記事一覧:特集 Part51003

  • 特集 Part5
    【名古屋】 巨大開発計画推進の足元で 揺らぐゼネコンの施工能力

    2014年12月06日号  

    日本の中でも街並みが大きな変貌を遂げる名古屋駅前。さらに、三つの大型プロジェクトが進行中だ。リニア開業で駅西側の開発にも期待が寄せられている。

  • 特集 Part5
    【北陸】 新幹線特需が終わり脱・地元 土建王国に近づく崩壊の足音

    2014年12月06日号  

    来年3月に長野~金沢駅間で開通を予定する北陸新幹線。当初こそ、地元ゼネコンは特需に沸いたが、もともとスーパーゼネコンの下請けに甘んじていたところに、東日本大震災による人件費と資材の高騰が追い打ちをかけ、利幅が縮小。「地元業者には期待ほど金が落ちなかった」と、複数の地元業界関係者は肩を落とす。

  • 特集 Part5
    【東北】 太平洋側と日本海側で明暗 復興バブルに踊るゼネコン

    2014年12月06日号  

    「奥羽山脈を境に、勝ち組と負け組が分かれた」──。東北地方のゼネコンを取り巻く現状について、地元業界関係者はそう口をそろえる。  これまで、宮城と福島、そして山形の南東北3県は、陸上交通網の発達により、「仙台経済圏」と呼ばれる地域経済を形成してきた。

  • 特集 Part5
    【群馬】 八ッ場ダム復活で地元歓喜も 影落とす小渕氏の政治とカネ

    2014年12月06日号  

    カスリーン台風(1947年)による利根川の大氾濫を受けて、建設計画が持ち上がってから実に62年。民主党政権時代に一度は「中止」に追い込まれた八ッ場(やんば)ダム(群馬県長野原町)の本体工事が、来年1月から始まる見通しとなった。

  • 特集 Part5
    【北海道】 需要回復で息吹き返す地場に 走った加藤組土建破綻の激震

    2014年12月06日号  

    9月末、北海道新幹線の開業を1年半後に控えた函館に激震が走った。100年超の歴史を誇る地元建設業界の老舗、加藤組土建が自己破産したからだ。41億円の負債額は過去の大型倒産に比べて大きくはないが、近年の景気回復や公共事業の増加で息を吹き返した国内建設業界にあって、同社が救いようのない状態だったことを際立たせた。

  • 特集 Part5
    農政改革の鍵を握る 農水省の次期トップ人事

    2014年11月29日号  

    首相官邸が推し進める農政改革では、農業を所管する農林水産省の動きも見逃せない。特に来年1月にも行われる事務次官人事は重要だ。誰が就任するかで改革の行方も変わってくる。

  • 特集 Part5
    クラフトビールが救世主? 出遅れた海外戦略の行く末

    2014年11月01日号  

    大手が本格参入するなど、活況に沸くクラフトビール。ビール大手の海外戦略に限界が見え始めた今、クラフト市場に活路を求めるが、“世界の巨人”は何歩も先を行っている。

  • 特集 Part5
    個性と出会うクラフトビール

    2014年11月01日号  

    小さな醸造所の職人が造るビールが再び人気を集めている。かつての「地ビール」は「クラフトビール」と呼ばれるようになったが、米やさんしょうを使い日本らしさを表現し、世界的な賞を取る醸造所もある。

  • 特集 Part5
    磯崎功典(キリンビール社長)インタビュー

    2014年11月01日号  

    今年、クラフトビールの本格参入を表明したキリンビール。9月にはクラフト大手、ヤッホーブルーイングとの提携も決めた。消費増税、急激な円安と逆風が吹く中、打開策はあるのか。

  • 特集 Part5
    小路明善(アサヒビール社長)インタビュー

    2014年11月01日号  

    「スーパードライ」で、国内ビール市場のトップを走るアサヒビール。しかし、ビール類の市場は縮小が続く。消費者の嗜好がますます多様化する中、どんな戦略で成長を目指すのか。

  • 特集 Part5
    【Column】 増税・減税で泣き笑い 酒税法改正の勘所

    2014年11月01日号  

    「酎ハイを増税する理屈が見つからないんだよね」。財務省のある幹部は小さな声でこう漏らした。税制改正の大筋が固まる年末を控え、財務省では、酒税法の改正をめぐり、議論が佳境に入っている。現在、財務省内では、350ミリリットル缶当たり、ビールを5円程度の減税、第三のビールを12円程度の増税とする方向で話が進んでいる。ビールメーカーには、長年の悲願であるビールの減税が視野に入ってきた。

  • 特集 Part5
    【プロジェクトH 水素界の開拓者(3)】 ”お蔵入り”でもめげません! 町工場が生み出す水素技術

    2014年10月25日号  

    「大手企業とは対抗しません。できません。だから中小しかできない仕事をするんです」サクション瓦斯機関製作所(東京都江東区)は、キラリと光る技術力で、水素をクルマに充填する小さなコンプレッサー(圧縮機)の製造に挑んできた“スーパー中小企業”だ。社長の竹内誠さんのモットーは、大手はできない独自の製品開発だ。

  • 特集 Part5
    誰が“水素社会”を殺すのか?

