記事一覧:Book Reviews 知を磨く読書258

  • ナチズムとニヒリズム革命

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    ナチズムとニヒリズム革命

    2019年10月26日号  

    舛添要一著『ヒトラーの正体』は、最新の学術的成果を踏まえた上で、分かりやすく書かれたヒトラーとナチズムについての優れた入門書だ。

  • 日本政治の文化的制約

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    日本政治の文化的制約

    2019年10月19日号  

    佐々木紀彦著『編集思考』を読むと新しい世代の編集者の思考がよく分かる。〈パワーの源泉は、権力と権威です。/権力は地位とつながることが多く、強制力を伴います。たとえば社長は人事権を持っているため、社員を異動させたり、給料を決めたりすることができます。

  • 政治に深入りした平安の知識人

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    政治に深入りした平安の知識人

    2019年10月12日号  

    細谷雄一編『軍事と政治 日本の選択』は、安全保障分野の論客による優れた論集だ。

  • 速戦即決主義を好む日本人

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    速戦即決主義を好む日本人

    2019年10月05日号  

    岡崎久彦著『戦略的思考とは何か』は、初版が1983年に刊行された国家戦略論の古典だ。

  • 仏教とキリスト教の救済観

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    仏教とキリスト教の救済観

    2019年09月28日号  

    池上彰著『世界から戦争がなくならない本当の理由』を読むと、国家が存在する以上、戦争は不可欠であるという現実が見えてくる。

  • 米国が日本に迫る二者択一

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    米国が日本に迫る二者択一

    2019年09月21日号  

    田中雄一著『ノモンハン 責任なき戦い』を読むと、1939年に満州とモンゴルの国境で日本軍とソ連・モンゴル連合軍が戦ったノモンハン事件に、太平洋戦争の敗北の構造が表れていた。

  • 低下した武力行使のハードル

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    低下した武力行使のハードル

    2019年09月14日号  

    水野和夫、山口二郎著『資本主義と民主主義の終焉』は政治(山口氏)と経済(水野氏)の両面から平成史を総括した優れた作品だ。

  • 資本主義の変遷の人権思想

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    資本主義の変遷の人権思想

    2019年09月07日号  

    牧野愛博著『ルポ「断絶」の日韓』を読むと、韓国社会が日常的に激しい競争にさらされており、国民が疲弊している実態が伝わってくる。

  • 五十音図を編み出した日本

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    五十音図を編み出した日本

    2019年08月31日号  

    朝比奈なを著『ルポ 教育困難校』は、日本の高校教育が抱える問題点を掘り下げた優れたノンフィクションだ。

  • 自分の居場所がない実態

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    自分の居場所がない実態

    2019年08月24日号  

    榎本博明著『50歳からのむなしさの心理学』は、仕事中心に生きてきたサラリーマンの実態を見事に描いている。

  • 新自由主義が勝利する近未来

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    新自由主義が勝利する近未来

    2019年08月10日号  

    太 永浩著『北朝鮮外交秘録』を読むと、北朝鮮のエリート教育の実態がよく分かる。〈平壌外国語学院ではときおり外国映画を鑑賞することもあった。英語科はアメリカやイギリス映画、ロシア語科はソ連映画、フランス語科はフランス映画を見るという具合だった。『サウンド・オブ・ミュージック』、『メリー・ポピンズ』のような映画は今でも記憶に鮮やかだ。外国映画に登場する名曲も学校で学んだ。

  • 今後も続く人間と自然の代謝

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    今後も続く人間と自然の代謝

    2019年08月03日号  

    田原総一朗著『殺されても聞く』は、ジャーナリストの田原氏が歴代首相や各界の第一人者への取材を通じて得た感想をまとめた作品だ。AI(人工知能)研究の第一人者である松尾豊氏の労働観が興味深い。

  • 北方領土問題の解決に向けて

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    北方領土問題の解決に向けて

    2019年07月27日号  

    飲茶著『正義の教室』は、難解な現代哲学について水準を落とさずに分かりやすく解説している。例えば直観主義について、〈僕は、枠の外側に描かれた『正義』の文字に視線を向けた。/「でも、理屈や論理に頼らないなら、『宗教の正義』の人は、その『正義』をどうやって知るのですか」/「たしかに、そこは疑問に思うところだろう。正義が説明不可能なものなら、それをどうやって知るのか。

