記事一覧:采配【第二幕】32

  • 悔しい経験を財産にして勝利への道につなげる

    采配【第二幕】
    悔しい経験を財産にして 勝利への道につなげる

    2013年12月28日号  

    野球の世界では、ベテランと若手がレギュラーポジションを争っているとき、「力が同じと見れば若手を使う」という指導者が多い。高校や大学、つまり限られた年齢の選手で戦力を編成する場合は、1歳でも若い選手を使ったほうが成長させる時間が取れるという考え方もあるからだろう。しかし、私は力が同じならベテランを使う。誰の目から見ても若手が上回っているという状態になって初めて、ベテランから若手に切り替えるのだ。なぜなら、将来性や勢いも大切だが、チームを勝利に近づけるためには“経験”が最も必要だからだ。

  • 組織における責任とは全員が持つべきもの

    采配【第二幕】
    組織における責任とは 全員が持つべきもの

    2013年12月21日号  

    中日ドラゴンズがゼネラルマネジャー(GM)制を採用したのは私が初めてだ。就任後、私の権限はどこまで及ぶのか、球団組織図のどこに位置するのか、どんな仕事をするのかといったことを聞かれたり、記事に書かれたりする。

  • 上司と部下が知恵を絞り“いい仕事”につなげる

    采配【第二幕】
    上司と部下が知恵を絞り “いい仕事”につなげる

    2013年12月14日号  

    いい仕事──とは何だろうか。料理人であれば、自分自身が最高だと思って出した料理に客も大満足すること。映画であれば、製作者が傑作だと自信を持って封切った作品が大ヒットすること。つまり、送る側と受ける側の双方が満足して初めて「いい仕事をした」ということになるのだろう。中日ドラゴンズで監督に就任することが決まったとき、私はプロ野球球団の監督にとって“いい仕事”とは何かを、あらためて考えた。

  • 気に入らない仕事でも努力次第で天職になる

    采配【第二幕】
    気に入らない仕事でも 努力次第で天職になる

    2013年12月07日号  

    私は19歳で東洋大学を中途退学した後、しばらく定職を持たない生活をしていた。だが、成人してもブラブラしているわけにはいかない。20歳を過ぎ、高校時代の恩師のつてで東京芝浦電気(現・東芝)へ入社させてもらい、府中工場に配属されて野球部に入った。当時、東芝府中の野球部は社会人野球の全国大会である都市対抗野球大会に出場したこともない弱小で、プロ球団からドラフト指名されるような選手もいなかった。

  • 道が開ける可能性が高いのは不遇を跳ね返す人間力

    采配【第二幕】
    道が開ける可能性が高いのは 不遇を跳ね返す人間力

    2013年11月30日号  

    サラリーマンの知人から「会社を辞めようと思います」という連絡をしばしばもらう。定年退職を2~3年後に控え、一足早く自由になって奥さん孝行をしようとか、再出発の準備をするというのなら、ねぎらいの言葉をかければいい。ただ、働き盛りである40代から50代前半で、しかも「今後のことは辞めてから考える」などと言われると、私が返す言葉は一つしかない。

  • 社会人が持つべきものは夢ではなく目標である

    采配【第二幕】
    社会人が持つべきものは 夢ではなく目標である

    2013年11月23日号  

    この連載でも何度か書いているが、夢や理想を抱くのは大切なことだ。実際、私も講演では「自分の夢を叶えるためにはどうすればいいか」という質問をよく受ける。少し意地悪に聞こえるかもしれないが、私はこう答える。「本当に叶えたいと思うなら、“夢”ではなく“目標”を持ってください」

  • 数字で読み解く守りで勝つ野球の極意

    采配【第二幕】
    数字で読み解く 守りで勝つ野球の極意

    2013年11月16日号  

    私が監督を務めた2004年から8年間の中日ドラゴンズは「投手王国」と呼ばれていた。投手が相手を0点に抑えれば負けることはない。この大原則を前提に、私が守り勝つ野球を実践したことで、投手力がチームの生命線だったのは確かだ。しかし、チームを率いる私自身は「うちの投手陣は他のチームより優れている」と、大船に乗った気持ちになったことは一度もない。むしろ、「うちの投手陣は本当に大丈夫なのか」と不安で仕方がなかったという記憶が強い。私が心配性なのでも、選手に求めるハードルが高過ぎるのでもない。それを理解していただくため、今回は細かな数字も掲載してみよう。

