記事一覧:Book Reviews 著者のホンネ52

  • 戦後最大の経済事件の内幕を初めて実名で暴露した問題作

    Book Reviews 著者のホンネ
    戦後最大の経済事件の内幕を初めて実名で暴露した問題作

    2016年11月26日号  

    イトマンがおかしいと思った最初のきっかけは1990年3月20日。(裏社会と政財界を結ぶフィクサーと呼ばれた)佐藤茂氏らが磯田一郎会長のところに、「イトマン大丈夫ですか」と懸念を指摘しに来たこと。これは大変なことになると感じました。

  • 「やり抜く力」とは何なのか日本人が英語習得できない訳

    Book Reviews 著者のホンネ
    「やり抜く力」とは何なのか 日本人が英語習得できない訳

    2016年11月12日号  

    「粘り強さ」については、日本の「七転び八起き」ということわざが大好きで、本の中でも触れています。このことわざは、「粘り強さ」を表す非常に美しい表現だと思います。一方で、日本や中国などアジア出身の人がよく私のところに来て、「粘り強さについては知っている。勤勉についても分かっている。でも何かが欠けている」と言います。これはもしかしたら、「情熱」が欠けているのかもしれません。

  • スタジオジブリの鈴木敏夫氏が「自分を捨てろ」と説いた理由

    Book Reviews 著者のホンネ
    スタジオジブリの鈴木敏夫氏が「自分を捨てろ」と説いた理由

    2016年10月15日号  

    入社面接のときに鈴木さんと出会って以来、「この人のそばで働きたい」と思っていました。若かった私は、鈴木さんの下であっても「自分ならできる」という根拠のない自信がありました。高校を卒業してすぐ実社会に出て、実写映画の製作現場で働いていたこともあって、プライドの高い自意識過剰な若者だったのです。

  • なぜ零細企業の挑戦物語にリアリティを感じるのか?

    Book Reviews 著者のホンネ
    なぜ零細企業の挑戦物語に リアリティを感じるのか?

    2016年09月17日号  

    小説の舞台は、埼玉県行田市にある足袋業者「こはぜ屋」。百年の歴史を持つ老舗だが、業績はジリ貧の零細企業だ。その現状を打破するために、足袋作りのノウハウを生かしたランニングシューズ「陸王」の開発という新規事業に挑むことを、社長の宮沢紘一が決心することから物語は始まる。

  • 日本で続く長期停滞の原因は一貫性を損なった改革にある

    Book Reviews 著者のホンネ
    日本で続く長期停滞の原因は 一貫性を損なった改革にある

    2016年06月25日号  

    やはり、「1980年代から日本の資本主義は何も変わっていない」という見方に対して、「決してそうではない」ということです。この点は、日本経済を研究する外国人の学者や、多くの日本人もそう思い込んでいるようですが、日本の資本主義は大きく変容しています。ただ、変化のスピードが漸進的であったために、これまでの概念ではうまく説明することができなかったのです。

  • 楽ちん執筆の鍵はメモにありアイデアを即、音声で入力

    Book Reviews 著者のホンネ
    楽ちん執筆の鍵はメモにあり アイデアを即、音声で入力

    2016年06月18日号  

    思い付いたことをメモすることで仕事が楽にスタートします。ニュートンの慣性の法則ですね。「止まっている物体を動かすには力が必要」、しかし、「動きだせば楽に動く」ということです。

  • 企業小説の大御所が魅了されたアサヒビール“中興の祖”のすごみ

    Book Reviews 著者のホンネ
    企業小説の大御所が魅了された アサヒビール“中興の祖”のすごみ

    2016年06月11日号  

    調べるほどに、彼の強力なリーダーシップとトップダウン型経営に舌を巻き、会社という生き物はリーダー次第でかくも劇的に変わるのかと、思い知らされました。なぜこの小説を書いたかといえば、結局、一番大事なのはリーダーであり、リーダーはかくあるべき、と言いたかったからです。

  • 小泉純一郎にオフレコなし総理退任後10年、初めての独白

    Book Reviews 著者のホンネ
    小泉純一郎にオフレコなし 総理退任後10年、初めての独白

    2016年06月04日号  

    私は10年近く政治家の取材を続けていますが、小泉純一郎さん(以下、小泉さん)と面識はありませんでした。なので、具体的に、ある瞬間から意識し始めたというわけではないのですが、「コイズミ」という響きには愛憎相交じる、特別な感情を抱いていました。

