記事一覧:後藤謙次 永田町ライヴ!283

  • 人事に透ける長期政権への意欲隠れたテーマは総裁任期延長論

    後藤謙次 永田町ライヴ!
    人事に透ける長期政権への意欲 隠れたテーマは総裁任期延長論

    2016年08月13日号  

    「来年のことを言うと鬼が笑う」といわれるが、政界は再来年、つまり2018年9月の自民党総裁選をにらんで動きだした。東京都知事選で小池百合子の圧勝が決まった7月31日深夜、自民党総務会長(当時)の二階俊博の携帯電話が鳴った。声の主は首相の安倍晋三だった。

  • 「中規模で地味」な安倍人事新布陣で分かる衆院選の時期

    後藤謙次 永田町ライヴ!
    「中規模で地味」な安倍人事 新布陣で分かる衆院選の時期

    2016年08月06日号  

    人事の季節を迎えたというのに、自民党内には不思議な空気が漂う。理由は言うまでもなく、「人事の要」である幹事長の谷垣禎一(71)の自転車転倒事故の影響。谷垣の処遇が全ての人事の出発点とみられていたが、そこがはっきりしない。事故後、初めて谷垣の容体に触れた幹事長代行、細田博之(72)の記者会見がかえって臆測、混乱を招いた。細田の会見が行われたのは事故から10日もたった26日だった。

  • 幹事長の転倒事故が人事に波及「ポスト安倍」めぐり早くも火花

    後藤謙次 永田町ライヴ!
    幹事長の転倒事故が人事に波及 「ポスト安倍」めぐり早くも火花

    2016年07月30日号  

    東京都選出の国会議員にとって今年の7月は「炎熱地獄」かもしれない。参院選が終わって一息ついたのもつかの間、14日には東京都知事選が告示され、投票日は31日。約40日間、声を張り上げて走りっ放しだ。東京都選出の自民党衆院議員の大西英男は「参院選を全力で2回分やるような気分です」と語る。

  • 参院選を上回る注目の都知事選出馬表明した小池百合子の野心

    後藤謙次 永田町ライヴ!
    参院選を上回る注目の都知事選 出馬表明した小池百合子の野心

    2016年07月16日号  

    政界に「杭の論理」という耳慣れない言葉がある。「池の杭」は水位が下がれば水面に姿を見せる。逆に水位が上がれば水没して見えなくなる。これと同じような現象が選挙でも起こることを意味する。組織票に支えられた政党は投票率が低ければ低いほど相対的に有利になる。こうした政党を「杭の政党」と呼ぶ。具体的には自民、公明、共産の3党がこれに当たる。6月22日に公示された参院選は盛り上がりを欠き、選挙戦は低調のまま投票日を迎えた。いわば「杭の政党」にとって追い風になった。

  • 予期せぬ英EU離脱で顕在化日本が直面する「ABCリスク」

    後藤謙次 永田町ライヴ!
    予期せぬ英EU離脱で顕在化 日本が直面する「ABCリスク」

    2016年07月09日号  

    「ブレグジットが今やリグレジットになった」(日本政府関係者)「ブレグジット」は「Britain(英国)」と「Exit(退出)」を組み合わせた造語で、英国の欧州連合(EU)からの離脱を意味した。投票の結果はまさしく「離脱」。しかし、英国内には「こんなはずじゃなかった」との大きな失望感が広がっている。

  • 参院選の裏で混沌とする東京都知事選の候補者選び

    後藤謙次 永田町ライヴ!
    参院選の裏で混沌とする 東京都知事選の候補者選び

    2016年07月02日号  

    第24回参院選が6月22日に公示され、7月10日の投開票日に向けて舌戦が始まった。消費増税の再延期をめぐって首相の安倍晋三が異例の「参院で信を問う」と宣言した選挙だが、一向に盛り上がらない。要因は幾つもあるが、中でも大きいのが衆参同日選挙の見送りだろう。安倍自身が「やりたい気持ちもあった」と振り返るほど、6月1日の通常国会会期末をにらんで政界の緊張感はピークに達していた。

  • 都知事選の候補者選びで与野党が前代未聞の神経戦

    後藤謙次 永田町ライヴ!
    都知事選の候補者選びで 与野党が前代未聞の神経戦

    2016年06月25日号  

    「就任以来、東京を世界一の都市にするため全力を尽くしてきた。反省と心残りの念は尽きないが、全て自らの不徳の致すところ。これ以上都政の停滞を長引かせるのは耐え難く、私が身を引くことが一番と考えた」東京都知事、舛添要一の公私混同をめぐる問題は、舛添の辞任にまで突き進んだ。ささいないざこざに見えていたが、ボタンの掛け違いから大立ち回りに発展、6月22日公示の参院選がかすんでしまうほどのトラブルになった。政治はしばしば関係者の思惑や描いたシナリオをはるかに超えたエネルギーを生み出す。

