記事一覧:News & Analysis519件
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News & Analysis
米グッドイヤーと提携解消 住友ゴムが16年で得た果実
2015年6月12日提携解消の仲裁交渉は、意外に早く終わったという印象だった。6月4日、「ダンロップ」ブランドで知られるタイヤ国内2位(世界6位)の住友ゴム工業は、世界3位の米グッドイヤーとの資本・業務提携を解消した。
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News & Analysis
韓国でMERS感染が拡大 懸念広がる日韓経済の影響
2015年6月12日隣国・韓国で降って湧いた新型感染症、中東呼吸器症候群(MERS〈マーズ〉)の感染拡大。日本への上陸可能性も取り沙汰されるが、その影響は、すでに苦境に立たされていた韓国経済のみならず、日本でも旅行会社を中心に暗い影を落とし始めている。
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News & Analysis
持ち合い株解消の期待過熱も 銀行が手放さない裏事情
2015年6月11日企業同士のなれ合いを助長すると批判されてきた株式の持ち合いだが、今その解消への期待がにわかに高まっている。その中心にいるのが、解消が進まない元凶とされてきた銀行だ。ガバナンス改革の一環で解消への積極姿勢を打ち出しているのだ。ただ、その裏では銀行が抱えるさまざまな事情が浮かび上がる。
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News & Analysis
自由化後の覇権争いで号砲 電力・通信の3大陣営が激突
2015年6月11日来年4月に迫った電力小売り完全自由化をめぐる覇権争いは、営業力がものをいうガチンコ勝負となりそうだ。
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News & Analysis
アップル参入で国内入り乱れ 音楽配信の〝繰り返す歴史〟
2015年6月11日5月末から、国内外で音楽配信の定額聴き放題サービスの発表が相次いだ。最も話題をさらったのが、6月8日に米アップルが発表した「アップル・ミュージック」だ。だが、音楽業界では「驚きはなかった」(レコード会社関係者)との声が支配的だ。
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News & Analysis
セブンがサントリー離れ? 激化するPBめぐる駆け引き
2015年6月11日ついにビール業界の雄もセブンの軍門にくだってしまったか――。セブン&アイ・ホールディングスは、キリンビールと共同開発したプライベートブランド(PB)のビールを今月9日から発売した。自社ブランドにこだわってきたキリンは、これまで特定のコンビニエンスストア向けの「限定商品」を出したことはあった。しかし、特定チェーン向けのPB商品を開発したのは初めてのことだ。
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News & Analysis
金融界の規制緩和で再燃する 銀行と証券の“壁”撤廃議論
2015年6月5日規制業種の銀行にとって千載一遇のチャンスが来た。首相の諮問機関である金融審議会で規制緩和案が話し合われているのだ。業務範囲の拡大によるIT活用や異業種進出などがうたわれたが、その場へ呼ばれた銀行は、議論の中では傍流だったある問題を持ち込んだ。
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News & Analysis
老朽原発の大半が運転延長 政府案に透ける強引な思惑
2015年6月5日日本の原子力政策が揺れている──。2030年度の電源構成(総発電量に占める各電源の割合)の政府案が、有識者会議での議論を経て決定した。注目された原子力の比率は20〜22%程度、再生可能エネルギーは22〜24%程度で決着した。しかし、この数字の裏には、政府の強引な思惑が透けて見える。
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News & Analysis
中国人のおむつ"爆買い"で 三井化学に迫られる決断
2015年6月5日国内化学大手の三井化学が頭を悩ませている。悩みの種は、紙おむつ。同社は紙おむつの材料である不織布を生産しており、それが品不足に見舞われてきているのだ。
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News & Analysis
大口債権者が独自の再生案 スカイマーク再建に漂う暗雲
