記事一覧:News & Analysis519

  • スカイマークがANA傘下に第三極消滅で揺らぐ低運賃

    News & Analysis
    スカイマークがANA傘下に 第三極消滅で揺らぐ低運賃

    2015年8月10日

    スカイマークの債権者集会は、ANAホールディングス陣営の逆転勝利で幕を閉じた。ANAは安くない"代償"を払った模様だが、なぜそこまでしてスポンサーになったのか。

  • 日経新聞 英フィナンシャル・タイムズ買収デジタル&グローバル化への大いなる賭け

    News & Analysis
    日経新聞 英フィナンシャル・タイムズ買収 デジタル&グローバル化への大いなる賭け

    2015年8月4日

    日本経済新聞社が、国内メディアとしては異例の海外メディア買収という大きな賭けに打って出た。世界的な影響力を誇る有力経済紙FT巨額買収の先に、何を見据えているのか。

  • 独自動車3社が群がったノキア地図事業買収の狙い

    News & Analysis
    独自動車3社が群がった ノキア地図事業買収の狙い

    2015年8月4日

    フィンランドの通信大手ノキアの地図事業をめぐる買収合戦が、ついに決着する見通しとなった。7月21日、欧米各メディアは、独自動車大手のアウディ、BMW、ダイムラーの3社連合がノキアの地図事業「HERE(ヒア)」を買収することで大筋合意に達したと一斉に報じた。買収額は約27億ユーロ(約3700億円)で、近く最終合意に至る予定だ。

  • サントリー「本体上場」か創業家の相続問題に課題

    News & Analysis
    サントリー「本体上場」か 創業家の相続問題に課題

    2015年8月4日

     「サントリーホールディングス(HD)の経営陣に対して、幾度となく提案してきたこと。“本体上場”は既定路線だ」(ある金融機関幹部)。7月28日、「サントリーHDが上場検討」との一報に、酒類業界は色めき立った。それとは対照的に、金融関係者らの反応は驚くほど冷静だった。

  • 債権者集会目前に泥仕合!大詰め迎えるスカイマーク再建

    News & Analysis
    債権者集会目前に泥仕合! 大詰め迎えるスカイマーク再建

    2015年7月30日

    スカイマークの再生計画をめぐり、スポンサー同士の争いが熾烈さを増している。8月5日の債権者集会がヤマ場だが、認可されるには二つのハードルをクリアしなければならず、関係者は必死だ。

  • バーバリーなき三陽商会が売り場を7割守れた裏事情

    News & Analysis
    バーバリーなき三陽商会が 売り場を7割守れた裏事情

    2015年7月30日

    6月末で英バーバリー社とのライセンス契約が終了した三陽商会。後継ブランドのマッキントッシュ ロンドンを263売り場で新たに展開するが、そもそも同ブランドはなぜ、これほど売り場を確保できたのか。

  • ウインドウズ10を無料提供大転換に賭けるMSの真意

    News & Analysis
    ウインドウズ10を無料提供 大転換に賭けるMSの真意

    2015年7月24日

    ウインドウズ7以降のユーザーは1年間、無料でアップグレードできる──。かつてない配布方法を採り、ウインドウズ10が7月29日から提供開始となる。「ウインドウズ10は、これまでのOSの概念を超えて“サービス”になる」と平野拓也・日本マイクロソフト社長は言う。

  • 小売業から金融、運輸まで消費者契約法見直しで大打撃

    News & Analysis
    小売業から金融、運輸まで 消費者契約法見直しで大打撃

    2015年7月23日

    何とか見直しはできないのか――。今、内閣府の専門調査会で静かに進んでいる、ある法律の改正議論をめぐって、業界団体の見直しを求める働き掛けが活発化している。7月に入ってから、楽天などの新興企業で成る新経済連盟をはじめ、企業法務の集まりの経営法友会らが相次ぎ意見書を提出。それまでにも新聞業界が出て、広告業界も動いている。多種多様な企業が声を上げるのも、俎上に載せられているのが消費者を対象にした全てのビジネスに関わる「消費者契約法」であるからだ。