  • 野球人生は自分そのもの大成の秘訣は今日の一歩

    采配【第二幕】
    野球人生は自分そのもの 大成の秘訣は今日の一歩

    2013年11月09日号  

    2020年の夏季オリンピック開催地が東京に決まったときは、日本中が大いに盛り上がった。1週間くらいはテレビでも関連する話題が報道され続け、最終プレゼンテーションでアナウンサーの滝川クリステルが使った「お・も・て・な・し」は流行語のようになっている。この騒ぎの中で、アナウンサーやコメンテーターをはじめ、街頭インタビューされた人たちも異口同音にこう言った。「7年後の日本はどうなっているのだろうか」「7年後の自分はどうなっているのだろうか」

  • 失敗の言い訳にもなるセオリー通りの采配

    采配【第二幕】
    失敗の言い訳にもなる セオリー通りの采配

    2013年11月02日号  

    野球の戦術には“セオリー”と呼ばれるものがある。将棋の“定跡”、囲碁なら“定石”と同じ意味になると思うが、1点を争う試合展開で先頭打者が一塁へ出塁すると、次打者が送りバントで二塁へ進める。こうしたケースでテレビ中継を実況するアナウンサーや解説者は「セオリー通りの攻め方です」などと言う。それに対して、同じ場面で一塁走者がスタートを切り、打者がバントの構えからライト方向にヒットを打って一、三塁とチャンスを広げたりすると、「意表を突く攻撃です」となる。これを“奇襲”と表現する人もいる。

  • ユニフォームの歴史や伝統そこに込められた思い

    采配【第二幕】
    ユニフォームの歴史や伝統 そこに込められた思い

    2013年10月26日号  

    今シーズンのプロ野球を見ていて、少し気になったことがある。セ・パ交流戦や特定の曜日、期間など、球団が何かのイベントを仕掛けるタイミングで、普段とは異なるデザインのユニフォームを着用するチームが増えたことだ。長年プロ野球界で仕事をしてきた私でも、パッと見ただけではどこのチームかわからない色やデザインのときもある。これは各球団の営業部あたりが、観客動員の促進やファンサービスを目的として、現場の同意も得て実施していることだろう。

  • 負けたチームは本当に「使える選手が少ない」のか

    采配【第二幕】
    負けたチームは本当に 「使える選手が少ない」のか

    2013年10月19日号  

    今季のプロ野球ペナントレースは、セ・リーグが読売ジャイアンツ、パ・リーグでは東北楽天ゴールデンイーグルスが優勝を飾った。巨人は下馬評通りといってもいいが、一方のパ・リーグはどこが優勝し、どこが最下位になっても不思議ではない混戦になるとみられていた。

  • 勝負事に勝つためには無用な刺激は避けるべし

    采配【第二幕】
    勝負事に勝つためには 無用な刺激は避けるべし

    2013年10月12日号  

    今から振り返ること3年前、2010年のセ・リーグは、中日ドラゴンズ、阪神タイガース、読売ジャイアンツが三つどもえの混戦でシーズン終盤になだれ込んだ。勝負の9月を迎えた時点で、首位の阪神から1.5ゲーム差で巨人、さらに1ゲーム差で中日が続いていた。

  • 選手が「と金」に成るまで待つのが指導者の役割

    采配【第二幕】
    選手が「と金」に成るまで 待つのが指導者の役割

    2013年10月05日号  

    西鉄ライオンズ(現・埼玉西武ライオンズ)で1956年から3年連続日本一、60年には大洋ホエールズ(現・横浜DeNAベイスターズ)も日本一に導いた三原脩さん(故人)は、巧みな戦術や選手起用を「三原マジック」と称された。

  • 実績ある選手の谷繁をほめなかった本当の理由

    采配【第二幕】
    実績ある選手の谷繁を ほめなかった本当の理由

    2013年09月28日号  

    チームを活性化するためにはレギュラーの世代交代が考えられる。私は単に力が衰えてきたベテランのポジション(仕事)を、伸び盛りの若手に任せていくのではなく、中堅クラス(30代半ば)で、チームに大きな影響力を持つ選手を鍛え直すという方法論を試み、そのターゲットを当時33歳の谷繁元信にした。その話の続きだ。

  • レギュラーの世代交代谷繁に与えた試練と狙い

    采配【第二幕】
    レギュラーの世代交代 谷繁に与えた試練と狙い

    2013年09月21日号  

    プロ野球で長く安定した実績を残すためにはチームの活性化が不可欠であり、その一つの方法としてレギュラーの世代交代が考えられる。では、具体的にどうすればいいだろう。

  • 選手の話をじっと聞き外に漏らさない名コーチ

    采配【第二幕】
    選手の話をじっと聞き 外に漏らさない名コーチ

    2013年09月14日号  

    最近、「落合さんが監督だったころ、チームではこんなことがありましたね」と昔話(といっても数年前の話だが)を向けられ、私の知らない内容だったことが何度かある。選手と指導者、また選手間のちょっとしたトラブルなど、時がたてば笑い話になるレベルのものばかり故、おそらく森繁和ヘッドコーチ(当時)が「こんな話まで監督の耳に入れる必要はない」と判断し、解決してくれたのだと思う。

