記事一覧:河尻亨一のデジタル・クリエイティブReview1件
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河尻亨一のデジタル・クリエイティブReview
今、小さくても存在感たっぷりの ローカルメディアが多くの人を動かす
2012年7月12日ウェブやソーシャルメディアから発せられた情報が多くの人を動かす事例は、発信者の規模やブランドによるものばかりではありません。「街コン」の開催など地元をドメインに情報を発するローカルメディアの影響力について検証します。
ウェブやソーシャルメディアから発せられた情報が多くの人を動かす事例は、発信者の規模やブランドによるものばかりではありません。「街コン」の開催など地元をドメインに情報を発するローカルメディアの影響力について検証します。
編集部 永吉泰貴
DeNAに届かない声
第2特集「DeNA 医療データ乱用」を担当しました。医療データ販売は公益に資する事業ですが、高い倫理性も必須です。そのことをどう伝えるかに腐心し、私自身も考えさせられました。
オンライン記事の読者からは、さまざまな情報提供を頂きました。中にはDeNAの関係者もおり、勇気ある行動に心より敬意を表します。
7年前のWELQ騒動の報告書には、会社の再起を願う社内の声が紹介されています。「我々はベンチャーであると言って社会的公正を後回しにされることは許されない」。
DeNAには、このような声を真摯に受け止めてほしいと思います。要配慮の個人情報を扱うに足る体制だったのか、まずは自ら調査に踏み切るべきです。
編集部 重石岳史
弁護士もさまざま、だから面白い
仕事柄、弁護士を取材することは多いですが、一口に弁護士と言っても、さまざまな種類の人がいることに気付かされます。
例えば新聞社の地方支局で司法記者をしていた頃、お金がない刑事被告人の国選弁護ばかりを引き受けるベテラン弁護士がいました。いつもヨレヨレの背広を着て、髪の毛もボサボサ。個人事務所をどう経営しているのか心配してしまうほどでしたが、冤罪の疑いのある事件でただ1人、敢然と検察に立ち向かう姿に弁護士らしさを感じました。
一方、東京の大手法律事務所に所属する弁護士の中には、上司であるパートナーの意向や他事務所の年収事情にやたら詳しい人もおり、これもまた“らしさ〟を感じるところです。
弁護士・会計士・税理士は、企業にとって最も身近な士業だ。その3大士業は経済界で叫ばれるガバナンス向上、それを実現したい金融当局の要請、さらに生成AI に代表される最新テクノロジーなど、方々から変化の波を受けている。仕事や稼ぎ方、業界内序列に…
2023年12月18日、ダイヤモンド編集部はDeNAの医療データ「目的外利用」疑惑を報じた。その後の取材で分かったのは、目的外利用は疑惑ではなく事実ということだ。「医療データ乱用」で浮き彫りになった構造問題と、今後も医療データの利活用が適切…