本書は、一橋大学経済学部の教員32人によるオムニバス形式の経済学の入門書である。各教員が自分の専門分野に関して、その基礎概念や時事問題を手短に解説している。取り扱っている分野も、ミクロ、マクロ、統計学といった基礎理論から、財政、金融、国際経済、産業組織、医療経済学、経済史など応用分野まで幅広い。300ページ余りの本でカバーする分野としては欲張った感は否めないが、テーマごとに自己完結的であり、短編小説集的な読み物に仕上がっている。限られたページから、経済学の鳥瞰図を楽しむことは難しいかもしれないが、取り上げられたテーマに関して、「経済学ではこのように考えるのか」が、専門外の読者にも十分に理解できるように工夫されている。

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