記事一覧:世界遺産を撮る139

  • ピュー古代都市群(PYU ANCIENT CITIES)

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    ピュー古代都市群(PYU ANCIENT CITIES)

    2019年01月26日号  

    まな娘が次の年に一度の家族旅行は、ミャンマーへ行きたいと言い出した。理由は大好きなアイドルがヤンゴンを旅するテレビ番組を見て感化されたから。そのアイドルと同じホテルに泊まり、同じレストランで食事をし、同じ観光名所で記念写真を撮りたいという。何とも思春期らしい趣味、思考だと思ったが、私もある打算が働き賛同した。ミャンマー唯一の世界遺産、ピュー古代都市群に行けるチャンスだと思ったからだ。

  • ゴブスタンのロック・アートと文化的景観(GOBUSTAN ROCK ART CULTURAL LANDSCAPE)

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    ゴブスタンのロック・アートと文化的景観(GOBUSTAN ROCK ART CULTURAL LANDSCAPE)

    2019年01月19日号  

    アゼルバイジャンの首都、バクーから1時間ほど車を走らせると、岩石がそびえ立つ荒漠たる高地にゴブスタンの岩絵が見えてくる。その数およそ6000枚。氷河期の後、この地に定住した人々が描いたもので、考古学的ロマンを感じる。

  • 城壁都市バクー、シルヴァンシャー宮殿、及び乙女の塔(WALLED CITY OF BAKU WITH THE SHIRVANSHAH'S PALACE AND MAIDEN TOWER)

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    城壁都市バクー、シルヴァンシャー宮殿、及び乙女の塔(WALLED CITY OF BAKU WITH THE SHIRVANSHAH'S PALACE AND MAIDEN TOWER)

    2019年01月12日号  

    カスピ海沿岸にあるアゼルバイジャンの首都、バクーは5世紀ごろからある古都で、中世の街並みが今も残る。12世紀に建てられた要塞「乙女の塔」は、名前の由来が諸説ある。最も悲しい伝説はこうだ。

  • ムツヘタの文化財群(HISTORICAL MONUMENTS OF MTSKHETA)

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    ムツヘタの文化財群(HISTORICAL MONUMENTS OF MTSKHETA)

    2018年12月29日号  

    ジョージアの首都・トビリシから北西へ約25キロメートルの所にある古都、ムツヘタ。代表的建造物がスヴェティツホヴェリ大聖堂である。

  • アッパー・スヴァネティ(UPPER SVANETI)

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    アッパー・スヴァネティ(UPPER SVANETI)

    2018年12月22日号  

    「勇猛な戦士」と称されたスヴァン民族がいたこの地は、15世紀にロシアに征服されるまで独自の文化を育んでいた。代表的な建造物が石の塔である。これまでもイタリア、イエメン、中国など世界各地でこの手の石の塔を見てきた。民族も信仰も文化も異なるが、石の塔には共通して「敵の侵入を監視するタワー」の役割があるようだ。

  • ゲラティ修道院(GELATI MONASTERY)

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    ゲラティ修道院(GELATI MONASTERY)

    2018年12月15日号  

    ゲラティ修道院は1106年に当時のジョージア国王ダヴィド4世によって創設された。国を代表する科学者、神学者、哲学者らが集うアカデミーの役割も担っていたことから、長い間、同国における知的・文化的な発信地として機能していたそうだ。教会内は壁画と彫像が数多く並び、とても荘厳で華麗だった。外には巨大な十字架があり、観光客のほとんどが記念写真を撮っていた。

  • ゲハルト修道院とアザート川上流域(MONASTERY OF GEGHARD AND THE UPPER AZAT VALLEY)

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    ゲハルト修道院とアザート川上流域(MONASTERY OF GEGHARD AND THE UPPER AZAT VALLEY)

    2018年12月08日号  

    ゲハルト修道院はその造りから「洞窟修道院」とも呼ばれる。「ゲハルト」とは槍を意味し、キリストの脇腹を突いた槍の一部がここで発見されたのがその名の由縁だ。

  • ハフパトとサナヒンの修道院群(MONASTERIES OF HAGHPAT AND SANAHIN)

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    ハフパトとサナヒンの修道院群(MONASTERIES OF HAGHPAT AND SANAHIN)

    2018年12月01日号  

    前回に続きアルメニアである。人口約400万人の小さな国は、世界で最初のキリスト教国であるにもかかわらず、地理的要件により次々と外来民族に支配されてきた。最初はビザンチン帝国、次にセルジューク・トルコ、その次はモンゴルに、そして1454年にはオスマン帝国(トルコ)に、さらに1828年はロシア帝国に統治された。そうして1991年9月23日、ようやくソ連から独立し、今に至ったのである。