  • 現役書店社長が実体験を基に企業再生のノウハウを明かす

    Book Reviews 著者のホンネ
    現役書店社長が実体験を基に 企業再生のノウハウを明かす

    2016年05月21日号  

    もともと、私は出版取次大手トーハン出身の人間です。地方書店の経営者とお会いすることが多かったのですが、中には決算書の読めない経営者も少なくありませんでした。そのため、銀行とはかなり不利な交渉をしているように感じていました。担保となる資産があれば別ですが、書店の経営環境が厳しい今の時代、書店が単に「お金を貸してくれ」と頼んでも、銀行は首を縦に振らないでしょう。

  • 世界史は人類5000年の歴史暗記ではなく“心”で楽しめ

    Book Reviews 著者のホンネ
    世界史は人類5000年の歴史 暗記ではなく“心”で楽しめ

    2016年04月23日号  

    世界史というと、学生時代の試験勉強なんかを連想してしまいますが、歴史は全て人間がつくってきたものです。そういう意味では、世界史とは、すなわち人類史なのです。年号や人物名を暗記する“作業”ではなく、生身の人間が懸命に生き抜いた“ロマン”として歴史を心で楽しむことが大切です。

  • 机上の空論では終わらないアドラー心理学の実践版

    Book Reviews 著者のホンネ
    机上の空論では終わらない アドラー心理学の実践版

    2016年03月19日号  

    続編でアドラーの思想をもう一度整理しようと考えました。『嫌われる勇気』がアドラーの思想の全体像を知る“地図”のようなものだとすれば、本書は思想を実践して幸福な人生を歩むための“コンパス”のような役割を果たしています。

  • 人類学者出身の敏腕記者が警告企業をむしばむ「サイロ」の危機

    Book Reviews 著者のホンネ
    人類学者出身の敏腕記者が警告 企業をむしばむ「サイロ」の危機

    2016年03月12日号  

    日本では、「サイロ」という言葉になじみがないかもしれません。でも、米国では細分化を端的に想起させる、身近な言葉です。スペルも短い。新しいコンセプトを読者に理解してもらうには、サイロが最適な言葉だと考えました。

  • 日本企業が学ぶべき精神独特の成功要因を読み解く

    Book Reviews 著者のホンネ
    日本企業が学ぶべき精神 独特の成功要因を読み解く

    2016年01月23日号  

    自動車は足が長いビジネスなので、長期的な視点で経営に取り組むことが大切です。同族経営は信念を持って長期目線で経営できるし、そうした文化が根付くという点で強いのでしょう。トヨタであればハイブリッド車への情熱、スズキであれば小さな車への情熱。そうした情熱がぶれると、技術や商品はモノにならないわけです。

  • トヨタ発の新たな“知恵”自工程完結が導くモノづくり

    Book Reviews 著者のホンネ
    トヨタ発の新たな“知恵” 自工程完結が導くモノづくり

    2015年12月19日号  

    大企業病というのは、組織がお客さまのため“以外”の仕事をやり始めることです。その度合いが大きければ大きいほど、症状が深刻であるといえます。どんな会社であっても、仕事の目的・目標というのは本来、「お客さまに対して、ある価値をお届けする」ことにありますよね。その目的に向かって、企業は自分たちの仕事のプロセスを設計しているはずです。

  • IoTのルール作りに出遅れた日本企業にもまだ勝算はある

    Book Reviews 著者のホンネ
    IoTのルール作りに出遅れた 日本企業にもまだ勝算はある

    2015年11月07日号  

    インダストリー4.0は、一口で言えばIoT(Internet of Things。モノのインターネット)をモノづくりの製造プロセスに応用することで、業界横断的に製造業の効率化と生産性向上を狙う活動のことです。あるいは米ゼネラル・エレクトリック(GE)を中心に米国が掲げる「インダストリアル・インターネット」も、IoTを活用して効率化を図るという点は共通しています。

