    2015年10月10日号  

    独フォルクスワーゲン(VW)が一大スキャンダルに揺れる中、時を同じくして9月15日、VWのお膝元ドイツでは、フランクフルト国際モーターショーが開幕した。未来のモビリティから自慢の技術まで世界の自動車メーカーがこぞってアピールする中、トヨタ自動車は新型「プリウス」を欧州で初披露。現行モデルの青系とは異なる「赤」のイメージカラーで攻めてきたのが印象的だった。

  • 特集 Part1
    トヨタとマツダが電撃提携 “チームジャパン”構想の深層

    2015年10月10日号  

    トヨタがマツダとの電撃的な提携を決めた。「意志ある踊り場」の間に進めてきた生産現場改革や設計改革TNGAの準備も整い、トヨタはVWに対抗すべく弱点を克服するフェーズに入る。

  • 特集 Part2
    「生存確率」が高いのは?

    2015年10月10日号  

    日本の自動車メーカーは数が多過ぎる──。世界を見渡しても、一国に乗用車主体のメーカーだけで8社が乱立しているのは異様な光景だ。これまで8社が併存できたのは、旺盛な国内市場があったことはもとより、各社が商品や技術、戦い方で差別化し、独自の進化を遂げたことと無縁ではない。

  • 特集 Part2
    トヨタが強権発動に本腰 「軽」に迫る規格廃止の危機

    2015年10月10日号  

    日本の自動車市場の4割を占める軽自動車に、規格廃止の危機が迫っている。そして、その首謀者が、軽メーカーのダイハツ工業を傘下に持つトヨタだというから穏やかではない。

  • 特集 Part2
    岩村哲夫(ホンダ副社長)インタビュー

    2015年10月10日号  

    世界販売600万台という目標を取り下げたからといって、ニッチメーカーになるつもりはありません。規模を追いながらも、同時に、四輪後発メーカーらしいチャレンジングなDNA、独自性を具現化できてこそ、ホンダの存在価値があります。でも、600万台という台数目標はちょっと性急過ぎました。世界6極でものすごいスピードで新機種が必要になり、各地域にマッチした車種でなければいけない。企業体質がついていけなかった。

  • 特集 Part2
    仏政府介入にルノー属国化 ゴーン日産を苦しめる足枷

    2015年10月10日号  

    飛ぶ鳥を落とす勢いで急成長した日産自動車。スモールカーシフトで規模拡大路線へかじを切ったホンダ。業界で独特の存在感を放ってきた2社が、今、同時に難所に差し掛かっている。

  • 特集 Part3
    既存メーカーを脅かす グーグル、アップルの狙い

    2015年10月10日号  

    1世紀以上にわたってエンジン性能や車体設計、製造コストを競い合ってきた自動車メーカー。しかしシリコンバレーの巨大IT企業は新しい競争ルールを持ち込もうとしている。

  • 特集 Part3
    制裁金や訴訟、信用失墜… フキゲン、ワーゲンの誤算

    2015年10月10日号  

    独フォルクスワーゲンの排ガス不正スキャンダルが深刻化の一途をたどっている。トヨタ自動車を抜き、世界一の自動車メーカーの座を目前にして、その野望がくじかれた格好だ。

  • 特集 Part3
    【Column】 高級車の定義はどう変わる? ベンツの“未来”に透ける焦り

    2015年10月10日号  

    2015年1月上旬、米ラスベガスで開かれていた世界最大の家電見本市コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)の会場。基調講演を務める独ダイムラーのディーター・ツェッチェ会長が登壇すると、まるで高級ホテルのラウンジのようにくつろぐことができる未来のコンセプトカーを披露した。

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記者の目

  • 編集部 鈴木洋子

    20年前に見た業界再編の後の未来、こうなるとは予想してなかった

     2001年から04年まで、当編集部で記者として最初に担当した業界が半導体業界でした。当時は日本中が最初の大再編のさなか。日本の半導体はこれで本当に復活するのか?と、じりじりしながら取材し記事を書く毎日でした。日本の半導体の再生を信じてさまざまな活動をしていた東北大学の故大見忠弘教授や故坂本幸雄・元エルピーダメモリ社長にはとりわけお世話になりました。
     月日は流れ、日本企業がほとんどいなくなってしまった後、まさかこんな形で半導体の特集に関わる日が来るとは思っていませんでした。「日の丸半導体最後の挑戦」というタイトルは無数に使った気がしますが、今度こそ挑戦が本当に花開くことを、心から祈っています。

  • 副編集長 鈴木崇久

    人事からの呼び出しに早とちりは禁物?

    「お伝えしたいことがあるので時間をください」と、ある年の3月に人事から呼び出されたことがあります。3月といえば異動の内示の季節。「編集部から出るのか」と覚悟を決めて応接室に向かったところ、全くの別件で逆に衝撃を受けました。
    「紛らわしい時期なんだから用件を先に伝えてくれればいいのに」「センチメンタルになった時間を返してほしい」などと思いながら、部屋を後にしたことを覚えています。
     そんな経験から何年もたちましたが、今度こそ14年半過ごした編集部を離れることになりました。最近は記事執筆の機会が減って、読者の皆さまにとって影が薄い存在でしたが、この場を借りて今までのお礼をお伝えできれば幸いです。

最新号の案内2024年4月20日号

表紙

特集高成長&高年収企業がぞろぞろ! 半導体 160社図鑑 これから買える株!

株式市場で大きな支持を集め、日経平均株価の最高値更新を支えた半導体関連銘柄。高成長で好業績であるだけではなく、高い年収を誇る企業も多い。ただし、玉石混交で、大手の中にも変調を来しそうな企業がある。一方で、今はあまり知られていない隠れたお宝銘…

特集2日銀「次の一手」は? 金利ショック 襲来

日本銀行がついに異次元緩和に別れを告げた。マイナス金利解除の決断を受け、市場の関心は早くも日銀の「次の一手」に移っている。17年ぶりの利上げで日本経済と今後の金融政策はどう変わるのか。「金利ショック」襲来の影響と課題を徹底検証する。