  • 不利な状況に置かれた利用者

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    不利な状況に置かれた利用者

    2019年07月20日号  

    高野聖玄、セキュリティ集団スプラウト著『フェイクウェブ』には、インターネット空間でだまされないために必要なノウハウが具体的に記されている。

  • ビジネスマンの「脱人格化」

    Book Reviews 知を磨く読書
    ビジネスマンの「脱人格化」

    2019年07月13日号  

    香山リカ著『オジサンはなぜカン違いするのか』においては、「燃え尽き症候群」について興味深い説明がなされている。〈ひとつは「感情の消耗」です。仕事のあいだに医師であれば患者や職員に対して心を寄せ、気持ちをくみ取り、感情的エネルギーをすべて使いきってしまった結果、「心からクタクタ、もう何も考えられない」という状態が繰り返し押し寄せるようになります。

  • 今後の中国情勢と宗教要因

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    今後の中国情勢と宗教要因

    2019年07月06日号  

    物江潤著『ネトウヨとパヨク』は、ネトウヨ(ネット右翼)、パヨク(左翼)と互いに侮蔑し、憎悪し合う人々に通底する病理を解き明かそうとする意欲的作品だ。〈現実社会では無力に近かった対話不能な人たちは、ネット上では手が付けられない存在になっています。どれほど彼らが厄介なのか、ここまでの内容を振り返りたいと思います。/まず、彼らが及ぼす影響力は甚大です。

  • 太鼓持ちの技法に学ぶ

    Book Reviews 知を磨く読書
    太鼓持ちの技法に学ぶ

    2019年06月29日号  

    門田隆将著『新聞という病』は、「週刊新潮」の記者を長く務め、現在はフリーランスとして活躍している著者による評論集だ。

  • 元号を予測できなかったAI

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    元号を予測できなかったAI

    2019年06月22日号  

    池上彰著『知らないと恥をかく世界の大問題10』では、AI(人工知能)の限界について興味深い指摘がなされている。AIによる新元号予測プログラムが成功しなかった理由についてこう述べる。

  • 結婚できない状況の固定化

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    結婚できない状況の固定化

    2019年06月15日号  

    山田昌弘著『結婚不要社会』を読むと、現下の日本において、結婚の主たる動機が経済的安定になっていることがよく分かる。〈高収入を狙う人たちとは別に、安定した収入がないと生活できないと本気で思っている人たちもいます。つまり、「年収1000万円と言っているのではない。

  • 資本主義の制約条件を知る

    Book Reviews 知を磨く読書
    資本主義の制約条件を知る

    2019年06月08日号  

    橋下徹著『実行力』は、マネジメントの基本書になる。〈自分の頭を整理し、当初の案を変更して最善の案を作っていくためにも、比較優位がパッと分かる資料作りは重要なのです。/トップや上司は一日に何十件もの案件を判断しなければならないほど忙しいですから、「どんな観点・視点では、どれがいいのか」というロジックと比較優位がパッと分かる資料が欲しいのです。

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記者の目

  • 副編集長 臼井真粧美

    台風で電車が止まっても手術は止まらない

     9月8日夕方、東京在住にもかかわらず都内のビジネスホテルにチェックインしました。
     翌9日朝にロボット支援手術の取材を予定。台風15号の直撃で公共交通機関が動かなくなりそうだったため、病院の近くに前泊したのです。「電車が止まったら、手術は延期かも」と思いつつ。
     翌朝、多くの電車がストップしました。徒歩で病院に向かい、手術室が集まるフロアを訪れると、大勢のスタッフが行き来し、どうやら通常モード。お目当ての手術室では医者、看護師らがそろって準備を終えており、予定時刻ぴったりに手術が始まりました。
     世の中の台風騒動からまるで隔離されたかのように、患者に、手術に、集中する空間でした。

  • 編集長 山口圭介

    同窓会で自分だと気付いてもらえない理由

     高校時代の同級生から同窓会の連絡がありました。関東在住の卒業生を一堂に集めた大同窓会を初めて開催するというのです。
     こうした地元の集まりとは距離を置いてきました。特にポリシーがあるわけではなく、ただ太ったから。体重が1.5倍に膨れ上がり、誰も自分だと気付いてくれないのです。激変ぶりに、北朝鮮工作員による背乗り(成り済まし)を疑われたこともあります。
     激太りの先にあるのは、今週号の特集でも登場する糖尿病、脳卒中、心筋梗塞……。
     11月末には大学のゼミのOB会、年明けには高校のクラス会もあります。健康のため、そして級友にいじり倒されないため、最終手段の人生2度目のライザップ、行ってこようかな。

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