本誌独自!投資商品ランキング
下ブレしにくい投信&株はこれだ

 週刊ダイヤモンド11月23日号は、「守る」資産運用の特集です。

 資産運用、投資という言葉は、どちらかと言えば「攻め」のイメージが強く、元本割れのリスクを考えると、「預金のままでいい」と考える人が多いのではないでしょうか。日本の個人金融資産1600兆円の5割超が現預金であることがそれを証明しています。

 しかし、今後じわじわと物価が上昇に転じ、日本がデフレから脱却してインフレへ向かうとすれば、名目上の金額は変わらなくとも、預金の実質的価値は目減りしていきます。デフレ時代とは逆のことが起こるのです。そんな時代に、資産を減らさないようにするために提案したいのが、「守る」資産運用です。

 今回の特集では、投資初心者が最も気にしている「元本割れのリスク」を最小限に抑えるために、「下方リスクモデル」という新しいリスクの考え方を参考にしました(詳細は特集ページをご覧ください)。

 100年に1度といわれるリーマンショック級の下ブレリスクも想定し、元本割れの許容度(ゼロ、20%、40%)に応じた最適の資産ポートフォリオを算出しました。

 さらに、本誌初・独自の取り組みとして、国内で販売されている主要な投資信託商品249本を、コスト、リスク、リターンを基にランキングしました。低コストで、リスクとリターンのバランスが取れた商品がきっと見つかるはずです。

 いよいよ来年1月から始まるNISA(少額投資非課税制度)についても、基本の「き」から裏技まで活用法をまとめてありますので、参考にしてみてください。

 従来のようなリスクを取ってリターンを狙う資産運用とは一線を画し、「守り」に重きを置いた新しい資産運用特集を、ぜひお役立てください。

(『週刊ダイヤモンド』副編集長 前田 剛)