「松下産業団は増産顕著」──。第2次世界大戦中の1942年9月11日号の本誌にはそんな見出しが躍っている。民需中心の家電メーカーながら、松下乾電池や松下無線、松下金属などの傘下企業が、戦時下の“時局製品”の増産に努め、著しい成長を遂げているという記事である。18年創業の松下電器産業(現パナソニック)と13年創刊の「週刊ダイヤモンド」は、ほぼ“同世代”といえる。本誌は、日本を代表するこの企業をどう報じてきたか、主に戦後の記事を振り返りながら検証しよう。終戦から1年余りがたった46年10月1日号では「立ち直りの早い会社の研究」として松下電器を扱っている。戦前から、すでに松下幸之助は出色の経営者として注目されており、本誌でも経営者座談会などで登場する機会があったが、戦後においては、新たな日本経済界を牽引する存在として頻繁に誌面を飾るようになる。

この
続きは

デジタルサービス<ウェブで読む>を利用する

ログインすると本サイトのすべての記事がお楽しみいただけます。
定期購読者の方で、デジタルサービスをお申し込みの方はログインしてください。

  • パソコン
  • タブレット
  • スマートフォン

ID・パスワードをお忘れの方

※著作権等の理由により、一部の記事・写真・図版が欠けている場合があります。