  • エチミアツィンの大聖堂と教会群及びズヴァルトノツの古代遺跡(CATHEDRAL AND CHURCHES OF ECHMIATSIN AND THE ARCHAEOLOGICAL SITE OF ZVARTNOTS)

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    エチミアツィンの大聖堂と教会群及びズヴァルトノツの古代遺跡(CATHEDRAL AND CHURCHES OF ECHMIATSIN AND THE ARCHAEOLOGICAL SITE OF ZVARTNOTS)

    2018年11月24日号  

    アルメニアは301年に歴史上初めてキリスト教を国教と定めた国だ。そのためエチミアツィン大聖堂は世界中の大聖堂のルーツになっているといわれる。他方、隣国のアゼルバイジャンとは長らく戦争状態で(ナゴルノ・カラバフ戦争)、今なお自由に行き来できない。

  • 八萬大蔵経の納められた伽耶山海印寺(HAEINSA TEMPLE JANGGYEONG PANJEON, THE DEPOSITORIES FOR THE TRIPITAKA KOREANA WOODBLOCKS)

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    八萬大蔵経の納められた伽耶山海印寺(HAEINSA TEMPLE JANGGYEONG PANJEON, THE DEPOSITORIES FOR THE TRIPITAKA KOREANA WOODBLOCKS)

    2018年11月17日号  

    韓国南部、伽耶山にある海印寺は802年に建立した歴史ある寺だ。「この寺にある竜王の印(海印)を3度たたけば願いがかなう」という言い伝えが寺の名前の由来だが、寺は高麗時代に元(中国)に攻め込まれたのをはじめ、何度か火災に見舞われたこともあって現在その海印はないそうだ。

  • 慶州歴史地域(GYEONGJU HISTORIC AREAS)

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    慶州歴史地域(GYEONGJU HISTORIC AREAS)

    2018年11月10日号  

    慶州は何度行っても飽きない。王陵、石塔、仏像、寺院など十数カ所の名所があるが、特に私が好きなのは雁鴨池と南山、仏国寺だ。雁鴨池は東西200メートル、南北189メートルで鍵の形をしている。

  • タオス・プエブロ(TAOS PUEBLO)

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    タオス・プエブロ(TAOS PUEBLO)

    2018年11月03日号  

    以前に西アフリカ、マリのジェンネ旧市街に行ったとき、土と植物で建てられた家屋が興味深かった。聞くとこれによく似た建物が米国のタオスという村にあるという。行ってみたいが何しろ遠いのが難点で、2017年秋、ようやく訪れることができた。ニューメキシコ州北部のサンタフェ空港へ飛び、そこから丸1日、レンタカーを走らせた。

  • 独立記念館(INDEPENDENCE HALL)

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    独立記念館(INDEPENDENCE HALL)

    2018年10月27日号  

    1749年にペンシルベニア州の議事堂として建てられたこの建物は今日、米国の歴史においてなくてはならない存在となった。すなわち1776年7月4日に英国に対する独立宣言が行われ、その後1787年5月には人類史上初の憲法「アメリカ合衆国憲法」がこの地で誕生した。憲法や「三権分立」の思想は200年の時を経て、世界の民主主義国家の礎になっている。

  • チャコ文化(CHACO CULTURE)

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    チャコ文化(CHACO CULTURE)

    2018年10月20日号  

    ニューメキシコ州の北西、険しい渓谷にあるチャコに向かってヒューストンから車を飛ばした。米国のハイウエーを運転するのは実に爽快だ。1時間近く走っても他の車に遭遇せず、まるで駿馬が地の果てへ走り抜けるような気分になった。

  • メキシコ・シティ歴史地区とソチミルコ(HISTORIC CENTRE OF MEXICO CITY AND XOCHIMILCO)

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    メキシコ・シティ歴史地区とソチミルコ(HISTORIC CENTRE OF MEXICO CITY AND XOCHIMILCO)

    2018年10月13日号  

    メキシコ・シティ中心部から南へ少し離れたソチミルコは、アステカ王国の伝統を色濃く残す町だ。川に囲まれた「水の町」でもある。ここの人々は思いのままに、自宅の壁を塗装している。家々の壁の色は異なっているが、遠目に見ると一枚の絵画のようで、言い表せない面白さを感じる。そしてたそがれから深夜にかけて、橋の下や路地の奥から、楽器の音と歌声が響き合う。

  • シアン・カアン(SIAN KA'AN)

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    シアン・カアン(SIAN KA'AN)

