記事一覧:特集10409件
-
特集 Part3
国家の思惑が絡み合う 陰謀と戦争の石油世界史
2015年02月07日号「これは現代の光だ。……この光は王様や廷臣によく似合う」 世界で初めて、石油が掘り当てられたのは1859年8月のことだった。米ペンシルベニア州の片田舎、タイタスビルの農地で、20メートルの井戸から黒い液体がにじみ出ているのが発見されたのだ。掘り当てた男は、自称“大佐”のエドウィン・ドレーク。実は、彼は鉄道の元車掌にすぎなかったのだが、当時、石油掘削の試みは正気の沙汰とは思われていなかったため、偽の称号を用いて、地域住民を安心させていたのだった。
-
特集 Part3
【Column】 油価を読み解く近未来年表 カギはシェール企業の決算
2015年02月07日号今後の原油価格を読み解くには、需要面と供給面でそれぞれ見逃してはいけない重要なポイントがある。まず供給面では、米国のシェールオイル・ガスの生産状況だ。見るべき指標は、油田の掘削装置である「リグ」数の推移。原油生産の先行き動向を示す指標で、減少幅が拡大すれば、供給減少のサインとなる。
-
特集 Part3
【シナリオ2 産油国ルート】 財政危機の伝播で膨張する 中東と極東の二大勢力の正体
2015年02月07日号原油安が直撃した産油国を通じても危機は連鎖していく。イスラム教過激派や中国など、さまざまな組織や国家の思惑が絡み合いながら、石油が世界を不安定化させていく。
-
特集 Part3
【シナリオ1 金融市場ルート】 原油安からの連鎖が誘発! 米国で24兆円バブルが崩壊
2015年02月07日号原油安は世界経済に恩恵をもたらす一方で、あらゆる金融市場に伝播しながら、さまざまな危機を誘発しようとしている。連鎖するリスクの“マグマ”はどこで噴出するのか。
-
特集 Part3
原油安はどこに連鎖する? 近未来リスクの政治経済ドミノ倒し
2015年02月07日号原油価格の急落は、ドミノ倒しのように次々と世界中の経済や政治に伝播していく。安値が続いた場合、危機はどこに連鎖していくのか、その最新ルートを徹底予測する。