記事一覧:五十嵐雄二の“5打縮まる”ラウンド術24

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記者の目

  • 編集部 千本木啓文

    東芝が持つ二面性

     東芝には二面性があります。社風は「家族的でおっとり」などといわれますが、その半面、「上司の意向に逆らえない企業風土」もあり、締め付けは厳しそうです。
     東芝メモリの工場がある三重県四日市市の現地取材では、かん口令が徹底されていることに驚きました。社員寮から出て来た住民(社員)らしき男性から「東芝とは関係ありません」と言われ、取材を断られたこともありました。
    「解雇されたくない。疑いを持たれかねないので会うのは控えたい」と言う中堅幹部も。
     ピリピリしているのは分かりますが、あまり統制し過ぎると、ビジネスの創造に不可欠な自由闊達な雰囲気が失われます。足元の上場廃止危機より、組織の硬直化の方が深刻かもしれません。

  • 編集長 深澤 献

    わずか8年前の本誌インタビューで…

     本誌2009年9月12日号に掲載された佐々木則夫・東芝社長(当時)のインタビュー。米ウエスチングハウスの54億ドルという買収額に対する社内の反応について、こう答えています。
    「非常にポジティブでした。なぜなら、リターンが堅いからです。当時の半導体担当役員には『ダメだったら売れるのか』と聞かれました。『売却額がゼロにならないなら、投資額との差額が損失だから、半導体よりは楽だな』と」
     その前年度、半導体事業が足を引っ張り2800億円という過去最悪の営業赤字を出していた時期です。収益に波のある半導体より、原発の方がマシと考えていた当時から、わずか8年でここまで状況が変わるとは……。戦慄すら覚えました。

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