記事一覧:金利市場 透視眼鏡84

  • ドル高是正で米長期金利上昇日欧中金融政策が先行き左右

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    ドル高是正で米長期金利上昇 日欧中金融政策が先行き左右

    2016年04月09日号  

    波乱の幕開けとなった2016年のマーケットだが、例年通り2月中旬を境に落ち着きを取り戻し、3月にはおおむねリスクオンと呼べる状態にまで回復した。3月は米国市場を中心に株価上昇が顕著だったが、その背景にあるのは「ドル高是正」である。

  • 利回り低下する主要国の国債信用力ない債券との格差拡大

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    利回り低下する主要国の国債 信用力ない債券との格差拡大

    2016年03月12日号  

    日本銀行によるマイナス金利政策導入から1カ月が経過した。イールドカーブの起点を引き下げ、長期金利低下を促すとした日銀の期待通り、10年債利回りは史上初めてマイナスに突入し、期間の長い超長期国債の利回りも大きく低下している。40年債の単利利回りが1%を下回ったことで、日本の国債市場から利回りが1%を超える債券が消失した。

  • 日銀の追加緩和で余剰資金は巡り巡って超長期債に向かう

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    日銀の追加緩和で余剰資金は 巡り巡って超長期債に向かう

    2016年02月13日号  

    1月29日の政策決定会合において、日本銀行はマイナス金利の導入を決定した。黒田東彦総裁は「量的拡大が限界に達したということでは全くない」と強調し、今後、「必要な場合は躊躇なく量、質、金利の三つの次元で追加的な金融緩和措置を講じる」としている。

  • 米利上げペースにかかわらず日本の長期金利低下は続く

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    米利上げペースにかかわらず 日本の長期金利低下は続く

    2016年01月16日号  

    日本の10年債利回りは年末としては過去最低水準で2015年を終えた。日本銀行による巨額の国債買い入れが日本の長期金利低下要因となっている点に異論はない。米国ではFRB(米連邦準備制度理事会)が利上げに踏み切った。過去、日米の長期金利に一定の連動性が観測されてきたことを考えれば、米国利上げ局面における日本の長期金利低下の持続性には疑問符も付く。

  • 外債投資増でドル調達コストが上昇し米国債のリターンが低下

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    外債投資増でドル調達コストが上昇し 米国債のリターンが低下

    2015年12月12日号  

    本邦投資家の旺盛な外債投資が続いている。2015年9月以降に限って言えば、毎週平均6700億円の外債投資が3カ月間続いている。これまでも国内の低金利環境の下、本邦投資家による巨額の外債投資が続いてきたが、足元で注目されるのは為替ヘッジ後の米国債利回りが大きく低下する中で外債投資が積み上がっている点だ。

  • FRB12月利上げなら市場混乱米長期金利は再び低下に向かう

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    FRB12月利上げなら市場混乱 米長期金利は再び低下に向かう

    2015年11月14日号  

    先月のSMBC(米連邦公開市場委員会)では、予想通り利上げが見送られたが、12月の会合での利上げに含みを残す格好となった。声明文から「最近の世界の経済および金融の展開は経済活動をいくらか抑制するかもしれない」という部分が削除されていることは注目に値する。8月以降の不安定な金融市場を受けて、9月のSMBC声明文に盛り込まれた文言が取り除かれているのだ。

  • 年内に米利上げの公算大も緩慢な景気が長期金利上昇抑制

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    年内に米利上げの公算大も 緩慢な景気が長期金利上昇抑制

    2015年10月17日号  

    一部の市場参加者の間で予想されていたFRB(米連邦準備制度理事会)による9月の利上げは見送られた。9月のFOМC(米連邦公開市場委員会)後の会見でイエレンFRB議長は、10月を含む年内のFOМCにおける利上げの可能性を排除しないとしたが、その後、多くのFOМCメンバーも利上げを支持する発言を行っている。

  • 金融緩和で雇用確保を狙う欧中低失業で緩和の必要性低い日本

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    金融緩和で雇用確保を狙う欧中 低失業で緩和の必要性低い日本