  • もはや中国勢を無視できない経産省が板ガラス3社に苦言

    News & Analysis
    もはや中国勢を無視できない 経産省が板ガラス3社に苦言

    2015年7月21日

    6月26日、経済産業省からひっそりと発表された報告書(「板ガラス産業の市場構造に関する調査報告」)の内容が波紋を呼んでいる。経産省のメッセージを要約すると、こうなる。「世界的に見て、日本の板ガラス業界は供給過剰の状態にある。将来的に国内需要は縮小に向かうことから、設備の統廃合を含めた再編に踏み切るべし」(業界関係者)。

  • 不正を誘った究極の社内論理東芝、不正会計の呆れた実態

    News & Analysis
    不正を誘った究極の社内論理 東芝、不正会計の呆れた実態

    2015年7月16日

    東芝の不適切会計問題が、大詰めを迎えている。第三者委員会の調査により、歴代3社長の下で、営業利益が1700億円水増しされていた構図が判明し、組織的な不正が認定される見通しだ。これほどの不正がどのようにしてはびこってきたのか。真相に迫った。

  • ソフトバンクが目をつけた広告技術の有力ベンチャー

    News & Analysis
    ソフトバンクが目をつけた 広告技術の有力ベンチャー

    2015年7月16日

    国内では成長スピードが鈍化している通信事業に代わり、海外のインターネット企業に投資を続けているソフトバンクグループ。同社が長らく「広告産業」を投資ポートフォリオの一角に入れていることは意外に知られていない。

  • 若手が生んだ「電子ペーパー時計」ソニー、原点回帰への胎動

    News & Analysis
    若手が生んだ「電子ペーパー時計」 ソニー、原点回帰への胎動

    2015年7月15日

    14年4月、ソニーに新規事業創出部という社長直轄の部署が設置され、若手社員5人による電子ペーパーを使った新たな製品開発が本格始動することになった。その開発第一弾が、電子ペーパー時計の「FESウオッチ」(価格は2万9700円)だ。

  • 引き抜き外国人が電撃退任高報酬に社内外から不満の声

    News & Analysis
    引き抜き外国人が電撃退任 高報酬に社内外から不満の声

    2015年7月10日

    「株主の皆さまには、ご心配、ご迷惑を掛けて誠に申し訳ない」。製薬大手、武田薬品工業の定時株主総会が開かれた6月26日。長谷川閑史会長は、株主たちを前にそう謝罪した。武田は、総会直前になって議案を修正するという赤恥をかいていた。総会のわずか2日前、再任予定だった武田初のCFO(財務最高責任者)、フランソワ・ロジェ氏が電撃退任したのだ。

  • セイコーが半導体事業を分社提携先候補にルネサスも浮上

    News & Analysis
    セイコーが半導体事業を分社 提携先候補にルネサスも浮上

    2015年7月10日

    知る人ぞ知る企業が次なる半導体再編の台風の目となるかもしれない。セイコーホールディングス(HD)傘下の半導体事業子会社、セイコーインスツル(SII)が、事業を分割し日本政策投資銀行との合弁会社として新たに編成し直すと発表したのだ。7月中にも正式契約を結び、2015年度第3四半期中の会社設立を目指すという。

  • “3度目の正直”の社長交代スズキ、長期政権後の多難

    News & Analysis
    “3度目の正直”の社長交代 スズキ、長期政権後の多難

    2015年7月9日

    社長交代劇が起きたのは、株主総会からわずか4日後のことだった。6月30日、スズキで37年もの間、トップを務めてきた鈴木修会長兼社長CEO(85)が、社長ポストを長男の鈴木俊宏副社長(56)に委ねる“世襲人事”を発表した。自身は会長CEO職に留まる。

  • 三菱に訳ありラブレター法的バトル迫る製紙再編

    News & Analysis
    三菱に訳ありラブレター 法的バトル迫る製紙再編

    2015年6月26日

    「お送りした〝ラブレター〟は読んでいただけましたか?」。6月9日、紙卸売業界の組合が都内で開催した創立30周年記念大会。製紙会社や紙の販売会社のトップなど約200人が集まる会場で岸本晢夫・北越紀州製紙社長が鈴木邦夫・三菱製紙社長にこう切り出すさまを、周りにいた面々は固唾をのんで見守っていた。

