記事一覧:News & Analysis519件
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News & Analysis
夏の飲料市場に新分野が誕生 熱中症対策飲料が販売急増中
2013年7月31日梅雨明けとともに、飲料業界にとっては年間で最大のかき入れ時となる夏がやってきた。酒類課税出荷統計(1-6月累計)によると、酒類に関しては、ビール類計、ビール、発泡酒とも年間の落ち込み率が過去最大となり、伸びているのは唯一発泡酒だけという例年通りの傾向。だが清涼飲料で今年はちょっとした異変が起きている。熱中症対策飲料という新たなカテゴリーが新たにできつつあるのだ。
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News & Analysis
大手最後発でホンダ参入でも漂う 「超小型モビリティ」ガラパゴス化の危機
2013年7月30日7月18日、ホンダがさいたま市とタッグを組んで超小型モビリティの実証実験を開始すると発表した。超小型モビリティとは、自動車よりコンパクトで1~2人用程度の車両のこと。ホンダは、熊本県、沖縄県宮古島市とも包括協定を締結したばかりで、さいたま市を加えた三つの自治体と共同で実験をスタートさせる。今秋より順次、実車が公道でお披露目される予定だ。
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News & Analysis
【サムスン電子】 稼ぎ頭のスマホ「ギャラクシー」を支える アップルの10倍の広告宣伝費の死角
2013年7月26日世界最大の家電メーカーの座に君臨するサムスン電子。2012年に売上高約16.5兆円、営業利益約2.4兆円を記録した巨大企業の主力商品は、どのような仕組みで伸びているのか。
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News & Analysis
円高修正で韓国・中国勢に“挑戦状” 今治造船グループが仕掛ける反転攻勢
2013年7月26日「これは、ちょっと言い過ぎかな」。7月17日午後、都内で“年に1回開かれる事業方針説明会”の席で、今治造船の檜垣幸人社長は、目をキョロキョロさせておどけてみせた。
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News & Analysis
買収拡大のLIXILと自前主義のTOTO 二大トイレメーカー、真逆戦略の成否
2013年7月22日国内住宅設備機器最大手のLIXILグループによる大型買収がまたしても業界で大きな話題となっている。6月28日、LIXILは米国のトイレメーカー、アメリカンスタンダードの北米部門を買収すると発表した。買収額は、引き継ぐ負債(2億ドル)も含めて5億4200万ドルを予定する(買収完了は8月の予定)。
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News & Analysis
SCOOP!! 外銀初の邦銀買収、中国信託が東京スターを傘下に 破談の危機乗り越え、株主と基本合意へ
2013年7月19日台湾大手の中国信託商業銀行が週明けにも、東京スター銀行の買収について、株主団と基本合意する方向で最終調整に入っていることが分かった。複数の関係者が明らかにした。
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【三菱UFJ信託銀行】 激変する信託業界の中で “いいとこ取り”戦略で優位性の維持なるか
2013年7月19日三井住友信託が規模の大きさを利用して新規顧客の獲得に走り、みずほ信託がグループの顧客基盤をフル活用して効率性を追求する中、長く業界の盟主だった三菱UFJ信託は優位性を保てるか。
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News & Analysis
ファンケルが国際仲裁で香港企業に”敗訴” 台湾、シンガポール事業に漂う暗雲
2013年7月19日ファンケルの台湾、シンガポールでの化粧品事業展開に暗雲が漂っている。ファンケル単独で両国の事業を展開していることについて、資本・業務提携先である香港のCMCホールディングスグループと係争していたが、6月下旬に国際仲裁機関がCMCの主張を認め、ファンケルの“敗訴”が確定したことが本誌の調べで判明した。
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韓国サムスンに続きLGから大量受注に沸く シャープ液晶事業に残された賞味期限
2013年7月18日韓国二大メーカーという“二刀流”は、シャープの経営再建への福音となるのか――。今年6月ごろから、シャープの液晶パネルの主力生産拠点である亀山第2工場(三重)では、昨年夏にわずか3割ほどしか動いていなかった“凍れる生産ライン”が息を吹き返しつつある。
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太陽光発電の申請が何と原発20基分! “認定量”世界一でも喜べないお寒い現実
