記事一覧:後藤謙次 永田町ライヴ!315

  • 人質事件の対応と相次ぐ失言で露呈する安倍政権の脆さ

    後藤謙次 永田町ライヴ!
    人質事件の対応と相次ぐ失言で 露呈する安倍政権の脆さ

    2013年02月02日号  

    第2次安倍晋三政権が発足して26日でちょうど1カ月。安倍自身が「ロケットスタートを切りたい」と公言したように、日本経済は円安・株高に動く。各メディアの内閣支持率も60%台で推移し、出足は快調そのものだった。しかし、「好事魔多し」──。しかも安倍が得意分野と位置付ける外交で思わぬ展開に遭遇した。安倍を襲った試練は言うまでもなくアルジェリアの人質事件。首相就任後、初めての外国訪問先のベトナムでその第一報がもたらされた。

  • 税制改正大綱づくりが本格化試される自民党のニュー税調

    後藤謙次 永田町ライヴ!
    税制改正大綱づくりが本格化 試される自民党のニュー税調

    2013年01月26日号  

    まだ道路に14日の雪が残る東京・永田町。その中で自民党本部だけは冬の寒さを忘れさせるほどの熱気で覆われる。9階の一番広い901号室を目指して連日のように次々と党所属の国会議員が玄関をくぐる。自民党税制調査会の来年度の税制改正大綱づくりが本格化したからだ。15日午前からはその中のハイライトとも言える会議が始まった。

  • ASEANを重視する安倍外交問われる米中との向き合い方

    後藤謙次 永田町ライヴ!
    ASEANを重視する安倍外交 問われる米中との向き合い方

    2013年01月19日号  

    「国益を守る主張をする外交を取り戻さなければならない」首相の安倍晋三は昨年末の就任記者会見で、安倍外交の基本姿勢をこう表明した。その上で、「米国、ロシア、インド、ASEAN諸国など、世界地図を俯瞰するような視点で戦略を考えていく必要がある」と語った。こうした言動を重ね合わせると、安倍外交の狙いが浮かび上がる。「日米同盟を固めて、中国と向き合う」(政府高官)──。安倍が訪米を急いだ背景もここにあった。

  • 安倍は長期政権を築けるか命運握る内閣官房参与の3人

    後藤謙次 永田町ライヴ!
    安倍は長期政権を築けるか 命運握る内閣官房参与の3人

    2013年01月12日号  

    2013年の年明けとともに新首相、安倍晋三が始動した。安倍にとって2007年以来2度目の首相としての新年だが、来年も同じ立場で新年を迎えられるだろうか。そもそも「賞味期限1年」の首相交代が続くようになったのも安倍がきっかけだ。はたして安倍は長期政権を手繰り寄せることができるかどうか。安倍がやるべき課題は決まっている。何をおいても「経済」と「外交」、この二つの立て直しだ。安倍もそのことを十分に理解しているのだろう。この2大テーマで一定の成果を短期間で出さなければ、7月の参院選で再び手痛いしっぺ返しを食らうことになるに違いない。

  • 経産省と財務省が主導権争い安倍政権では早くも“内紛”勃発か

    後藤謙次 永田町ライヴ!
    経産省と財務省が主導権争い 安倍政権では早くも“内紛”勃発か

    2013年01月05日号  

    「カド番大関が勝ち越しできればいいと思って臨んだ本場所で、思わぬ全勝優勝を果たした。衆院選の結果に一番驚いているのは安倍晋三総裁ではないか」──。自民党選対幹部はこう解説した。安倍自身も投開票日から一夜明けた12月17日午後の記者会見で率直な思いを口にした。「自民党に完全に信頼が戻ったとは言えない」確かに選挙戦を振り返ると与党民主党が小選挙区候補者を立てられない選挙区が続出、結果として事実上の「自民党の不戦勝」がいくつもあった。第三極も「稽古(経験、実績)」が足りずに相撲にならなかったと言っていい。

  • 選挙後の焦点は自民党役員人事カギ握る石破、菅、麻生の処遇

    後藤謙次 永田町ライヴ!
    選挙後の焦点は自民党役員人事 カギ握る石破、菅、麻生の処遇

    2012年12月22日号  

    「強い強いと言われても実感が湧かない」──。衆院選の情勢報道で各メディアとも自民党優位を伝える中で、自民党総裁の安倍晋三は首を傾げた。投票日まで1週間を切った12月10日午後9時すぎ。安倍は都内の応援演説を終えると、自民党本部に直行した。選挙戦最後の“作戦会議”に出席するためだった。そこで示された世論調査の結果で、自民党が単独で過半数を占める数字がはじき出されていた。