    2018年10月06日号  

    ユカタン半島のカリブ海沿岸地域に広がるシアン・カアンはマヤ文明の言葉で「天空の生まれた場所」を意味する。石灰石に覆われたこの地にはセノーテと呼ばれる泉がたくさんあり、その美しさは私も飛び込みたくなるほどだった。この泉はマヤ文明でいけにえの儀式に用いたそうで、今でも神秘的な雰囲気が漂っている。

  • ケベック旧市街の歴史地区(HISTORIC DISTRICT OF OLD QUEBEC)

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    ケベック旧市街の歴史地区(HISTORIC DISTRICT OF OLD QUEBEC)

    2018年09月29日号  

    ケベック旧市街は北米で最もヨーロピアンな街だと思う。18世紀に造られた石畳の道を散策すると、フランス語が聞こえてくるし、広場の中央にはルイ14世の銅像があるし、人々の暮らしぶりもフランスの風情が漂っている。700棟余りの古民家と幾つかの教会の大半が19世紀以前に建てられたもので、これらも「小さなパリ」を想起させる。実際、住民の9割がフランス系だ。

  • 恐竜州立自然公園(DINOSAUR PROVINCIAL PARK)

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    恐竜州立自然公園(DINOSAUR PROVINCIAL PARK)

    2018年09月22日号  

    340キロメートルの道のりを一晩中運転して目的地に着いたのは夜が白々と明けるころだった。目の前に広がる荒々しく神秘的な谷を一人で眺めていると、数千万年前に恐竜がここを闊歩する姿が思い浮かんだ。風が吹くたび谷底から響いてくる奇妙な音がまるで恐竜の鳴き声のように聞こえて、思わずぞっとした。

  • セルギエフ・ポサドのトロイツェ・セルギー大修道院の建造物群(ARCHITECTURAL ENSEMBLE OF THE TRINITY SERGIUS LAVRA IN SERGIEV POSAD)

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    セルギエフ・ポサドのトロイツェ・セルギー大修道院の建造物群(ARCHITECTURAL ENSEMBLE OF THE TRINITY SERGIUS LAVRA IN SERGIEV POSAD)

    2018年09月15日号  

    去年8月、トロイツェ・セルギー大修道院の撮影を終え、車をモスクワの赤の広場に飛ばした。運良く夕焼け時に間に合い、絶景をレンズに収めることができた。ふと広場北側にあるグム百貨店に目をやると、突然20年前の光景がよみがえってきた。

  • アルル、ローマ遺跡とロマネスク様式建造物群(ARLES, ROMAN AND ROMANESQUE MONUMENTS)

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    アルル、ローマ遺跡とロマネスク様式建造物群(ARLES, ROMAN AND ROMANESQUE MONUMENTS)

    2018年09月08日号  

    昨年公開された「ゴッホ~最期の手紙~」は、史上初の絵画による長編CGアニメーション映画として大きな話題を集めた。ゴッホは作品とともに、彼の数奇な生涯が常に注目されてきた。ここアルルは、ゴッホが創作の最盛期に暮らした、フランス南部の小さな町だ。

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記者の目

  • 編集長 深澤 献

    多分に皮肉も含む「取り戻せ」のメッセージ

     消費増税を含む6.3兆円の税収増(見込み)に対し、安倍政権は人気と景気の低迷を恐れて6.6兆円の〝増税対策〟を講じます。税収増を上回る還元策に「何のための増税か」との声が上がるのはもっともな話。そもそも増税によって社会保障費を充実させるとしながら、低所得者ほど負担が大きいのが消費税だったりもします。
     今号では、この増税対策の〝攻略法〟を解説しましたが、これには多分に皮肉も含まれています。次世代にツケを回さないという名目の増税に対し、「取り戻す」という発想は、結局は次世代を苦しめることになりかねません。特集の後半は、そんな税制の矛盾にも踏み込みました。多面的な視点で税の在り方を考える構成になっています。

  • 副編集長 藤田章夫

    見た目の派手さで突き進む経産省主導の官邸

     年の瀬も押し迫った昨年12月21日、財務省で予算と税制改正大綱について説明会が行われました。
     一般会計予算として初の100兆円超え。その最大の要因が消費増税対策による特別措置であったため、おのずと質疑も消費税と増税対策の中身に集中しました。
    「ポイント還元は効果が低いのでは?」という質問に対し財務省幹部は「それは経産省なので……」とうつむきながら答弁。最近、よく耳にする〝経産省主導〟の構図です。
     導入コストなどを考えれば効果が薄そうなのは明らかですが、見た目の派手さで突き進むのが今の経産省主導の官邸の姿。これでは、国と地方を合わせた長期債務残高1000兆円超の削減は進みそうにありません。

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