約15年間の現職中、特捜部に所属すること約9年。著名事件の捜査に数多く関わり、社会の「裏の裏」を見てきた。証拠物の改ざんにまで手を染めた主任検事。それが私だ。 602日間の獄中生活を経て、社会復帰から既に1年余り。厚生労働省の村木厚子事務次官やそのご家族の皆様をはじめ、すべての関係者の皆様に対し、改めてこの場をお借りし、衷心より深くお詫び申し上げます。私はこれまで、フェイスブックなどで刑事司法制度の現状や問題点を指摘してきた。反省を重ね、少しでも「罪滅ぼし」をするべく、無力な自分にできることは何かと思い悩んだ結果、インターネットという簡易迅速な媒体を使い、専門的な問題点をできるだけ分かりやすい言葉で多くの方々に示し、真の検察改革に向けた判断材料の一つにしてほしいと考えるに至ったからだ。組織を離れ、特異な経験をした人間だからこそ、見えてくるものや、語れることもあるはず。この連載では、日々のニュースなどを題材にしつつ、独自の切り口で、今の社会や経済、政治を見ていきたい。

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