  • 残留経営陣の下で深まるシャープ液晶事業の迷走

    News & Analysis
    残留経営陣の下で深まる シャープ液晶事業の迷走

    2015年6月26日

    取締役の退任を求める株主らの怒号が飛び交った、シャープの株主総会。明解な構造改革の道筋すら示せず、歯切れの悪い回答を繰り返す首脳陣の下で、時に同社の屋台骨を支え、また業績悪化の元凶となってきた液晶事業が、いよいよ迷走し始めた。

  • サントリー新商品で激化必至泥沼化の勝者なきビール業界

    News & Analysis
    サントリー新商品で激化必至 泥沼化の勝者なきビール業界

    2015年6月24日

    ビールの国内市場で生き残りをかけたサバイバルゲームが、さらに激しさを増しそうだ。サントリービールは、9月8日より、ビールの新商品「ザ・モルツ」を発売することを発表。水谷徹社長は記者会見の席で「将来的には、業界で定番と認知される1000万ケースの出荷数量を目指す」という目標を掲げた。

  • 旭硝子が新製品に埋め込む一発逆転のビジネスモデル

    News & Analysis
    旭硝子が新製品に埋め込む 一発逆転のビジネスモデル

    2015年6月20日

    今年の春より、液晶ディスプレイガラスで世界2位の旭硝子は、〝ガラスにガラスを張る〟という世界初の新製品(「インフォベール」)の本格販売を開始した。水面下で温めてきた3年越しの計画だ。

  • 海外子会社破産で巨額損失LIXILが提示した“教訓”

    News & Analysis
    海外子会社破産で巨額損失 LIXILが提示した“教訓”

    2015年6月12日

    国内最大手の住宅設備メーカーのLIXILグループは6月8日、不正会計処理が発覚した子会社の独ジョウユウが破産手続きに入ったことにより延期していた2014年度連結決算の詳細を発表した。

定期購読キャンペーン

記者の目

  • 編集委員 藤田章夫

    新NISAを追い風にする保険業界のしたたかさ

     新NISAが1月からスタートし、保険の販売には逆風かな?と思っていたら、「むしろ追い風になっていますよ」との声が多数。
     資産運用の相談に来た人に、「投資信託は資産が減ることもありますが、変額保険の死亡保険金額には最低保証があります」と言えば、「保険の方がいいか」となるようです。
     本来は、資産を運用したいのか保障が欲しいのか、目的に応じて使い分けたいところですが、これがかなり難しい。
     そこで、保険ジャーナリストの森田直子さんとファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さんに、保険と運用それぞれの立場から対談を行っていただきました。面白過ぎて、対談時間はあっという間に過ぎました。ぜひご一読ください。

  • 副編集長 名古屋和希

    “予定調和”の買収は今後減少?

     第一生命ホールディングスが3月に福利厚生代行のベネフィット・ワンを買収しました。この買収劇は異例の展開をたどりました。
     先に買収を表明したのは医療情報サイト運営のエムスリーでした。そこに第一生命が参戦したのです。結局、エムスリーよりも好条件を提示した第一生命が買収戦を制しました。大企業による対抗的な買収は極めて珍しいものです。
     従来、事業会社はイメージ悪化などを恐れ、「敵対的」な買収を控えてきました。ただ、近年はルール整備などを背景に「同意なき買収」が広がる機運が出ています。買収が活発になれば、企業・業界の新陳代謝も促せます。今後、“予定調和”の買収は減っていくかもしれません。

最新号の案内24年4月27日・5月4日合併特大号

表紙

特集保険vs新NISA 今「契約したい保険」は? 生保商品ベスト&ワーストランキング

保険とNISA、どちらに資金を振り向けるべきか──。新NISAをきっかけに投資熱が高まる中、多くの人が抱える悩みだ。そこで保険とNISAで迷ったときの考え方や保険の見直し方、保険のプロ29人が辛口採点した生命保険商品ランキングを、業界の深部…

特集2変局 岐路に立つNHK

NHKが大きな岐路に立たされている。今国会で放送法改正案が可決されれば、ネット視聴も受信料徴収の対象となる。一方で、今後、NHKの受信料収入は人口減やテレビ離れを背景に先細る可能性が高い。職員数1万人を誇る巨大公共放送機関は、「みなさまのN…