    2015年09月19日号  

    中国が人民元の切り下げを発表して以降、世界の株式市場が大きく下落するなど混乱した相場が続いている。中国が人民元を切り下げても世界経済の需要のパイが変化するわけではなく、世界経済の先行きを悲観する必要はない。ただ、これまで世界経済が中国の過剰投資に支えられてきた中、もはや中国が過剰投資により世界をけん引することがないと悟った株式市場の参加者が、期待リターンを引き下げると同時に株式を手放しているというのが現状だろう。

  • ECBの量的緩和政策が促すユーロ圏発金利低下の可能性

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    ECBの量的緩和政策が促す ユーロ圏発金利低下の可能性

    2015年08月22日号  

    世界の債券市場の参加者の注目は9月以降の米国の利上げに集中してきている。ただ、中国経済の弱さを懸念する声は依然強く、米国も9月利上げには踏み切れないとの見解も多いようだ。米国の2年債利回りなどは依然9月利上げを完全には織り込めておらず、いざ利上げともなれば、米国のみならず欧州や日本の債券市場の金利上昇要因となる可能性がある。

  • 目先高まった日米金利の連動性来年にかけては弱まる公算

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    目先高まった日米金利の連動性 来年にかけては弱まる公算

    2015年07月18日号  

    5~6月の海外長期金利上昇局面では、日本の長期金利も連動して上昇し、20年債利回りが1.3%を付けたほか、10年債利回りも0.5%を上回った。日本銀行が2014年10月に国債買い入れ政策を強化して以降、日本の長期金利は海外長期金利上昇に対し、一定の耐性を見せていたが、今回は米国などの長期金利上昇につられた格好だ。

  • ECBの量的緩和はまだ続く独10年債利回りは再び低下

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    ECBの量的緩和はまだ続く 独10年債利回りは再び低下

    2015年06月20日号  

    4月下旬以降、上昇傾向を続けていたドイツ10年債利回りは、5月中旬に0.8%を目前に低下に転じ、一時0.5%を割り込むなど、低下傾向に回帰するかに見えた。ところが、6月に入って再度利回りは急上昇し、1%近くに到達してしまった。

  • 輸出と物価抑制するユーロ高独長期金利上昇は長続きせず

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    輸出と物価抑制するユーロ高 独長期金利上昇は長続きせず

    2015年05月23日号  

    ECB(欧州中央銀行)による国債買い入れ政策導入以降、ドイツ10年債利回りは低下を続け、一時0.1%を割り込んだ。ところが、4月末に急騰し、5月以降は損切りの売りも巻き込んで上げ幅を拡大させ、ECBによる国債買い入れ政策導入決定以前の水準まで上昇した。

  • 低い長期金利が継続する中今年も4月が金利の天井か

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    低い長期金利が継続する中 今年も4月が金利の天井か

    2015年04月18日号  

    1月に0.2%割れという未曽有の低水準を付けた日本の10年債利回りだが、最終投資家にとってあまりに低過ぎる水準となってきたことなどからその後急騰した。ただ、日本銀行による巨額の国債買い入れがもたらす需給の逼迫感に変化はなく、国内金融機関の資金運用難の状態も容易には変わらない。運用難の資金の受け皿となっていた外国債券市場に目を向ければ、ドイツ10年債利回りが日本の10年債利回りを下回ったほか、利上げ期待の収縮で米国10年債利回りが2%を割り込む期間が長期化しつつある。そのような中、節目の0.5%に到達することなく、日本の長期金利は再び低下傾向に転じ、新年度を迎えた。

  • 利上げ近づく米国10年債より日本20年債への投資が増加

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    利上げ近づく米国10年債より 日本20年債への投資が増加

    2015年03月21日号  

    1月に急騰した日本の長期金利は、5年債利回りが日本銀行当座預金付利金利の0・1%を上回ったことで国内投資家の債券買いが復活し、その動きが長期債にも波及する格好で落ち着きを取り戻しつつある。

  • ECBへの量的緩和期待が日本の金利を上昇させた

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    ECBへの量的緩和期待が 日本の金利を上昇させた

    2015年02月21日号  

    日本の債券市場では1月に5年債利回りがマイナスになったほか、10年債利回りが0.2%を割り込むなど「金利がどこまで下がるのか」という点に全ての関心が集まっていた。しかし、1月22日の20年債入札後に長期金利が急騰、2月にも10年債入札が不調に終わるなど、今度は「金利がどこまで上がるのか」という不安が市場を覆った。

