第2の矢として機動的な財政政策を打ち出し、財政赤字を拡大させた安倍政権だが、2020年度にプライマリーバランス(基礎的財政収支。キーワード参照)を黒字化するという財政再建に向けた国際公約は堅持する姿勢を見せている。はたして安倍マジックで財政再建はできるのか。図3‐9、3‐10は、BNPパリバ証券が行った安倍政権の経済政策に基づく財政シミュレーションだ。13年度末と15年度前半にそれぞれ10兆円程度の補正予算が編成されることを前提に、(1)楽観シナリオ、(2)悲観シナリオ、(3)悲観シナリオを避けるために金利を低く抑制するシナリオの三つがある。(1)の楽観シナリオでは、日本銀行が大量に国債を購入し金融緩和を拡大することでインフレ2%が達成される。16年度以降の実質経済成長率は0.3%とし、長期金利は3.3%程度と緩やかな上昇にとどまる。社会保障費については自然増が続く前提だ。

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