記事一覧:人事天命107件
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人事天命
【ジュピターテレコム(JCOM)】 KDDI出身の社長就任で 業界に立ち込める警戒感
2013年12月10日ケーブルテレビ(CATV)最大手のジュピターテレコム(JCOM)。11月に業界2位のジャパンケーブルネットワーク(JCN)と統合し、売上高5000億円規模、市場シェアの半分を占める一大メディアとなった。
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【セゾングループ】 80年代の消費文化をけん引 創業者、堤清二氏が残した足跡
2013年12月4日「納得がいかないことがあると灰皿が飛んできた」「会議で出した提案書がつまらないといって、紙飛行機にして飛ばされた」――。セゾングループの創業者である堤清二氏には、厳しい企業家「堤清二」と詩人・小説家「辻井喬」の二つの顔があった。
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【資生堂】 第2次前田体制は早期終了も 2人に絞られた次期トップ候補
2013年11月27日4月に社長としてリリーフ登板したばかりの前田新造・資生堂会長兼社長(66歳。写真)が、早ければ来春にも交代する可能性が出てきた。
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【ソフトバンク】 後継者問題に差し込んだ一筋の光 存在感増すヤフー新社長の実力
2013年11月13日60代で事業を次世代に継承すると公言しているソフトバンクの孫正義社長(56歳)。同社最大のリスクが後継者問題とされるなか、頭角を現し始めた若手経営者がいる。それが、今年6月にソフトバンクの取締役に就任した宮坂学・ヤフー社長(46歳、写真)である。
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【清水建設】 東京オリンピックで環境好転 次期社長も建築部隊から選出か
2013年11月8日ゼネコンの仕事は土木と建築に大きく分かれるが、清水建設の場合、野村哲也前社長、宮本社長ともに建築部隊出身。次の社長も建築から選ばれるだろうと見られている。筆頭格に名前が挙がるのが、寺田修氏(60歳)。今年3月に専務執行役員に昇格した。1953年生まれで、専務執行役員の中では最年少での就任、東京大学工学部建築学科出身で、宮本社長の後輩に当たる。
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【日本政策金融公庫】 天下り人事を容認し始めた 安倍首相の変節と深謀遠慮
2013年10月31日天下り人事の復活か――。10月に実施された日本政策金融公庫のトップ交代をめぐって、そうした批判が渦巻いている。帝人の元会長で、5年間にわたり日本公庫の総裁を務めた安居祥策氏に代わり、新たに総裁に就任したのは、元財務事務次官で直近まで副総裁を務めていた、細川興一氏(66歳。写真)だ。
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【東燃ゼネラル石油】 武藤社長初の大型人事は 三井石油買収の布石か
2013年10月24日石油元売り4位の東燃ゼネラル石油が今秋行った役員人事が、「業界7位の三井石油を買収・合併するための布石では」と業界内でうわさが広まっている。2012年6月に米エクソンモービルから日本事業を取得した武藤潤社長(54歳。写真)体制は エクソン傘下時代の延長線上のものだったが、「今回の人事は武藤社長の意向が反映された初の大型のもの」と関係者は指摘する。10人弱の役員が異動したなかで、キーマンは2人いる。
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【金融庁】 元財務省キャリアが復帰 異例の"天上がり"人事
2013年10月17日このたび金融庁が矢継ぎ早に行った異例の人事が、財務省や金融庁、金融業界でも話題となっている。9月20日、金融庁は、米マッキンゼーやGEコンシューマー・ファイナンス(現新生フィナンシャル)などを経て、大阪府特別参与などを務めた大庫直樹氏と、産業再生機構出身で経営共創基盤のパートナーを務める村岡隆史氏の2人を非常勤参与として採用。銀行に対して、成長分野への新規融資促進に当たってもらう。
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【キリンホールディングス】 2015年度末に三宅社長交代か ビール営業畑と国際畑の三つ巴
2013年10月3日来年3月で就任後4年がたつキリンホールディングス(HD)の三宅占二社長(写真)。最近のキリングループトップの任期は例外を除いて通例5年であり、次期社長についてはさまざまな観測が飛び交っている。
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【任天堂】 中興の祖、山内氏が残したDNA 岩田体制に試される復活への決断
2013年9月26日任天堂の中興の祖であり、家庭用ゲームの市場をつくりあげた山内溥前社長が9月19日に85歳で亡くなった。22歳で早稲田大学を中退し、祖父が創業したカルタメーカーを継いだ山内氏は、事業の柱づくりや多角化をいろいろ模索し、一時は食品やタクシーなどの事業に乗り出したこともある。だが、1977年に米アタリが開発したテレビゲームに目を付けたのが転機となった。80年に「ゲーム&ウオッチ」がヒットしたこともあり、当時の任天堂としては大金の40億円を投じてファミリーコンピュータ(ファミコン)という独自のゲーム機をつくりあげた。