2013年7月16日「数字だけは世界トップに躍り出ましたね」。ある業界関係者は、国内の太陽光発電の現状についてこう話す。2012年7月に導入された再生可能エネルギーの全量買い取り制度の追い風を受け、普及が進む太陽光発電。その中で、買い取り条件となる「設備認定」の量が、驚異的なペースで伸びていることが業界の関心の的となっている。複数の政府関係者によると、今年3月末までの総出力は累計で2000万キロワットに達するもようだ。
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【グーグル】 相次ぐ買収でサービスを改善 利用者増に邁進する無料モデルの支配力
2013年7月12日無料のサービスを展開しながら2012年の売上高が5兆円を突破、今年に入っても相次ぐ買収でさらなる拡大を見せている。その力の源泉はどこにあるのか。
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SCOOP続報!! 歴代社長4人が中枢から退去 シャープの“伏魔殿”が解体へ
2013年7月11日「歴代社長の部屋をそのまま残すのですか。ゾンビ経営から決別できるのですか?」――。6月25日、大阪市内で開かれたシャープの株主総会でのこと。2年累計で9213億円の最終赤字を計上した経営首脳陣に向けて、会場に集まった株主の1人が、質疑応答の時間に質問を投げかけた。
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【コスモ石油】 千葉製油所の長期停止で財務悪化 疑問符がつく再建計画
2013年7月5日度重なる事故で長期停止した千葉製油所が今月、再稼働を果たす。有利子負債が8429億円にまで膨らむなど財務は大幅に悪化している。会社が主張する通りに再建の道筋はついているのか。
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IHIと日揮がブラジル造船所出資で 狙うペトロブラスへのパイプづくり
2013年7月5日6月27日の午後7時半、東京・青山の瀟洒なレストランで、ひっそりと日本の造船業の将来を占う調印式が開かれていた。集まったのは、日本とブラジルの造船業界を結ぶ立役者ばかり。
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カネボウが美白化粧品を自主回収 回収費用50億円、親会社花王にも打撃
2013年7月4日「(自主回収による)カネボウ全体への影響は分からない。ただ、品質で失った信頼は、より良い品質の製品を作って回復していくしかないだろう」――。カネボウ化粧品グループは4日、美白成分「ロドデノール」の配合された一部の化粧品を自主回収すると発表した。白斑と呼ばれる、肌がまだらに白くなるトラブルが確認されたという。皮膚科医からの指摘により調査したところ、39例のトラブルが把握できた。
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サントリー食品の上場で 加速する国内外のM&A合戦
2013年7月4日7月2日、サントリーホールディングス(HD)の中核事業会社であるサントリー食品インターナショナルが東証1部に上場した。初値は公募・売り出し価格を上回る3120円。株式時価総額は約9700億円と、食品業界ではキリンHD、アサヒグループHDに次ぐ規模の上場企業が誕生した。
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アジア人向け大衆エンタメ路線に傾斜する 「凌雲閣」再現の浅草六区再開発の狙い
2013年7月3日かつて日本一の歓楽街とうたわれた「浅草六区」の再開発が始まる。中でも注目されるのが、「浅草名画座」などが入っていた浅草中映劇場跡地。松竹の完全子会社の中映が運営していたが、老朽化のため2012年10月に閉館した。その建て替え後の姿が最近、明らかになった。
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旧行意識、三番手意識の払拭なるか みずほ完全統合で背負う重い課題
2013年7月3日6月4日夜、東京・内幸町。ある建物の中に、サッカー日本代表のワールドカップアジア最終予選に熱い声援を送るため約800人が集った。旧みずほ銀行本店の講堂に、首都圏から行員が集結、大型スクリーンで試合を観戦したのだ。その中には、みずほフィナンシャルグループ(FG)の社長で、合併後のみずほ銀行の頭取も兼任する佐藤康博社長の姿もあった。
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ポスト中国は東南アジア観光客! イスラム対応に急ぐ日本政府の本気
2013年7月3日礼拝堂の設置やハラル(イスラム教の戒律にのっとった)フード、レストランの整備を急げ――。ほんの数年前まで、中国人観光客を増やそうと躍起になっていた日本政府が、今度は東南アジア諸国からの観光客誘致に軸足を移している。