  • 難病を受け入れた外食企業家の衝撃の告白

    Book Reviews 著者のホンネ
    難病を受け入れた 外食企業家の衝撃の告白

    2015年10月10日号  

    これは松村厚久さんの物語ですが、私が原稿を書くので松村さんには編集権はありません。つまり、作家に全てを委ねるだけです。ご自身が読書家で、文芸の世界を理解していないとできない決断だと思います。私は何度もライターを使った自著にした方がいいと勧めました。外食での成功物語にしたいならその方がいい。でも、パーキンソン病であることも含めてありのままを書いてほしいと。繰り返し言われ、スイッチが入りました。

  • 起業家たちが歩む“茨の道”をありのまま綴った異端のビジネス書

    Book Reviews 著者のホンネ
    起業家たちが歩む“茨の道”を ありのまま綴った異端のビジネス書

    2015年09月26日号  

    日本の伝統的な企業は、経営のプロセス強化や役員陣の合意などを重視することが多いですね。しかし新しい会社をつくるなら、そうした日本のビジネス文化を脱却することを期待しています。再びソニーや任天堂のような企業をつくる力があるはずです。

  • 異色の経営者と無頼派作家友情が生んだ挑戦する姿勢

    Book Reviews 著者のホンネ
    異色の経営者と無頼派作家 友情が生んだ挑戦する姿勢

    2015年07月25日号  

    開高も作家の地位を確立した後、あえて自らに「断絶」を課すためにベトナム戦争の最前線を取材し、小説『夏の闇』といった傑作を生み出しました。周囲から愛された敬三も経営者として孤独を抱えており、開高はいわば「心の安定剤」でした。

  • 日本のネット創成期の物語から国家のIT戦略を問い掛ける

    Book Reviews 著者のホンネ
    日本のネット創成期の物語から 国家のIT戦略を問い掛ける

    2015年05月30日号  

    例えば、2002~03年ごろの地獄のような日々は鮮明に覚えています。トヨタ自動車とソニーから出資を受けて、高速データ通信事業を手掛ける合弁会社のクロスウェーブコミュニケーションズ(1998年設立)は、その将来性を評価してもらう「コンセプシャルIPO」によって、米国ナスダックで上場を果たしました。まだ1億円しか売上高がなかったのにです。

  • 真っ暗闇の中の対話で社会の価値観が変わる

    Book Reviews 著者のホンネ
    真っ暗闇の中の対話で 社会の価値観が変わる

    2015年05月02日号  

    ダイアログ・イン・ザ・ダークは1988年にドイツで誕生しました。「暗闇の中の対話」という名前の通り、真っ暗闇の中に8人1チームで入場するのですが、中は真っ暗ですから先に進むことは難しい。そこで、参加者は白杖を手に持ち、「アテンド」と呼ばれる視覚障害者が案内人を務め、皆を導きます。つまり、日常の世界とは関係性が逆転するのです。

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記者の目

  • 副編集長 藤田章夫

    個人としては通算11本目となる保険特集です

     2006年に「週刊ダイヤモンド」編集部に異動になってからほぼ毎年、保険特集を作ってきました。今号を入れて、その数11本。
     それぞれの特集に思い入れがありますが、印象深い号を思い起こせば、医療保険に絞り込んだ「医療保険に気をつけろ!」(06年)、タイトルが刺激的だった「騙されない保険」(12年)、初めて企画から構成まで全てを手掛けた「保険激変!」(15年)です。
     94ページもの大特集となった今年の保険特集も、印象に残る号になりそうです。
     そして、この号をもって、保険担当が中村記者に代わります。とはいえ金融全般を担当しますので、来年の保険特集100ページ(?)も中村記者&宮原記者と共に作ります。

  • 編集長 深澤 献

    母が買った「顧客本位」に反した個人年金保険

     傘寿を迎えた母が最近、なけなしの老後資金を、銀行に勧められるまま豪ドル建ての個人年金保険につぎ込んだとのこと。
     金融庁はこのところ、「フィデューシャリー・デューティー(受託者責任)」の旗印の下、金融機関に顧客本位の業務運営を求めています。
     母が買った商品はまさに、外国債券と投資信託、掛け捨ての死亡保険をあえてパッケージ型にして割高の手数料を徴収する顧客本位から懸け離れたもの。昨年9月に出た金融庁の「金融レポート」でも、この手の商品を「顧客のニーズよりも、販売・製造者側の論理で金融サービスを提供しているのではないか」とバッサリ斬っています。購入時に相談に乗ってやれなかったのが悔やまれます。

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