  • 増幅する舛添責任論それでも自民党が辞めさせたくない訳

    後藤謙次 永田町ライヴ!
    増幅する舛添責任論 それでも自民党が辞めさせたくない訳

    2016年06月18日号  

    「違法性はないが不適切」──。このフレーズが何度登場しただろうか。6日に行われた東京都知事、舛添要一の政治資金の「公私混同問題」をめぐる記者会見。舛添に調査を依頼された2人の弁護士の指摘はこの言い回しの繰り返しだった。

  • 自民党総裁の任期延長という消費増税先送りに隠された意図

    後藤謙次 永田町ライヴ!
    自民党総裁の任期延長という 消費増税先送りに隠された意図

    2016年06月11日号  

    「蛇が出そうで蚊も出ない」とはこのことをいうのだろう。衆参同日選をめぐる攻防が最終局面を迎えた5月29日。副総理兼財務相の麻生太郎が富山市でほえた。「(2014年衆院選で)消費税を1年半後の17年4月から上げますと言って当選したのだから、再び延ばすなら1回選挙をして信を問わねばならない」この前日の土曜日の夜、首相の安倍晋三が首相公邸に麻生を筆頭に自民党幹事長の谷垣禎一、官房長官の菅義偉という政府、自民党の最高幹部を集めて通告した。

  • 消えては浮かんだ衆参同日選説見送りの決定打は沖縄軍属事件

    後藤謙次 永田町ライヴ!
    消えては浮かんだ衆参同日選説 見送りの決定打は沖縄軍属事件

    2016年06月04日号  

    「猫の目政局」とはまさにこのことだ。年初から浮かんでは消え、消えては浮かんできた衆参同日選挙が突然のように終息を迎えた。首相の安倍晋三は5月24日昼、公明党代表の山口那津男を首相官邸に呼び、「同日選見送り」を伝えた。理由は二つ。(1)なぜ解散するのか大義がない、(2)熊本地震の余震が続いており、国民世論の支持が得られない──。そしてその数日前に明らかになった元米海兵隊員の軍属(32)による沖縄の女性会社員(20)死体遺棄事件も、同日選見送りに大きく影響したことは間違いない。

  • 衆参同日選挙の見立てが再浮上首相が解散にこだわる裏事情

    後藤謙次 永田町ライヴ!
    衆参同日選挙の見立てが再浮上 首相が解散にこだわる裏事情

    2016年05月28日号  

    5月18日午後、国会議事堂3階の衆院第1委員会室は不思議な空気に覆われていた。この国会で初めて、そして最後の党首討論。その空気を生み出した背景には、6月1日の会期末まで残すところ2週間というタイミングで、首相の安倍晋三が二つの重大決断を表明するかもしれないとの見方が飛び交っていたことがあった。

  • オバマ米大統領の広島訪問は首相にも大きな政局的効果

    後藤謙次 永田町ライヴ!
    オバマ米大統領の広島訪問は 首相にも大きな政局的効果

    2016年05月21日号  

    米大統領、バラク・オバマの広島訪問が決まった。5月10日午後9時すぎ、首相の安倍晋三が突然、記者団の前に現れた。 「今月27日、主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)終了後、オバマ大統領と共に被爆地、広島を訪問することを決定した。オバマ大統領の広島訪問を心から歓迎する」広島への原子爆弾投下から実に71年。米国の大統領が広島に足を踏み入れたことは一度もない。日本の政府高官の一人もオバマの広島訪問が決まった後、こう語った。

  • 首相の解散意欲は消えていない依然としてくすぶる衆参同日選

    後藤謙次 永田町ライヴ!
    首相の解散意欲は消えていない 依然としてくすぶる衆参同日選

    2016年05月14日号  

    通常国会は会期末の6月1日まで約20日を残すだけになった。毎年1月に召集される通常国会には二つの節目がある。まず政府の最優先課題である本予算の成立時。そして4月29日の昭和の日から5月5日のこどもの日までの大型連休だ。この時期は国会が事実上休会となり、国会議員は永田町から姿を消す。一見すると政治の流れは止まったように思える。

  • 地震で白紙になった衆参同日選消費増税先送りは決断時期に幅

    後藤謙次 永田町ライヴ!
    地震で白紙になった衆参同日選 消費増税先送りは決断時期に幅

    2016年04月30日号  

    「天災は忘れたころにやって来る」──。物理学者で夏目漱石の門下生だった寺田寅彦が残したとされる警句だが、平成の時代に入ってから天変地異が続発し、もはやこの警句は通じなくなった感がある。

  • 記者と税務当局の二大ルートが解明するタックスヘイブンの闇

    後藤謙次 永田町ライヴ!
    記者と税務当局の二大ルートが 解明するタックスヘイブンの闇

    2016年04月23日号  

    いわゆる「パナマ文書」と呼ばれる機密文書が、世界の名だたるトップリーダーの足元を直撃している。すでにアイスランドの首相、グンロイグソンは辞任に追い込まれており、なお影響は拡大、拡散の気配だ。パナマの法律事務所「モサック・フォンセカ」はタックスヘイブン(租税回避地)を利用した資産隠しの手助けをしていたとされ、事の発端はその保管記録が流出したことだ。