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【フォルクスワーゲン】 係争中のスズキへの揺さぶりか? 実力会長ピエヒ氏の退任観測の読み方
2013年9月19日欧州自動車最大手、独フォルクスワーゲン(VW)のフェルディナント・ピエヒ監査役会会長(写真、76歳)が健康問題を理由に退任する、との現地報道があった。ピエヒ会長は、伝説の名車「ビートル」を産んだ設計者、フェルディナント・ポルシェの孫。M&A(企業の合併・買収)を駆使して、VWを世界有数の自動車メーカーへと成長させた立役者だ。
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【ダイエー】 イオンのGMS改革の立役者が 乗り出すダイエー再建の前途
2013年9月3日株式公開買い付け(TOB)によって今年8月下旬、ダイエーを連結子会社化したイオン。そのイオンが今年5月に、兼務でダイエー社長として送り込んだのがイオンリテール会長(イオン専務執行役)の村井正平氏(63歳。写真)だ。TOB終了翌日の8月22日には早速、イオンとダイエーの約1000店舗で合同セールを行い、9月からはイオンのプライベートブランド「トップバリュ」を大幅に拡充するなど、両社のシナジー発揮に取り組み始めた。
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【日本マクドナルド】 10年に及ぶ原田体制に訪れた転換点 外国人トップで強まる米国の影響力
2013年8月29日日本マクドナルドホールディングス(HD)傘下の事業会社、日本マクドナルドの原田泳幸社長が退任する。後任にはカナダ法人のサラ・カサノバ氏が就く。2004年から事業会社を率いてきた原田氏は、HDの社長、会長も兼任していたが、今後はHD会長兼社長に専念する。
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【エンジニアリング協会】 「専業3社」以外で初の新理事長が誕生 あらためて問われる協会の存在意義
2013年8月22日7月1日、国内の152社が加盟する業界団体のエンジニアリング協会の理事長に新日鉄住金エンジニアリングの高橋誠社長(64歳。写真)が就任した。創立35年目にして、「専業3社」(日揮、千代田化工建設、東洋エンジニアリング)以外から、理事長が誕生したのである。
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【ルネサスエレクトロニクス】 課題は意思決定のスピード 新天地で作田流を貫き通せるか
2013年8月14日「自分がベストとは思っていないが、誰かがやらなければ」――。半導体大手、ルネサスエレクトロニクスの会長兼CEOに就いた作田久男前オムロン会長(68歳。写真)。お披露目となった8月2日の第1四半期決算説明会で、会長を引き受けた心境をこう表現した。
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【資源エネルギー庁長官】 原発、東電再建に汚染水処理 前途多難のエネルギー政策担う重責
2013年7月31日6月末から7月初頭にかけて発令された経済産業省の大異動。通例では、経済産業政策局長から昇格する場合の多い事務次官に、立岡恒良前官房長(55歳)が就いたのを筆頭にサプライズが多かったが、要職の資源エネルギー庁長官に就いた上田隆之前通商政策局長(56歳、写真)には、「順当」との声が上がっている。
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【三井物産】 次期社長レースで若返り論が浮上 本命3専務に対抗する3常務の名前
2013年7月24日商社の中でも毎回混戦を極めることで知られる三井物産の社長人事。飯島彰己社長(63歳)が任期5年目に突入し、にわかに次期社長レースが、騒がれ始めている。
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【日興アセットマネジメント】 野村元副社長が新天地で目指す 「真のグローバル・ハウス」
2013年7月11日野村ホールディングスで副社長兼COOを努めた柴田拓美氏(60歳。写真)が、7月1日付で投信運用会社・日興アセットマネジメント(日興AM)の会長に就任した。柴田氏といえば、豊富な海外経験を生かし、野村COOとして08年のリーマン・ブラザーズのアジア、欧州部門買収を指揮。その後は成果主義を重視した人事制度の導入など、野村の“グローバル化”を進めてきた人物だ。
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【金融庁】 「豪腕」畑中長官の異例の留任で 地銀が震え上がる理由
2013年7月5日金融界から「豪腕」と恐れられる人物が、金融庁長官を続投することが決まった。畑中龍太郎氏(写真)――。長官が在任3年目に入るのは、2004年から07年まで務めた五味廣文氏以来であり、霞が関では異例の長期政権に突入する。
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【ワタミ】 渡辺会長の立候補を機に委員会設置 なるかブラック企業の汚名返上
2013年6月26日ブラック企業。劣悪な環境で社員を働かせる企業のことを、いつしかそう呼ばれるようになった。昨今、ブラック企業といえば、ワタミの名前が上ることが多い。2013年5月に創業者の渡辺美樹会長(53歳)が自民党の公認を受け夏の参議院選挙に立候補することを発表すると、批判がさらに集中した。そこで、ワタミ自身が改革に乗り出した。6月に「第三者による検討委員会(仮称)」の立ち上げを発表したのだ。委員会には弁護士などが参加し法令順守の有無について調査する予定だ。