記事一覧:金融市場 異論百出417件
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金融市場 異論百出
住宅ローン金利がマイナスへ 高まるECBの追加緩和観測
2019年8月31日号デンマークで第3位のJyske銀行は10年固定住宅ローン金利をマイナス0.5%へ引き下げたと先日発表した。同行はウェブサイトにおいて、なぜそれが可能となったのかを一般向けにデンマーク語で解説している。
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金融市場 異論百出
「ハイジャック」されたFRB 冷静さ欠くトランプ流対中戦略
2019年8月24日号「ドナルド・トランプ大統領が来年の選挙までにすべき主な仕事の一つ、それは経済を台無しにしないことだ」。米国の政治雑誌「ポリティコ」電子版は7月25日にそう報じた。
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金融市場 異論百出
「こんまりブーム」と所得格差で 米ミレニアル世代の消費が変化
2019年8月10日号GAPやH&M、フォーエバー21などファストファッションの販売が米国で近年苦戦している。以前の若い世代は、はやりのデザインを取り入れたファストファッションの服を気軽に購入していた。1~2シーズン着て飽きが来たら新しいものを買うので、作りは少々粗雑でも構わなかった。
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金融市場 異論百出
「MMTブーム」と参院選に見る 残念な日本の借金付け回し体質
2019年8月3日号現代貨幣理論(MMT)派のステファニー・ケルトン・米ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校教授が7月3週目に来日した。それを受けて、日本のマスメディアは彼女の講演等を大きく取り上げた。
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金融市場 異論百出
「弱い経済指標」を期待する 奇妙な市場の空気に要注意
2019年7月27日号7月5日の朝に筆者は、米ワシントンのホテルでテレビの経済番組を見ていた。6月の非農業雇用者数の発表が生中継で行われようとしていた。8時半に22.4万人という数字が飛び出してきた。市場予想を大幅に上回った。前月は7万人台だったので大きなリバウンドだ。
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金融市場 異論百出
値上げ2倍も目撃のNYと比較 日米B級グルメ現地価格調査
2019年7月20日号7月1週目に米ニューヨークに行った。3月2日号の本連載で、日米B級グルメの20年前との価格比較を試みたが、今回も同様の調査を行ってみた。
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金融市場 異論百出
ルパン三世の映画でも「活躍」 紙幣印刷技術の意外な重要性
2019年7月13日号映画「ルパン三世:カリオストロの城」で、城の地下に下りた銭形警部が次のように叫ぶシーンがある。
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金融市場 異論百出
7月の米利下げ観測が強まる FRBの出方次第で苦しい日銀
2019年7月6日号米連邦準備制度理事会(FRB)が7月末の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げを決める可能性が高まっている。それまでの間に米国の経済指標がさほど悪化せずとも、FRBは景気悪化を未然に防ぐための「保険」として利下げすることになりそうだ。
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金融市場 異論百出
「老後2000万円」報告書の炎上で 独立機関の必要性を痛感
2019年6月29日号金融庁の金融審議会の「市場ワーキンググループ」が作成した報告書「高齢社会における資産形成・管理」が世論のすさまじい批判を受けたことで、与党や霞が関は激しくろうばいしている。
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金融市場 異論百出
MMTの前提条件が異なる日米 ポイントは「国の借金」の考え方
2019年6月22日号自国通貨建ての国債を発行できる国は、政府債務をまだまだ増加できる(ただしインフレが高進するまで)という現代貨幣理論(MMT)が日本で連日話題だ。
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金融市場 異論百出
「金融政策の勝利」は本当か? インフレ2%は歴史の常ならず
2019年6月15日号1980年代初頭に13%以上だった先進国の平均インフレ率は、90年代後半から世界金融危機までの間は2%前後で推移した。これを「金融政策の勝利」と評する声が従来は多かった。しかし、ここにきて「中央銀行はインフレを2%前後でコントロールできる」という考え方は危うくなってきた。
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金融市場 異論百出
完全キャッシュレスNOの英国 日本も無視できない理由とは
2019年6月8日号英国ではキャッシュレス化がここ数年で劇的に進んだ。主要銀行が共通の非接触式デビットカードを発行し、地下鉄など交通系カードと融合させたことで、それがあっという間にキャッシュレスのスタンダードとなった(QRコード式はほとんど普及していない)。
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金融市場 異論百出
雇用1人増やすのに82万ドル負担 「良くないインフレ」迫る米国
2019年6月1日号米中貿易戦争の激化により、米トランプ政権は5月10日に「リスト3」と呼ばれる中国からの輸入品目の関税を25%へ引き上げた。同リストの4分の1は消費財なので、それらの米国内での販売価格に関税が転嫁されれば、米消費者は痛みを被ることになる。
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金融市場 異論百出
「日本が成功例」は本当か? 米国で話題沸騰のMMTとは
2019年5月25日号米国で現代貨幣理論(MMT)が話題だ。その理由と背景を整理してみよう。MMTは「自国通貨を発行し、自国通貨建てで国債を発行できている国は、財政赤字を気にすることなく歳出を拡大できる。唯一の制約はインフレだ」と主張する。
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金融市場 異論百出
世界経済の巨大リスクとなる トランプ政権FRB多数派工作
2019年5月18日号ドナルド・トランプ米大統領が、米連邦準備制度理事会(FRB)のコントロールを狙った試みは失敗した。FRBにスティーブン・ムーア氏とハーマン・ケイン氏を理事として送り込もうとしたが、米上院の反対により頓挫したのだ。
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金融市場 異論百出
5Gの普及で中央銀行が困る? 「残酷」なまでの構造変化の予感
2019年5月11日号先日、米ニューヨークで百貨店のメーシーズの本店をのぞいてみたところ、正面入り口から1階全体にかけて「パラダイスへの旅」というイベントが催されていた。他の惑星への旅をイメージさせるSF映画的な多数のオブジェが、花と一緒に華やかに飾られていた。いかにも「インスタ映え」するデコレーションであり、家族連れが写真をたくさん撮っていた。
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金融市場 異論百出
キャッシュレス化の旗を振る 日本が新札を発行する理由とは
2019年4月27日号財務省は2024年上期をめどに新しい1万円札、5000円札、1000円札の発行を開始すると発表した。「政府はキャッシュレス化を進めているのに、なぜあえて逆行するようなことをするのか?」と疑問を感じた人もいただろう。
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金融市場 異論百出
ミュージカル「キングコング」で 「体験」にもデフレ圧力を実感
2019年4月20日号米ニューヨークのタイムズスクエアに、ミュージカルの当日券を値引き販売しているtkts(チケッツ)がある。
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金融市場 異論百出
高級すし店の撤退に見る 米国経済のトランプリスク
2019年4月13日号米ニューヨークに駐在経験がある人の多くは「寿司田」を知っているだろう。1980年代後半からマジソン街店と6番街店で営業を続けてきた高級すし店である。
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金融市場 異論百出
7年目に突入する超金融緩和 世界経済の減速感で出口遠のく
2019年4月6日号「賃金や報酬はこの数年で顕著に上昇した。単位当たりの労働コストはインフレを超えて上昇している。それがインフレにつながらない。理論的にはそれは企業のマージンを圧縮し得るため、永久には続かないのだが」