  • 衆院本会議場の空席が暗示する国会議員のTPPへの無関心

    後藤謙次 永田町ライヴ!
    衆院本会議場の空席が暗示する 国会議員のTPPへの無関心

    2016年04月16日号  

    今月5日の午後、衆院本会議場に足を運んだ。目的は二つ。まず、この日から審議入りした環太平洋経済連携協定(TPP)の承認案と関連法案をめぐる与野党の対応と、核安全保障サミットに出席していた首相、安倍晋三の帰国を受けて、永田町に「衆参同日選挙」の風が吹いているかどうか、その空気感を探るためだ。

  • 異例の花見で始まった「後半国会」衆参同日選巡り与党党首が会談

    後藤謙次 永田町ライヴ!
    異例の花見で始まった「後半国会」 衆参同日選巡り与党党首が会談

    2016年04月09日号  

    通常国会は次年度の予算成立が折り返し点と位置付けられ、成立前は「前半国会」、成立後が「後半国会」と呼ばれる。今年は2016年度予算が3月29日の参院本会議で成立、早くも後半国会入りした。過去には予算成立のハードルを越えられず、首相退陣に追い込まれた竹下登らがいる。それほど予算成立は政権にとって重要な意味を持つ。

  • 現実味増してきた二大政治潮流消費増税の再延期と衆参同日選

    後藤謙次 永田町ライヴ!
    現実味増してきた二大政治潮流 消費増税の再延期と衆参同日選

    2016年04月02日号  

    政治の流れはあるレベルに達すると、しばしば当事者たちの思惑や想定をはるかに超えるエネルギーを発散する。小さな水路をつくったつもりが、意図せざる大量の濁流が押し寄せ、ついには制御不能となるようなものだ。まさしく現状は、首相の安倍晋三が自らつくり出した政治潮流をコントロールできるかどうかの瀬戸際に身を置いているのかもしれない。

  • 参院選に向け“横綱”が仕掛けた「自公vs民主・共産」の対決構図

    後藤謙次 永田町ライヴ!
    参院選に向け“横綱”が仕掛けた 「自公vs民主・共産」の対決構図

    2016年03月26日号  

     3年に1度の参院選。投票日は7月10日が有力になっているが、早くも与野党の攻防が始まった。選挙の勝敗を分ける大きな要素に「土俵づくり」がある。与野党のどちらが選挙の争点、対立の構図をつくることができるか。相手を自分の土俵に引きずり込んだ方が勝利への道を切り開くことができる。約3カ月後に迫る参院選の公示に向けてまず先手を打ったのが首相の安倍晋三。大相撲に例えるなら横綱の方が仕掛けた図式だ。

  • 国と沖縄 辺野古訴訟で急転和解裏にある首相のしたたかな思惑

    後藤謙次 永田町ライヴ!
    国と沖縄 辺野古訴訟で急転和解 裏にある首相のしたたかな思惑

    2016年03月19日号  

    沖縄・米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設問題をめぐる国と沖縄県による訴訟合戦が思いも寄らぬ展開を見せた。3月4日、突如として首相の安倍晋三が福岡高裁那覇支部の示した和解勧告の受け入れを決めたのだ。

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記者の目

  • 編集長 深澤 献

    バブル入社でもヒラ社員にはおこぼれなし

     1989年入社組なので、「バブル世代」と呼ばれるクチです。でも、確かに就職は超売り手市場だったものの、バブル景気を謳歌していたのは、もっと上の世代。ペーペー社員の私はほぼ、おこぼれにあずかっていません。
     思えば、不動産でも株でも、バブルに踊っていた主役は「個人」より「企業」でした。夜の街でどんちゃん騒ぎしていたのもタクシーチケットをばらまいていたのも「社用族」。個人の財布ではなかったからこそ無茶ができたのかもしれません。その意味でも非常識で無責任な時代でした。
     その後の20年で、株主や世間の目は厳しくなり、コンプライアンス順守は必須に。でも、最近また日本全体が緩んできている?と感じるのは私だけでしょうか。

  • 編集部 千本木啓文

    特集取材と結婚式準備を同時にこなしたA記者に脱帽

     今回の特集では、編集部の働き方改革に一石を投じる事件がありました。
     取材班のA記者が原稿の締め切り間際に結婚式を催したのです。自ら編集したムービーを流したり、ピアノを弾いたりと手間暇を掛けた素晴らしい式だったそうです。
     結婚式の準備はやるべきことが多く、夫婦がピリピリすることも多いものです。A記者はこれと、特集準備の仕事を同時にこなす〝離れ業〟をやってのけたわけです。
     ただ、さすがに全てはやり切れませんでした。彼はバブル期の銀行員らがどんなお酒の飲み方をしていたのか体験取材したいと言っていました。最終的には断念したようですが、今回はそれが正しい判断だったような気がします。末永くお幸せに!

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