  • 独長期金利目先は反転の公算も中長期には低下基調が続く

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    独長期金利目先は反転の公算も 中長期には低下基調が続く

    2015年01月24日号  

    2014年後半から続く原油価格の下落傾向に歯止めがかからない中、世界の債券市場では長期金利の低下が続いている。日本の10年国債利回りの0.3%割れに関心が集まっているが、ドイツ10年国債利回りの0.5%割れも注目に値する。これまでの利回り低下ペースに鑑みれば、日本の10年国債利回りを下回る可能性もある。

  • 原油下落でデフレの欧州から資金流入で日米の金利は低下

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    原油下落でデフレの欧州から 資金流入で日米の金利は低下

    2014年12月20日号  

    8月以降、緩やかな下落傾向を続けてきた原油価格であったが、年末にかけて下げを加速させた。OPEC(石油輸出国機構)が減産を見送ったことが直接の引き金となったが、2011年、12年にWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)原油先物のチャート上の下値の支持線として機能した1バレル=76ドルという水準を下に抜けたことも大きな要因であろう。今後は76ドルを上値の抵抗線とするような弱めな推移が続く可能性が高まったといえそうだ。

  • 変動幅が小さく利回りが高い米国債は今最も有利な投資先

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    変動幅が小さく利回りが高い 米国債は今最も有利な投資先

    2014年11月22日号  

    日本銀行は10月31日に長期国債の買い入れ増額や買い入れ国債の平均年限長期化を中心とした追加緩和政策を発表した。国債需給逼迫化は確実視されており、今後、緩やかに日本の長期債、超長期債利回りは低下していくものと予想される。国内投資家の運用難に拍車が掛かり、あらためて債券投資戦略を練り直す必要がありそうだ。

  • ドル高で米長期金利低位安定も残る賃金上昇→金利反騰リスク

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    ドル高で米長期金利低位安定も 残る賃金上昇→金利反騰リスク

    2014年10月25日号  

    FRB(米連邦準備制度理事会)の金融緩和政策が出口に向かう中、為替市場ではドル高が進行し、円やユーロに対してだけでなく、オセアニア通貨や新興国通貨に対してもドルは上昇している。

  • イタリア・スペイン国債利回り低下が日本国債の魅力を高めた

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    イタリア・スペイン国債利回り 低下が日本国債の魅力を高めた

    2014年09月27日号  

    7月から8月にかけて非居住者の日本の中長期債買いが膨らんでいる。短期国債市場では欧州中央銀行(ECB)の利下げで、ユーロ圏の短期国債が軒並みマイナス利回りとなったことで、日本の国庫短期証券に買い圧力がかかったとされているが、中長期債についても同様の動きが生じているのだろうか。

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記者の目

  • 編集長 山口圭介

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    以下は、1913(大正2)年に創刊された「経済雑誌ダイヤモンド」創刊の辞です。 「本誌の主義は算盤の二字をもって尽きます。本誌は是とするも非とするもすべて算盤に拠り、算盤を離れて何物もない──」  編集部の土台には今もこの「算盤主義」がありますが、要するに、企業・産業界の出来事を数字、データで客観的に語るということです。  これがなかなか難しく、特に決算を読み解く記事は難解で面倒くさくなりがちです。  ただ、「決算書100本ノック!」は違います。財務3表を直感的に理解できる作りになっていて、“算盤”を理解している経済記者だからこそできた特集です。決算を学ぶならこの一冊から!

  • 副編集長 清水量介

    表紙のイラスト

    3年目となった「決算書100本ノック!」特集。毎年議論になるのが、表紙のデザインです。  編集部としては、書店の店頭で目立つイラストを選びがちです。  ところが、野球への愛が強い営業のNさんやIさんから「ノックの練習中に、こんなポーズはしない!」とのダメ出しが。そこで、過去2年はノックを受け止めているイラストを採用してきました。  しかし、今年はノックらしからぬ思い切り打ち抜いているイラストを選択。Nさんたちには「100本ノックの成果で、チーム力が上がって自信が付いて、打撃力も高まった結果、試合で出た逆転の一打です」と説明して納得してもらいました。来年はどうなることやら。

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