2015年6月3日「ANAホールディングスを事業スポンサーとする案に反対する」。スカイマークの最大の債権者であるイントレピッドが、スポンサーに内定していたANAに牙を剝いた。関係各者の思惑が渦巻くスカイマークの再建はどう決着するのか。債権者集会に向けて鍵を握るのは債権者二番手のエアバスの動向だ。
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News & Analysis
ソニー、パナソニックが見る テレビ事業の現在と未来
2015年5月30日韓国勢の猛烈な攻勢によって、テレビ事業で一敗地に塗れるような苦境を味わった日本の電機メーカー。ようやく赤字基調からの脱却が見えてきた今、生き残りをかけて、ソニー、パナソニックは今後どう事業をかじ取りしていくのか。部門のトップが報道陣に語った。
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News & Analysis
【特別インタビュー:窪田良アキュセラCEO】 社外取が日本人CEOを電撃解任 製薬ベンチャー内紛の教訓
2015年5月29日2014年に東証マザーズへ上場した米製薬ベンチャー、アキュセラ・インクの日本人創設者である窪田良氏が同年末、CEOの座を追われた。15年5月に復帰した窪田氏が、内紛騒動の顛末を語った。
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タカタ エアバッグ問題
2015年5月28日タカタのエアバッグ問題が再燃し始めた。5月13日以降、日系自動車メーカー7社が新たにリコールを実施。19日には米当局がリコール対象地域を全米に拡大すると発表した。
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JT飲料争奪戦に勝利でも 晴れないサントリーの憂鬱
2015年5月28日ついに、飲料業界の命運を握る“天下分け目の戦い”に決着がついた。本誌5月30日号で既報の通り、JT(日本たばこ産業)の自販機子会社ジャパンビバレッジホールディングスを手中に収めたのは、業界2位のサントリー食品インターナショナルだった。
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不適切会計の過半を占める 東芝の〝非スマート〟メーター
2015年5月28日5月2日、東京電力のホームページ上に出されたお知らせを見て、あるメーカー関係者は戦慄した。それは「電気メーター検針員募集の案内(武蔵野支社)」。使用した電力量を目視確認する検針員を募集するものだった。
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全国で建設ラッシュ間近!? 外国人観光客で沸く温泉施設
2015年5月28日「浅草ビューホテル」などを手掛ける日本ビューホテルが、今秋開業予定の大型商業施設「ららぽーと立川立飛」の近くに、ホテルを建設することが分かった。同社は東京都立川市中心部に広大な土地を所有する立飛ホールディングスと5月、業務提携。2020年に客室数200程度のホテルを開業する計画だ。
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大阪都構想廃案で劇場終幕 「ポスト橋下」焦点は民営化
2015年5月22日「大阪都構想」の是非を問う住民投票が今月行われ、反対多数で否決された。橋下徹・大阪市長は政界引退を表明したが、大阪経済の立て直しという本来の課題は残されたままだ。
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自己資本比率7.4%に転落 改善策なきワタミの絶体絶命
2015年5月22日ワタミの経営に黄信号がともっている。2期連続の最終赤字に陥り、財務状況が急激に悪化しているからだ。2013年3月期末、自己資本比率は25.4%、純資産は320億円あった。それが、15年3月期末にはそれぞれ7.4%、102億円にまで落ち込んだ。
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混迷シャープ 中期計画骨抜きの深層
2015年5月22日経営再建中のシャープが、巨額赤字の中で打ち出した中期経営計画に批判が集中している。銀行が再建を主導しながら、一体なぜ骨抜きになったのか。深層を探る中で、見えてきたのはとんでもない実態だった。
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資生堂が美容部員を正規採用 低迷市場で戦略転換した訳
2015年5月21日「ブランド価値の伝道師」――。化粧品最大手、資生堂の魚谷雅彦社長は4月末の中期経営計画発表の席上、美容部員をこう称して彼女らを11年ぶりに正社員採用するという戦略転換を打ち出した。2017年12月期を最終年度とする中計の最終目標で、連結売上高9000億円(15年3月期、同7777億円)を掲げるなか、国内市場のてこ入れの1つに美容部員の正規採用を盛り込んだのだ。