アイルランドは、欧州で最も低い法人税率と英語圏であることを競争力の源泉に、1990年代から高い経済成長を達成していたが、2000年代前半に、欧州中央銀行(ECB)が当時不景気だったドイツを支えるためにユーロ圏の金利を低く抑えたことで、国内経済は過熱していくことになった。リーマンショックを契機とした不動産価格の急落で、銀行は巨額の損失を抱えることとなり、08年10月、アイルランドは、金融システムの安定化を目的に、銀行の債務に対して全面的な政府保証を行った。これで銀行は損失処理に必要な資金を国から調達できたが、一方政府は、支援に必要な資金を無制限に供給する義務が生じた。

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