  • 強くなるチームに必要な選手より練習するコーチ

    采配【第二幕】
    強くなるチームに必要な 選手より練習するコーチ

    2013年09月07日号  

    監督に就任直後の秋季キャンプでのことだ。ある日の打撃練習で、私は打撃投手に1人30分ずつ投げさせるように指示したが、練習を見ていると15分で交代する者がいることに気づいた。その理由を打撃コーチに問うと、こう返してきた。「個々の疲労度から判断しました」。 打撃投手というのは、文字通り毎日のように打撃練習の際に投げる専門職だ。大半が元現役投手だから、自分の得意分野を生かせる恵まれた仕事だという人もいる。

  • 根気強く伝え続ける努力が人材育成の最短距離となる

    采配【第二幕】
    根気強く伝え続ける努力が 人材育成の最短距離となる

    2013年08月31日号  

    スポーツ界で、指導者による体罰と暴力に関する問題が表面化して久しい。この根底にあるのは、指導者のコミュニケーションに関する考え方だと私自身は捉えている。技術や仕事の進め方についてアドバイスをする際、指導者はできるだけわかりやすい表現で伝えようと努める。しかし、選手の受け取り方や理解力には個人差があり、指導者には「自分の教えたことが正しく理解されているのだろうか」という不安が常につきまとう。

  • 失敗の分析こそがチーム力の強化につながる

    采配【第二幕】
    失敗の分析こそが チーム力の強化につながる

    2013年08月24日号  

    上司と部下が相互に信頼関係を築くには、上司が自分の失敗を語ってやるべきだと前回に書いた。「俺はこれができたから営業成績がグンと伸びたんだ」そうした成功談はヒントになるかもしれないが、誰かに勧められたノウハウが自分にも応用できるものとは限らない。また、仕事の進め方は、試行錯誤しながら自分が参考にしたい要素を取り入れていくほうが早く身につくものだ。

  • 指導者受難の時代に認められる上司になる法

    采配【第二幕】
    指導者受難の時代に 認められる上司になる法

    2013年08月17日号  

    スポーツの世界には「指導者の言うことは絶対」という不文律があった。指導者に対しては「はい」という答えしか許されず、鉄拳制裁も教育の一つだと考えられていた。そんな時代が過ぎ去ったことは、最近のスポーツ界を取り巻く話題が示す通りだが、今度は指導者にとって受難ともいえる時代になってきたようである。若い選手が指導者を値踏みするのだ。「俺の言うことはすべて正しい」という根拠のない指導には聞く耳を持たず、指導者が選手時代からどんな実績を残しているかを重視する。私自身にも経験がある。

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記者の目

  • 編集長 深澤 献

    「寝付けない」というのは本当につらい

    「寝付けない」というのはつらいものです。深夜にまで及んだ編集会議の後とか、原稿がなかなか進まず「残りは朝起きてからにしよう」と区切りをつけた後とか、床には就くものの、頭がさえて眠れないことがあります。
     そんな夜は、脳が疲れても眠れないなら体を疲れさせればいいと、真夜中でも5㌔くらいランニングしてくるというバカな解決法を取っていた時期があります。走るのが趣味とはいえ、「これはまったく健康的ではないな」と思い、最近は控えています。
     走るといえば、初マラソンの前日、遠足前の小学生のように、興奮して眠れなかったのも困りました。翌朝は早いし体力も必要なのに……。ホントに「寝付けない」というのはつらいものです。

  • 編集部 森川幹人

    草食系男子が増えているのは睡眠不足のせいだった

     睡眠特集の原稿を書く合間に読んでいた、とある脳科学者の本。なんでも、草食系男子の増加にも、睡眠が関わっているのだとか。
     太古から人類の先輩諸兄がしてきたように、日の出とともに起き、日中は獲物を追い掛け、夜は真っ暗闇の中で眠ってこそ、男らしさを育むテストステロンというホルモンが分泌されるというのです。
     ところが、現代にあっては、夜遅くまでスマホで脳を刺激し、睡眠時間は減る一方で、日中の運動も足りない。男子のテストステロン分泌量が減れば、優しいだけの草食系が増えて当然なのでしょう。
     さて、自分はどうかと振り返ってみて、取りあえず1日7時間の睡眠を目標にし、久々に筋トレでもしてみようかと決意したのでした。

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