  • 現実的な安定政権で浮上する「自公」と「みんな」の連携

    後藤謙次 永田町ライヴ!
    現実的な安定政権で浮上する 「自公」と「みんな」の連携

    2012年12月15日号  

    衆院の選挙戦は早くも折り返し点を迎え、各党ともラストスパートに入った。16日深夜には次の日本の政治を担う480人の衆院議員が決まる。ただし前半戦を見る限り、過去2回の「郵政選挙」(2005年)、「政権交代選挙」(09年)の熱気はない。落ち着いた選挙と言えば聞こえはいいが、それとは明らかに次元が違う。12党の乱立に加え、選挙本番直前まで繰り広げられたドタバタ劇。とりわけ本番前の主役たちが立候補しないことが有権者の失望を招いた大きな要因と言っていい。

  • 「日本未来の党」への合流で最後の賭けに出た小沢の命運

    後藤謙次 永田町ライヴ!
    「日本未来の党」への合流で 最後の賭けに出た小沢の命運

    2012年12月08日号  

    準備体操も終わり、それぞれのチーム名が書かれたゼッケンを胸に選手たちがスタートラインに並ぶ。あとはスターターの号砲を待つばかり。その時だった。後ろから大声を上げながら駆け付ける一団が視界に入ってきた。 「ちょっと待った」先頭を走るのは女性ランナー。その後ろにはいかつい顔の男たちが続く──。11月27日。衆院選公示の12月4日まで残すところ1週間。選挙戦に最後の政党が名乗りを挙げた。

  • 野田が放った年内解散の矢背後に小沢封じと財務省の影

    後藤謙次 永田町ライヴ!
    野田が放った年内解散の矢 背後に小沢封じと財務省の影

    2012年11月24日号  

    「私は今週16日に衆院を解散してもいいと思っている」衆院3階にある第1委員会室。14日午後3時から始まった党首討論。定刻の5分前だった。最初に姿を見せたのが首相の野田佳彦。遅れて大きな拍手を背に自民党総裁の安倍晋三が入室した。いつものように始まった党首討論は、このサプライズ発言で野田の独り舞台となった。この部屋を埋めた与野党議員の何人がこの野田の決意を知っていただろうか。わずかに閣僚席の最前列にいた国家戦略担当相の前原誠司が興奮したように顔を紅潮させていた程度だった。やはり野田はただの「ドジョウ」ではなかった。図りに図った上での解散戦略が炸裂した。

  • 崖っぷちに立つ野田がすがる経済政策と外交の一縷の望み

    後藤謙次 永田町ライヴ!
    崖っぷちに立つ野田がすがる 経済政策と外交の一縷の望み

    2012年11月17日号  

    米大統領のバラク・オバマが再選した。民主党政権の続投は決まったが、国務長官のヒラリー・クリントンや国防長官のレオン・パネッタら重要閣僚が交代するとの情報を日本政府はつかんでいる。一足先に衣替えして再スタートを切る米国とは対照的に、日本の政治は遅々として進まない。自民党と公明党が首相の野田佳彦に繰り返し求める「年内選挙」のタイムリミットは刻一刻と近づくが、依然として「ある」とも「ない」とも言えない不透明な状況が続く。野田政権中枢から全く異なる発信が続くからだ。

  • 異常国会で増す解散躊躇の空気背景に石原新党と都知事選

    後藤謙次 永田町ライヴ!
    異常国会で増す解散躊躇の空気 背景に石原新党と都知事選

    2012年11月10日号  

    「やることをやって、早く解散しろ」──。「異常国会」が始まった。10月29日午後2時から開かれた召集日の衆院本会議場に響いた第一声は、野党席からのヤジだった。参院は通常国会での首相、野田佳彦に対する問責決議可決を盾に、この日の所信表明演説をボイコットした。

  • 泥縄人事が横行する野田内閣を襲った前原発言という思わぬ矢

    後藤謙次 永田町ライヴ!
    泥縄人事が横行する野田内閣を襲った前原発言という思わぬ矢

    2012年11月03日号  

    法相兼拉致担当相の田中慶秋が23日午前、就任からわずか3週間で辞任した。これで野田佳彦が首相に就任して以来、閣僚の辞任は元経済産業相の鉢呂吉雄に次いで2人目。意外に少ないように見えるが、実はこの間に野田は3回も内閣改造を行っている。参院で問責決議を受けた閣僚が続出、その都度、改造の形で更迭を繰り返したからだ。

  • “政界の寝業師”が目論むのは国会召集先送りの年明け選挙か

    後藤謙次 永田町ライヴ!
    “政界の寝業師”が目論むのは 国会召集先送りの年明け選挙か

    2012年10月27日号  

    「あれぐらいの政治家は、昔の自民党にはぎょうさんおったわ」──。こう語るのはこの20日で満87歳を迎えた元官房長官の野中広務である。野中が「あれぐらいの政治家」と評したのは、言うまでもなく民主党幹事長の輿石東(76)。自民党の新幹事長、石破茂(55)を怒らせることぐらいは朝飯前だ。

