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記者の目

  • 編集部 篭島裕亮

    800億円投資家に学ぶ勇気

     清原達郎氏の書面インタビューの中で、最も心に残ったのは「『株を買わなきゃ』とスイッチが入っちまった」という部分です。資産800億円を築き、すでに現役を引退されているにもかかわらず、暴落をチャンスに変えるプロの取引に圧倒されたのです。
     一方、私はというと加齢によりゴルフのドライバーの飛距離が落ち、資産運用の「リスク許容度」も低下していました。編集部は個別株取引禁止のため、ETFでの運用にもかかわらずです。
     総合商社勤務ではないので、家のローン、教育資金など考えることがたくさんあるのは事実です。プロのまねもできません。ですが「暴落時に攻める」気持ちはまねしたいと思いました。

  • 編集長 浅島亮子

    日本の舵取りを任される新リーダーは課題山積

     石川県能登地方を襲った豪雨により、被害に遭われた皆様、ご家族様に心よりお見舞い申し上げます。
     この雑誌が発刊される頃には、自民党総裁選で新リーダーが選出されているはずです。被災地における復旧策実行が焦眉の急なのはもとより、歴代政権が積み残した経済政策の課題は山積しています。注目しているのは、防衛費拡張や半導体産業に投じられる資金の財源問題と労働問題です。
     選挙戦では、労働政策に造詣が深いとはいえない候補が解雇規制緩和を掲げていましたが、それが経済底上げの魔法の杖となるとは思えません。政治の役割として優先すべきが格差是正や弱者救済ならば、短時間バイト業者の玉石混交に焦点を当てた方がいいのではないでしょうか。

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表紙

特集暴落に負けない!強い株

「歴史的急落」にパニックになった個人投資家も多いが、暴落局面は優良株を安値で買える好機でもある。そこで本特集では注目業種の今後を分析し、強い銘柄、弱い銘柄を公開。有名投資家による暴落相場での心得や、波乱相場に強い銘柄ランキングなど「危機をチ…

特集2疑惑の投信

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