    2014年10月25日号  

    誰が電気自動車を殺したか?──。1996年に米ゼネラル・モーターズ(GM)が電気自動車(EV)をリース販売した。米カリフォルニア州のZEV(無公害車)規制の厳格化を追い風に、トム・ハンクス演じる初期ユーザーから大絶賛されて予約が殺到するのだが、突如として、市場からEVが消えてしまう。その謎に迫ったドキュメンタリー問題作だ。

  • 特集 Part5
    2014年 全153社 企業別 新卒者出身大学ランキング

    2014年10月18日号  

    大手企業で幅をきかす大学はどこか──。それを知る一つの手段として、本誌編集部は、大学通信が各大学の発表データなどを集計した企業別就職者数を基に、各企業における新卒社員の出身大学をランキングした。2014年の実績はもちろん、最近の傾向が分かるよう、過去5年間(原則)の平均も割り出した。社長の出身大学や企業の所在地と照らし合わせると、外からはうかがい知れない各業界・企業の内情が見えてこよう。

  • 特集 Part5
    工業デザイナー KEN OKUYAMA 車両に新風吹き込む

    2014年09月20日号  

    伝説の2連勝──。鉄道業界を揺さぶった事件がある。近年に登場した新幹線E6系、E7系/W7系において、車両の“顔”である先頭車両のデザインコンペで川崎重工業が連勝したのだ。

  • 特集 Part5
    【Column】 新幹線輸出は夢のまた夢か!? 悩ましい技術の“ガラパゴス化”

    2014年09月20日号  

    長く続いた取材の途中、新幹線輸出に携わる担当者がポロッと口走った。「何度も勉強し直したけど、新幹線だけが絶対勝てる“強み”が分からないんです……」この発言は、意外に思えるかもしれない。

  • 特集 Part5
    こじ開けられた“新幹線”の壁 海外企業に国内参入チャンス

    2014年09月20日号  

    日本のメーカーが続々と海外に飛び出す一方で、実は国内企業の牙城だった日本にも、海外企業が少しずつ押し寄せている。固く閉じられた日本の扉をこじ開けたのは技術力の差だった。

  • 特集 Part5
    【Column】 車輪、レール製造で110年 新日鐵住金の“数奇な運命”

    2014年09月20日号  

    明治末期、殖産興業にまい進する日本が1901年、北九州に「八幡製鐵所」(当時・官営製鉄所)を設立したのは、教科書で習ったことがあるはずだ。だが、その八幡製鐵所で、国産初の鉄道レールが製造されたことはあまり知られていない。

  • 特集 Part5
    海外都市交通では強さ発揮も 淘汰・再編必至の日本メーカー

    2014年09月20日号  

    新幹線を輸出するといっても、一国の根幹を担う大プロジェクトだけに相手国の政治も絡んで、先は読めない。日本メーカーは、“脱JR依存”で、海外展開による生き残りを目指す。

  • 特集 Part5
    電車でGO! 世界に飛び出せ新幹線

    2014年09月20日号  

    “大国”への仲間入りを目指す新興国を中心に、高速鉄道の計画はめじろ押しだ。だが、時の政権の意向や、経済事情で、計画が浮上しては消えていくのが現状だ。新幹線は新たな走行場所を見つけられるのか。各国の新設計画の進み具合を図にまとめた。

定期購読キャンペーン

記者の目

  • 編集委員 藤田章夫

    新NISAを追い風にする保険業界のしたたかさ

     新NISAが1月からスタートし、保険の販売には逆風かな?と思っていたら、「むしろ追い風になっていますよ」との声が多数。
     資産運用の相談に来た人に、「投資信託は資産が減ることもありますが、変額保険の死亡保険金額には最低保証があります」と言えば、「保険の方がいいか」となるようです。
     本来は、資産を運用したいのか保障が欲しいのか、目的に応じて使い分けたいところですが、これがかなり難しい。
     そこで、保険ジャーナリストの森田直子さんとファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さんに、保険と運用それぞれの立場から対談を行っていただきました。面白過ぎて、対談時間はあっという間に過ぎました。ぜひご一読ください。

  • 副編集長 名古屋和希

    “予定調和”の買収は今後減少?

     第一生命ホールディングスが3月に福利厚生代行のベネフィット・ワンを買収しました。この買収劇は異例の展開をたどりました。
     先に買収を表明したのは医療情報サイト運営のエムスリーでした。そこに第一生命が参戦したのです。結局、エムスリーよりも好条件を提示した第一生命が買収戦を制しました。大企業による対抗的な買収は極めて珍しいものです。
     従来、事業会社はイメージ悪化などを恐れ、「敵対的」な買収を控えてきました。ただ、近年はルール整備などを背景に「同意なき買収」が広がる機運が出ています。買収が活発になれば、企業・業界の新陳代謝も促せます。今後、“予定調和”の買収は減っていくかもしれません。

最新号の案内24年4月27日・5月4日合併特大号

表紙

特集保険vs新NISA 今「契約したい保険」は? 生保商品ベスト&ワーストランキング

保険とNISA、どちらに資金を振り向けるべきか──。新NISAをきっかけに投資熱が高まる中、多くの人が抱える悩みだ。そこで保険とNISAで迷ったときの考え方や保険の見直し方、保険のプロ29人が辛口採点した生命保険商品ランキングを、業界の深部…

特集2変局 岐路に立つNHK

NHKが大きな岐路に立たされている。今国会で放送法改正案が可決されれば、ネット視聴も受信料徴収の対象となる。一方で、今後、NHKの受信料収入は人口減やテレビ離れを背景に先細る可能性が高い。職員数1万人を誇る巨大公共放送機関は、「みなさまのN…