  • 民主若手議員の離党劇で浮かぶ維新内の不協和音と橋下の焦り

    後藤謙次 永田町ライヴ!
    民主若手議員の離党劇で浮かぶ 維新内の不協和音と橋下の焦り

    2012年10月20日号  

    10月8日の体育の日に日本中が沸いた。京都大学教授の山中伸弥にスウェーデンからノーベル医学・生理学賞受賞の朗報がもたらされたのである。

  • 眞紀子の文科相起用は吉か凶か解散先送りを狙う野田の皮算用

    後藤謙次 永田町ライヴ!
    眞紀子の文科相起用は吉か凶か 解散先送りを狙う野田の皮算用

    2012年10月13日号  

    野田佳彦内閣が発足したのは昨年の9月2日。その野田が10月1日に3回目の内閣改造を断行した。最初の組閣から数えると、実に約1年間に4回も閣僚および党の役員人事を行ったことになる。

  • 自民の長老が左右した総裁選で安倍の当選が招いた大きな誤算

    後藤謙次 永田町ライヴ!
    自民の長老が左右した総裁選で 安倍の当選が招いた大きな誤算

    2012年10月06日号  

    「新しい自由民主党の総裁に安倍晋三さんが決まりました」 26日午後2時すぎ、自民党総裁選管理委員長の大野功統(元防衛庁長官)が選挙結果を発表すると、党本部9階のホールはため息ともつかぬ不思議な空気が支配した。それはあまりにヒートアップした総裁選によって生じた党内のシコリの大きさに対する懸念の表れでもあった。

  • 外務省の忠告無視して尖閣国有化した野田の不可解

    後藤謙次 永田町ライヴ!
    外務省の忠告無視して 尖閣国有化した野田の不可解

    2012年09月29日号  

    沖縄県・尖閣諸島の国有化(9月11日)を受け、中国国内の反日デモが過熱した。テレビのニュース、報道番組が伝える映像はこれまで見たことがない過激なものだった。

  • 不出馬、離党、自殺と政局続き石原幹事長は年内選挙を確信

    後藤謙次 永田町ライヴ!
    不出馬、離党、自殺と政局続き 石原幹事長は年内選挙を確信

    2012年09月22日号  

    9月10日朝、自民党総裁選は大きく動いた。午前10時半すぎ、自民党副総裁、大島理森の携帯電話が鳴った。総裁、谷垣禎一からだった。「会ってお話ししたいことがある」。谷垣は単刀直入に総裁選への立候補を断念することを伝えた。大島は既に出馬に意欲を示している幹事長の石原伸晃と連絡を取った。

  • 首相の有力候補決める総裁選で影響力増す「陰のドン」の存在

    後藤謙次 永田町ライヴ!
    首相の有力候補決める総裁選で 影響力増す「陰のドン」の存在

    2012年09月15日号  

    自民党総裁の谷垣禎一(67)と元幹事長で宏池会(古賀派)会長でもある古賀誠(72)の関係には「怨念」さえ感じられるほど凄まじい火花が散る。

  • 「損切り」できない民主党に蔓延する度し難い選挙恐怖症

    後藤謙次 永田町ライヴ!
    「損切り」できない民主党に 蔓延する度し難い選挙恐怖症

    2012年09月08日号  

    衆院議員の残り任期が8月30日で1年を切った。ちょうど3年前の衆院選で308議席を獲得して歴史的な政権交代を実現させた民主党政権は見る影もない。「名存実亡政権」に変質し、自民党総裁の谷垣禎一が指摘するように「政権の正統性」はとっくに失われている。常識的には野田が谷垣に明言したように「近いうちに信を問う」のが筋だ。

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記者の目

  • 編集長 深澤 献

    過去の物差しのみで融資業務を行う「危うさ」

     銀行員といえば学歴競争の勝ち組でもあるエリートのはずなのに、時代の先頭に立ち、革新志向で変化を主導していくようなタイプは少ないといわれます。
     今号の特集の中で、メガバンクを辞めた30代の男性が、その理由として「融資業務自体が、過去10年分の財務諸表の確認から始まる“前例踏襲型”の仕事であること」を挙げています。過去の数字は分析できても、未来の事業の成否を判断するような才能は育たないというわけです。
     逆に言うと、従来の常識が大きく変わるときに、過去の物差しのみに頼って融資業務を行うことの危うさも感じます。思えば、バブル崩壊後の不良債権の山も、そんな行動様式から生まれたのでしょう。他山の石に。

  • 編集部 鈴木崇久

    就活でもらった「お祈りメール」のコンプレックス

     銀行業界に対してコンプレックスがあります。
     3メガバンクが毎年1000人規模の新卒採用を続けていた超売り手市場の時代、私は典型的なダメ就職活動生として、「3000人の中の1人にはなれるだろう」という甘い気持ちでエントリー。見事に全てから今後の活躍を祈念する「お祈りメール」を頂きました。
     その後、銀行業界は構造不況業種と呼ばれるに至りますが、激変する銀行業界に自分がいたら今どうなっているのか。そう考えると、変化に付いていけずに脱落していそうですが、ワクワクもします。
     ただ、箸にも棒にも掛からなかった人間が何を言っても戯れ言にすぎません。銀行業界のますますのご発展をお祈り申し上げます。

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