19世紀の末に、英国で「大学拡張運動」というのがあった。大学に蓄積された高度な知識を、大学に進学する機会を持たない人々にも広めようと、名だたる大学が公開講義を行ったり、講師を地方に派遣するなどして、学問系統を問わず多くの講義を行った。集まった聴衆の熱意はすさまじく、初めはしぶしぶの感があった講師たちもその手応えに魅了され、中には本職をなげうって拡張講義に専念する者まで現れた。この運動が基になって、今日のオープン・ユニバーシティができた。テレビとラジオを使うことで、拡張の範囲はさらに広がっていった。日本の放送大学も、これを一つのモデルにしたといわれている。

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